KSC KINGCOBRA ULTIMATE BLACK MODEL 4in/KSC TROOPER MKⅤ 4in
M93Rに引き続き、KSC商品のキングコブラ ウルティメット ブラックモデル4inとトルーパー マークV4inを紹介していきます。
KSCはM93Rに引き続きキングコブラの発表しました。実銃同様にパックマイヤーのラバーグリップを標準装着、しかしグリップの輸入の関係で、発売が遅れたと記憶しています。
何となく発売直後には飛びつかなかったが、それが良かった。1996年の10月にはHWを研磨して黒染めしたウルティメットブラックモデルが各銃身長500挺限定で発売されました。
限定とならばと、これは直ぐに買わねばと明和模型へ走りましたよ。シリアルはNo.000443です。その仕上げは私が初めてブルーイングしたMGC32オートよりも綺麗で、ちょいと落ち込んでしまいましたよ。
初めて体感するコルトMKⅤ系のアクションもスムースで、これまた驚きであまりにも気に入って、その翌週には古本屋にいったりして、資金をつくり2.5inを買いに行ったくらいです。
KSCは後に1997年にピースキーパー、1998年にトルーパーMk-Ⅴと実銃とは逆の順番で発売していきます。
ピースキーパーはMGCからトルーパーMK-Ⅲのバレルを変えただけのウソンコモデルを発売してましたね。一時、持ってましたけどねw
KSCのピースキーパーはHWの色合いが実銃のマットブラックフィニッシュと似ていてリアルなのですが、なんか安っぽいところも見事に似ていましたね。
トルーパーMk-Ⅴはピースキーパーと差別化するためかニッケルフィニュッシュモデルを発売しました。Mk-ⅤのイメージはGun誌1982年11月号のちょっと安っぽいブルーフィニュッシュのイメージではあるが、銀ギラのニッケルフィニュッシュとアルタモントの木製グリップの組み合わせが綺麗で、グリップも4inと6inではデザインが違うもので、それぞれに魅力的で悩んだものでした。
しかしキングコブラの4inと2.5inがあるので、Mk-Ⅴまで手を出すかどうか悩んでいて、しばらく空けてしまうのですが、コレクションをある程度整理し、幅を増やしていこうという考えでキングコブラの2.5inをむげんに委託販売に出し、Mk-Ⅴの4inをフロンティアで購入となりました。シリアルNo.001156です。
パイソンのバレルから、ヴェンチレイテッドリブを受け継いだのがMk-Ⅴで、フルレングスのシュラウドを受け継いだのがキングコブラ。Mk-Ⅴアクションにパイソンのバレルを付けて、ノンフルーテッドシリンダーにしたグリズリーも出してくれると面白いのだが
握りやすいパックマイヤーのラバーグリップ、これでコルトのメダリオン付きならいうことなし。見た目が良いアルタモントのグリップも握った感じは悪くないけど、個人的にはパックマイヤーの方がしっくりきます。
グリップを取り替えてみた。Mk-Ⅴはニッケルフィニュッシュながら地味になってしまった。キングコブラのウルティメイトブラックにアルタモンタも思ったよりパッとしないですね。
KSC純正のカートリッジのリムには「FEDERAL 357MAGUNUM」の刻印があります。
立ててあるカートリッジは左から、KSC純正、2番目からマルベリーフィールドの発火用リアルカートリッジ、3番目は空撃用(メッキのせいかMk-Ⅴに装填するのはきつい)、4番目はスーパーカートリッジ(弾頭部を外せば装填可)、一番右は実物ダミーカートリッジです。
MGCのMk-Ⅲのメカは各部の形状に違いはあれど、動きは実銃とは同じである。進化したキングコブラ(Mk-Ⅴ)のメカであるが、基本的にはMk-Ⅲと変わらない。
DAでハンマーストラットを押し上げるリリース・サーフェイスを急角度にして、早くハンマー上がり、落ちるようにした。そしてメイン・スプリングを長く柔らかいものにして、トリガープルをソフトにしている。
個体差かメッキのせいか、Mk-Ⅴはキングコブラに比べると、アクションが少し渋いです。
コルトのDAリボルバーを集めてみた。コルトの2006年のカタログを見たら、DAリボルバーは姿を消して、SAAとガバとM16だけと寂しい限り。実銃の世界でも、リボルバーはS&Wが意地で頑張っているという状況だから仕方が無いのか。モデルガンの世界ではKSCにはパイソンを作ってもらいたいと、キングコブラとMk-Ⅴを弄る度に思ってしまいます。タナカのぺガサス物のモデルガン化、HFにもDTだけでなくポリスポジティブ、コブラ、ダイヤモンドバックとか広げていってもらいたいです。
2006年のKSCカタログ Qualityより
KSCはM93Rとキングコブラという素晴しいモデルガンを発売したが、以降はバリエーションの展開のみなのは寂しい限りだったが、ここにきてSIG P230が噂されております。「SP 警視庁警備部警護課第四係」の映画版が公開される頃には発売されるのでしょうか。M945のモデルガン化も是非とも実現して欲しいです。