HARTFORD

2020年5月31日 (日)

HWS SMYTHON 6inch/KOKUSAI SMYTHON-4in.MODEL R

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前回に引き続き、勢いの乗っているところでHWSスマイソンの塗装が終わりましたので、コクサイのスマイソンと共に紹介していきます。

ちなみにMGCスマイソンキャリーコンプ購入資金 になりました。

 

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Gun誌1983年8月号より、CMCスマイソン新発売の広告

 

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Gun誌1983年10月号の広告より 

 

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CMC時代に買えなかったスマイソンですが、2002年にHWSから再販されたときはHWの地肌とグリップをどうするかと思い悩んでいるうちに姿を消して、2016年にCMC純正のスマイソンのプラグリップ付きで再販、同型の木製グリップも発売ということで、ワイドトリガーでなくなったのは残念ですがマルゴーとハートフォード東京店へ行くも売り切れ(後に木製グリップを購入)で赤羽フロンティアに行きました。

 

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購入時の検品で分かっていたのですがバレル下側のパーティングラインが荒く削られていて、それでも消えていないヒケがあったのですが、最後の一挺ということで仕方がなく購入しました。

 

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ヒケは削って誤魔化せそうになかったので塗装しかないかと、でもM10のブルーイングが上手くいったらスマイソンも、という考えがあったのですがブルーイングは難しいのでヒケはパテで埋めて塗装することに。前回で余ったブルースチールを下地に塗ってからメタルブルーコートを噴きました。

 

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ハンマーとトリガー、リアサイトもブルーイングし直したい所ですが、別の機会に。

 

CMCの時には無かったのですが、フレームとバレルの間に段差があります。CMCの時よりリアサイト部分のフレームの厚みが薄くなっている様に見えます。

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キャロムショットのメタルブルーコートで塗装したHWSスマイソン、ガンブルーカラーで塗装したマルシンM586 、ブルースチールで塗装したHWS M10 。

 

メタルブルーコートも画像より青くはなく、悪くないのですがガンブルーカラーの方が黒くて好みです。ブルースチールは青過ぎますが、これもまたアリかと思っています。今度は他社のも試したいですが、塗装後の強度はキャロムより低いらしいのが気になります。

 

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フレームに映るぼんやりとシリンダー。

塗装乾燥後、磨いたりしましたがもっと厚塗りして磨かないと光沢は出ないものなのでしょうか。

 

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タナカ パイソンコクサイM66 と、6インチで並べてみました。今年3月にスマイソンが再販されましたが6inが無いのは何故なのでしょうか?

 

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Gun誌1983年7月号の広告より、この後コクサイの広告はスーパーウェポンとM586・M686ばかりになります。

 

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Gun誌1995年7月号の広告より 久しぶりの再販後の広告、表面処理が変わりました。

 

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お次はコクサイのスマイソン4インチ(No.394)、セミカスタムとしてグリップがラウンドバットになっています。

コクサイの活動中止で新品の在庫は各種次々と無くなくなり、これは買い逃していたと思い2018年3月にヤフオクにて¥16500+税で落札。C-tecの空撃ち用ダミーカートも付いてました。

上箱がNO.392のM19 4インチMODEL-Rの物になっています。M66 6インチもそうだがコクサイを中古で購入すると上箱の入れ違いが多いみたいです。

 

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再販された物にはサイドプレートにS&Wのマークが入っているのですが、これは無いです。

HWSも悪くは無いですが、アクションのキレはコクサイの方があります。コクサイもHWSもサイドプレートを開けた時のタナカの様なガッカリ感が無いのが良いです。

 

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同じくコクサイのメガヘビーウェイト(MHW)のM29 A.F.モデル と、スクエアーバット用ですがグリップを揃える為にスマイソンに付けているのはVanVeenさんから頂き物です。

コクサイが90年代半ば頃からに発売していたHWモデルガンの色合いが好きになれずに、MHWも同じような物だと思い敬遠していたのですが、実際に手にしてみると別物で、その魅力に気付くのが遅すぎました。

M29 A.F.の表面処理は、メガヘビーブラックフィニッシュと言い重厚感があります。

 

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スマイソンは、リアルUSスーパーブルーフィニッシュという表面処理で光沢があり、フレームにスイングアウトしたシリンダーもよく写ります。

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自分で塗装すれば愛着も沸き、ひいき目で見てるとメタルブルーコート仕上げのHWSも満足出来るのですが、こうして並べるとMHWのコクサイ・スマイソンの方が魅力的です。

 

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当初はコクサイもシュラウドにロッキング・ボルトがあったのですが、金属モデル発売後だと思われますがボール・ヨーク・ロックに変わっています。でしたらロッキンボルト・ピンのモールドを無くして欲しかったのですが、6インチは無くて4インチは残されたままのが残念です。

 

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スマイソン4インチはラウンドバットでないという思いは、Gun誌1981年8月号のイチロー氏の影響もありますが、1984年12月号のジャック氏のサイドワインダー仕様にしたく、本当はバナナグリップを付けたいのですが高騰して中々手に入りません。

イチロー仕様のサービスサイズグリップとグリップ・アダプターは写真で見ると悪くないのですが、実際にはパイソンの立派なバレルで、グリップが貧相に見えてしまいコンバットタイプ・グリップにしております。

 

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コクサイ パイソン・ステンレス4in と、ランドバットなのでコクサイM66 2.5inと。

 

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Kフレーム集合。

今後、KフレームではHWSのM15 4インチがテーパードバレルにしてくれれば欲しいです。それ以外・・・ロンパワーカスタム は、まだ予約してません。ユニバーサルなら無理してでもという気はありますが、Lフレームですね。

 

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水鉄砲の戦士の銃も、メタルブルーコートで塗装しました。マルイのパイソン の時に使った塗料がまだ使えたので木目塗装もしました。

見た目が良くなった所で動かないことに不満が出てきたのですが、HWSがもう少し安ければね。

 

続けてモデルガンの塗装をしましたが、あと九四式 も塗装したいしM4A1M29カスタムも塗装し直したい。いつになることやら。

2020年5月16日 (土)

HWS SMITH&WESSON K-38 Military&Police Model of 1905 (Prenumber M10 Model)

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こんな御時世で家に籠もっているので2015年12月に購入して以来、寝かしてありましたHWSのM10オールド組立キットに手を付けていきます。

 

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パーツを並べた所、小袋に入っていたスプリング類は並べてません。トリガーとハンマーは組立済みです。パーティングライン等気になるところはありますが、今回は本体に集中するため手をつけません。

 

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久しぶりにブルーイングに挑戦しようと研磨したところです。

 

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染めました。画像よりもムラがひどいです。ムラをごまかそうとコンパウンドで磨いた後で色は暗くなっています。

失敗の原因は、パーティングラインのない平面部分の320番や400番の研磨に手を抜いたことと、染めるのを急ぎすぎたことかと思われます。

 

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古いタイプの銃だから、そんなに綺麗なブルーイングでなくとも良いとは思っていましたが、許せる妥協の範囲ではなかったので再度、研磨をやり直してました。

再ブルーイングしようかと頭をかすめましたがマルシンM586 の時の失敗を踏まえて、一部ブルーイングに失敗したら塗装に切り替えようということで、今回はキャロムのブルースチールで塗装しました。

 

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キャロムのガンブルーカラーで塗装したマルシンM586と

キャロムのブルースチール は、クラシックな銃器を表現するための、艶消しのブルーグレイとあります。

塗装したばかりはグレーっぽく、時間が経つとブルーが強くなって行きます。この時の色はあまり良くないと思ってましたが、4・5日経つとブルーが濃くなって来たのと見慣れたのもあってか、これはこれでと思うようになりました。

 

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照明の具合にもよりますが割と実際の見た目に近い色で撮影したものですが、実際は光の反射具合でもう少しグレーっぽく見えます。

 

これ以外の塗装後の画像は、実際はもう少し暗い色だと思って下さい。

ラッシックな銃器を表現するための、イ

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コクサイのM10オールド2インチはストレートバレルでしたが、HWSはテーパードになっています。これが欲しかったのです。

HWSのM10はM19のフレームトップを削って、M10の固定サイトを接着しているのでパーティングラインがあり、出来るだけ消したつもりでしたがバレルピン辺りに残っています。

ロッキングボルトピンを入れる時につけたキズが気になります。

 

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スイングアウトしたシリンダーが、ボンヤリとですがフレームに映ります。

 

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サイドプレートの平面出しをしたらS&Wマークが擦れてしまいました。

 

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ハンマーブロックの無い、サイドプレート4本スクリュー時代のS&Wメカですが、M19ベースなのでサイドプレート下のハンマースタッドのモールドと位置が異なります。

 

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コクサイの4インチコクサイの3インチ金属モデル とミリタリー&ポリス集合。これはかなり青っぽく写っています。

チーフ とボディガードもですが、ミリポリも今ではオートになってしまいました。

 

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この戦士の銃はHWS製では無く、ダイキ工業の水鉄砲です。

銀河鉄道999は昔は好きで原作本も全巻持っていたのですが、最近劇場版も見返してみたものの戦士の銃に7万以上出す情熱は残っていませんので、水鉄砲で良いかと。

M10のついでに塗装しました。M10より重ね塗りの回数は少なく、これ位でも良かったかも知れません。パーティングラインはそのままです。グリップは60番の紙ヤスリをかけたら、安っぽい木製グリップっぽくになりました。

 

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M10のブルーイングが成功したら、HWSスマイソンもブルーイングしようかと思っていましたが最初から塗装で進めようかと思ってます。

塗装も色々試さないとどんな色になるか解りませんから極めるのは大変ですが、とりあえずムラ無く仕上げるのはブルーイングよりは簡単ですからね。でもブルーイングでも綺麗な一挺をいつかは仕上げてみたいものです。

 

2013年1月 5日 (土)

HWS Borchardt Automatic Pistol Model 1893

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あけましておめでとうございます。

永らくお待たせしまして、申し訳ございません。ようやくHWSボーチャード・フルセットの登場であります。
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ボーチャードが世界初の量産自動拳銃というのを知ったのは、リバレーターと同じ「世界の拳銃大図鑑」か「拳銃マシン・ガン大百科」でありました。当時はお尻でっかちで正直、カッコイイとは思わなく、よくぞこれが最高にカッコイイ、ルガーP08に進化したものだと感心しました。後にGun誌でケースにストックやアクセサリーと収まっている写真を見た頃には、金属から成る美しい機械を理解しましたが、その頃はボーチャードのモデルガン化など考えられませんでした。

モデルガンの完全新作なんて今後もう発売されることはないかと、思える時代が続く時もありましたが、しかもHWSとCAWの競作という想像が出来ただろうか。

同時期にモデルガン新作の競作なんて、1991年のMGCとマルシンのベレッタM92系以来では。M92が競作になるのはわかる。ボーチャードは有名な銃であるが商売的にどうかと正直思う、しかし発売してくれたことは嬉しい。

ボーチャードのモデルガン化についてはCAWから発売されるという噂を聞いていたのですが、正式な発表はHWSが先でした。HWS東京店で粉体造形試作品を触らせてもらった時には、これは完成品を何としても手に入れたいと思っていました。

ボーチャードを買うのならフルセットでと最初から思っていたので、先行発売された銃単体を発売後、即購入とはしなかったが、その時にHWSはサイズが小さいということが発覚し、CAW発売まで待とうかと思いましたが、HWSは店頭で見ると仕上げが良さそうで、フルセットの購入資金も何とか工面できたので、CAWの出来栄えも期待できるものですが、我慢できそうもないのでHWSを買うことにしました。

フルセットはケースに全て収まれている状態で販売されていると思っていましたが、銃本体とストック等、発送時にキズが付かない様に各アクセサリーが個包装され、それが一つの段ボール収めれられていたので、店頭で外箱を見たときは驚かされました。

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モデルガン本体。エイジド・フィニッシュはフルセットのみと思っていたが単体でも少数エイジド・フィニッシュのが販売されてました。

銃単体の標準仕上げも真っ黒でなく青味がかかった塗装が綺麗で、それに惹かれてHWSを買おうと決意したのですが、フルセットはエイジド・フィニッシュになることを聞いても、26年式を気に入っていたので、なおさら金属感あって良いと思っていましたが、店頭で単体の標準仕上げを見ると綺麗な方のが良かったと思ってしまったりします。

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複雑な加工がされたストックはホルスター取り付けの為と、ストックにホルスターを付けずにケースに入れた時、トグルハンドルとランヤードリングが収まるような加工もされています。

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ホルスターの形状は実物より、トリガーガード部のラインがなだらかです。

ホルスターとランヤード。ランヤードを取り付けると一枚目の画像の様になります。銃とストックはしっかりと固定されるのですが、ランヤードを肩に掛けるのはちょっと不安です。

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ヒートブルー仕上げのされたドライバーとエキスステンション・ロッドのメンテナンス・ツール

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ボーチャードはトグルストップ機能がないため、メンテナンス時にトグル・ストッパーを必要とします。オイラーとメンテナンス・ロッドがセットされていますが「オイラーにオイルを収めると想定されていません。もれることもあります」と注意書きされています。

バレル内は封鎖されているダミカモデルなのでメンテナンス・ロッドも実際には使用出来ない雰囲気だけなものでも、モデルガンにはその雰囲気が味わえるのが大切。

トグル・ストッパーとかメンテナンス・ツールは価格も安くないので、単品で購入するのには躊躇しそうな物なので、フルセットを購入しようと思った理由の一つです。

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フルセット一通りをケースに収めた所。本来はスペア・マガジンを入れる場所に、ランラードを入れてます。

ホルスターのベルト部がケースの蓋の内貼りに当たって跡がついてしまうのが残念です。

木製ケースの裏側にも、内張りと同じ緑の布が、傷防止かすべり止め為に貼り付けてあります。

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マズル部のアップ。銃口内は4条のライフルリングの奥に横に板状のインサートさらに奥に真鍮棒で完全にふさがれています。

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サイドプレートを外した所に「SPG」の刻印があります。トリガーとシアの関係はP08よりダイレクトです。

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トップ・ビュー

作動について注意はピンクの説明書に詳しく書かれており、最初は装弾数が少ない方が調子がいい。後は慣らしと慣れが必要とのこと。

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セフティ・レバーを押し上げてON。シアバーを直接、ブロックします。

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シンプルな右側面。ルドウィック・ローベ社製モデルは刻印もシンプル、CAWはDWM製と両バージョン発売しそうですね。

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グリップをはじめとして、木製部品の木目の綺麗さや仕上がりは思っていた以上良かったです。グリップ・スクリューのブルーが綺麗で私の頭が写っていますw

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フルセットの付属しているカートのみ、リム刻印入り。ブレット部はねじ込み式で緩んでくるので、固定してもらった方が良かったです。

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フィールドストリッピングと言っても、銃後部のスプリング・ボックス・スクリューを外すところから始まります。この状態から、元に組み立てるのも、説明書にポイントは書かれてますがコツがいり、これ以上の分解は正直面倒そうなので省略してしまった。

説明書は、将来発売するであろう組立キットモデルと共通にするためか、組み立てについて細かく書かれています。

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マルシンP08 6in(マーツ・カスタム)MGC P08 BLK

マルシンP08のHW化が中止になってしまって残念です。マーツ・カスタムはまた予約を受け付けているようです。

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去年の正月で一旦ネタ切れしてしまい、昨年はあまり更新しないにもかかわらず、大勢の方が訪問してくださりありがとうございました。

本年は、タナカから待望のセンチネルが発売されます。その前にボディガードも欲しいし、M500も欲しいとは思っていて、ホルスター類ももう少し充実させたいとは思っているので、何か入手したら、ちまちまと更新はしていきますので気が向いたときに覗いてみて下さい。

今年も宜しくお願い申し上げます。

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2012年3月20日 (火)

HWS LIBERATOR

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リバレーターのことは、Gunに興味を持ち始めて買った「世界の拳銃大図鑑」か「拳銃マシンガン大百科」のどちらに載っていたという、おぼろげな記憶があります。

銃の名前を覚え始めていった時期に、印象に残っているのがモデルガン化されると嬉しくなってしまい、早速、入手してしまいました。

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当時のボックスをも再現してくれたのは嬉しいのですが。コストがかかっても復刻版ボックスは内箱にして、外箱にバーコードやSPGシールを貼る形態にしてほしかったです。製品保護の為に、復刻版ボックスの片側にホチキスを使用しているので、ディスプレイ等に新たに必要な人向けに別売もしているという拘りなのに、何か残念です。

箱から取り出すのが意外と大変で、箱を少し破ってしまった。また戻して蓋を閉めるのも大変です。

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リアルマッコイM1911

手に取ると、思ったよりも大きく重いです。連射出来るわけではないけど、実銃ならばグリップ内にカート10発格納出来るのでガバよりも多いともいえるが、これでドイツ軍と戦いたくはないです。HWSはウエイトで重量を稼いでいます。

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プレスの感じが良く出ていて、塗装も綺麗です。

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コッキングポジション。トリガーを引くともう少しコッキング・ノブ(ハンマー)が下がってから、トリガーコネクターから外れ、前進してプライマーを叩きます。
コッキング・ノブはそのうち黒ずんできそうな感じです。

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グリップ部にカートは、2発格納でき(本体付属は1発)、グリップ内を覗くと「SPG HWS」の刻印があります。

取説に「マガジンプレートは錆びやすいので時々オイルをひくこと」とあります。プレートが少々、カチャカチャするのは仕方がないでしょう。

カートは26年式と同じタイプで、装填する時は同様にブレット部は外します。リムに「F」「A」「42」(フェデラル・アモ 1942年製)の刻印があります。

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カートを装填したところ。
コッキング・ノブは引いてから90度回転させフレームに引っ掛けるのだが、その部分の塗装が剥げることがあると、購入時に店頭で言われたので注意してます。

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カートリッジの押し出し棒は、ディスプレイ用の太い物と、インサートのあるモデルガンに使用できる細い物が付属してます。

HWSのお店ではファストドロウ・コンテストを開催しているが、リバレーターの装填から発火の大会なんかも、やってみたら面白そうなのですが、どうでしょう?

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実銃は分解出来ないが、モデルガンは分解できるようにアレンジされています。オモチャみたいけど、実銃通りのメカニズムです。

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部品点数は少ないですが、分解は結構面倒でした。実銃も分解のことは考えてつくられてないですからね。組立は、ガイドロッドカラー・ピンを入れるところ以外は楽です。

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HWSのビンテージ・モデルガン・シリーズの第一弾の九四式、第二弾の二十六年式、そして第3弾として発売されたリバレーター。

HWSはリバレーターの発売を2005年に発表しましたが、発売が今の時期になったことは結果的に良かったのではないでしょうか。モデルガンの市場も少しは活気で出てきて、以前よりもマニアックな銃がモデルアップされてきてますから、リバレーターも受け入れやすい状況になってきているのではないかと。

第4弾は御存知、ボーチャードでありますが、これも入手したいですが、高額になりそうで簡単に手は出せなさそうです。CAWのも気になりますし。早くも第5弾も気になるところですが、どういった方向へ向かうのか楽しみであります。

2012年2月12日 (日)

HWS 26年式拳銃 エイジド・カスタム

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Gun Professionals Vol.0を欲しさに購入したアームズマガジン2012年2月号のTOYGUN'S FIELDで紹介されていた26年式エイジド・カスタム。発売することは、それ以前にHWSのHP等で知っていたが、ノーマルモデルを発売直後に購入済みでありますが、エイジドフィニッシュもなかなか良い感じだなと思って読んでいたら持込み加工も行うとのこと。

それならばと年始の休み開け早々持込み加工を依頼しようと、HWS東京店へ出向きました。お店の方は持込み加工をしていることを知らなかったようで戸惑ったが、本社に問い合わせて解決。早速、申し込もうと思ったが、お店にあったエイジド・カスタムのサンプル品を見せてもらっている時に、このような綺麗に仕上げる訳でもないブルーイングならば、HWSのHPにHW製品のエイジド処理講座も近日に掲載されるので、、自分でも出来るのではないかと少し迷いましたが、改めて見本品を眺め、自分ではこんなに上手くは出来ないだろうし、加工料も¥7,350と高くないで、やはり依頼することにしました。

納期については確約出来ませんと言われ、2次ロットが2月下旬発売ということなので、持込み分は、その後になるかと思っていましたが、先日、仕上がってきました。

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エイジド・カスタム後に、付いてきた挨拶状です。


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フロンサイトもエイジド加工されておりますが

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サンプル品ではネジ頭部分もエイジド加工されていたのですが・・・

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ハンマー側面は綺麗にブルーイングされております。このハンマーことが26年式の最大の魅力と思っています。

エイジド加工は自分でお出来るかもしれませんが、このハンマーの仕上げは出来ないかもしれないと思ったのが、加工を依頼した一番の理由だったりします。

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木製グリップはHWSの倍近い価格ですが、CAW製にしました。HWSのグループドタイプは実物の画像も見た覚えもないものですし。シリアルナンバー50910に付いている物とは別物ですから、購入して改めて、この価格(¥12,800)になるのも納得の出来です。

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取り付けはかなり固いので、プラブリップのように上部を斜めに削った方が、取り付けやすいです。

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JACK氏のレポートした物には付いてないのでいらないと思っていたのですが、ランヤードも木製グリップと一緒に勢いで購入しました。このような軍用銃には似合いますね。

エイジド加工、木製グリップ、ランヤードで、この26年式は完全に仕上がった感じです。94式も、木製グリップ付けて塗装したいとは思っていますが・・・

そして3月にはビンテージ・モデルガン・シリーズ第3弾リバレーターです。第4弾ボーチャードも欲しいけど、直ぐに買える金額じゃなさそうですよね。

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2011年12月31日 (土)

HWS Martz Custom Luger (Base:MARUSHIN)

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何回も書いてますが私が初めて購入したGun誌は1980年11月号で、その第一特集でイチロー氏がレポートしたネイビールガーに憧れマルシン製を購入したわけですが、イチロー氏のネイビールガーはオリジナルではなくジョン・V・マーツ氏によってカスタムされた物というのは後になって理解することになります。

オリジナルとの違いは、MSTR(マーツ・セルフ・トグル・リリース)が搭載されていることで、それをマルシン製金属モデルをベースにHWSが再現したカスタムが今回紹介するマーツカスタムです。

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Gun誌1984年8・9月号のジョン・マーツ氏のカスタムのピンナップをバックに
これらのカスタムは2007年12月29日の記事で取り上げてます。

10年前にもHWSはマーツ・カスタムを製作していたのですが、その頃はこの趣味から離れ、Gun誌も立ち読みしかしてなく気づかなかったのですが、後に購入したGun誌2001年6月号を読み悔しがったものでした。

そしてGun誌2011年6月号のHWSの広告に小さく「マーツ・カスタム再始動!」とあったので、早速問い合わせとしてみると「大変申し訳ありませんが、今回の企画では『持ち込み』加工は予定しておりません。」とのこと、マーツ・カスタムにするのなら6inだけど、すでに持っているのでどうしたものか悩み。メールには続いてなお、今後「持ち込み」加工を承ることができるようになりましたら、GUN誌、アームズマガジン誌等の業界専門誌の弊社広告や弊社WEBページで告知させていただきます。」とあったので、これに期待をしていたら9月号のトイガン・ニューモデル・レポートで持ち込み加工料¥31,500とありました。以前は¥20,500だったのだが、10年経っているので仕方がないと納得させ床井雅美講習会2011 ジャーマンピストルの軌跡をJumoさんと受講した後、HWS東京店へと持ち込みをしたのでした。

持ち込んだ時に「作業は9月から始めます。」といっていたので10月には出来上がると思っていたのですが、12月26日にやっと届きました。

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完成時についてきた公認証、マーツ氏からFAXのコピー、取扱説明書、MSTRの機能説明写真、実銃の写真。

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左が、MSTRレバー(セフティ・レバーとホールド・オープン・ラッチを繋ぐ)
中央が、METR用セフティ・バー
右が、オリジナルのセフティ・バー

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トグルを引いた状態

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セフティ・レバーを上げた状態。
マガジン・フォロアーによってホールドオープンラッチが僅かに上昇して、ブリーチブロックを固定する。

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セフティレバーを下げると、MSTRレバーが連動して、ホールドオープンラッチを下げ、トグルを閉鎖する。

セフティがかかった状態で、チャンバーのロードされるため暴発の事故が防げるというものです。

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マーツカスタムに加えられた刻印。ロッキングボルト上の「MSTR」
トリガープレートを外した所に「JVM」(ジョン・V・マーツ)
グリップ上の「Martz Castom LINCOLN CALIF. U.S.A.」

グリップ上の刻印はイチロー氏がレポートした物にはなかったのですが、HWSのマーツカスタムはこの刻印があるからこそ、新品モデルガンが買える金額を出してカスタムしたところがあります。

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マーツ氏からHWS代表のコネティ加藤氏へのFAXのコピー

転記してので、翻訳してみてください。

Dear Mr.Kato,

  We received your FAX this morning concerning your toy Luger.I must say it was exciting to get your call from Japan.I am honored that you think that highly of my MATR.

     There are numerous questions I would like to know.Is this a full size Luger? Maybe you can answer these questions.

     Thank you for your interest in my gun work.

  Sincerely
                                                                                       
John Martz

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もう手にされた方も多いでしょうアームズ・マガジン付録の「Gun Professionals VOL.0」

国際出版の「月刊Gun」として復活してほしかったですが、このまま消滅するより引き続き、Gun誌ライター達の記事が読めることを素直に喜びたいです。でも「Gun Professionals」の「Gun」の書体、Gun誌の書体と同じする様にはいかないでようが、もう少し他になかったのかなとも思いますけどw

ネイビールガーや前回の26年式拳銃もGun誌を読んで、「この銃のモデルガンが発売されたら欲しい」と思って購入したものです。「Gun Professionals」でも、そう思えるような記事が読めたらと思います。

今年もあと数時間ですが皆様、良いお年を。

 

 *2011年1月2日 追記*

Gun誌1984年8月号マグナムショップむげんの広告より

MSTRとは違いますが、MGCルガーP08用ブリーチブロックストッパー
当時付けてもらいかたったので、この広告は覚えていたのですが実行せず。今にして思えば・・・です。

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2011年11月26日 (土)

HWS 二十六年式拳銃

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今回はHWSビンテージ・レプリカ・モデルガン第1段九四式自動拳銃に引き続き、第2弾として発売された二十六式拳銃を紹介していきます。

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二十六式も九四式と同じく、初めて購入したGun誌である1980年11月号のJACK氏のレポートによって、知ることとなりました。

中折れ式リボルバーという存在は知っておりましたが、DAオンリーというのを初めて知り、サイドプレートが横に開くという特徴ある構造に惹かれ、九四式と共にいつしかモデルガンで発売されることを望んでおりました。

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Gun誌2004年7月号の六研の広告より

六研ヴィンテージコレクション・シリーズ第5弾として二十六年式が発売されます。

第1弾の九四式同様に、購入するのをかなり悩んだのですが、赤羽フロンティアで現物を見たときにあまり心惹かれず、持ったらスカスカに軽いことは想像できたのでアンクルでGM2とGM4の中古を購入することにしました。

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HWSから九四式が発売された時は、次は二十六式をと思っておりましたら、見事に実現してくれました。

マルゴーにて予約して、入荷の連絡を受けて引き取りに行き、店頭で空撃ちするのも何なので、外観のチェックのみして家に帰ってから動かしてみたところ、一発目はハンマーが動いて作動したのが、それ以降シリンダーが回転するのみでハンマーが動かない。早速、サイドプレートを開けて見てみるとシアがトリガーにひっかからないと思ったら、しあスプリングが無いことが発覚、外れてしまったりしていることでもなく、付け忘れていた物に当たってしまいました。お店に連絡して交換してもらうことに、今度はちゃんと動作確認をして引き取ってきましたよ。

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製造番号50910はGun誌1987年8月号でJack氏がレポートしたものと同じです。


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金属製のサイドプレートやトリガーガード、フレームトップ部の肉厚があるので見た目のイメージより、持った感じ軽く感じます(カート込580g)

これぞハンマーという形状を起こしていくと、先端が曲がったファイヤリングピンが見えます。(鳥の頭みたい)指でハンマーを起こしていっても、コックされず完全なDAオンリーです。ハンマーの側面だけ綺麗にブルーイングしたいですね。

トリガープルは最初はかなり重たかったですが、動かしているうちにスムースになってきましたが、一気に引き切らないと重たく感じます。

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カートリッジは装填するときは弾頭部を外します。ハンマーノーズ先端保護の為に、空撃ちするときはカートの弾薬筒(雷管)も外して下さいと説明書にあります。

後ろに立っているカートは左から8mm南部、二十六年式拳銃弾(9mmJAP)、9mmルガー、38スペシャル

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シリンダーのインサートはかなり奥まっている。私としてはインサートを前に出してカートの弾頭部を付けたまま装填出来るようにして欲しかったです。

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トリガーガードを下げるだけでサイドプレートが開けますので、意味なく開けてしまいたくなります。

Jack氏の記事によると、ヒンジド・オープン式のサイドプレートはオーストリアのラスト&ガッサーというDA軍用リボルバーのアイデアで、二十六年式独自のものではないとのことです。

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工具無しでここまで分解できます。メカニズムはコルトリボルバーと同じですが、ハンマーブロックどころか独立したシリンダーストップも無いので、部品点数が少ないです。

トリガーを引き切った時に、トリガーの上部でシリンダーをロックします。それ以外は手でシリンダーは回せます。

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同じく中折れ式リボルバーのマルシン エンフィールドと、外部にネジが12本露出しているエンフィールドに比べて、二十六年式は3本なのでスッキリとした印象です。

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中折れ式リボルバーの醍醐味は一気にオープンしてカートリッジをハジキ飛ばすことではないでしょうか。何回もチャレンジしましたが、エンフィールドの時より上手く撮影できませんでした。二十六年式の方がカートがまとまって飛んでいくような感じでした。

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上からハドソン南部14年式後期型、HWS二十六年式、HWS九四式自動拳銃初期型、MKKベビーナンブ

HWSは九四式を昨年10月に発売後、今年2月カッタウェイモデル、5月 後期型、10月中期型を発売している。同じ九四式とはいえ共通するパーツの少ないバリエーション展開するとはHWSもビンテージ・レプリカ・モデルガン・シリーズに力を入れているのが解ります。第3弾は昔から噂のあったリバレーターが遂に実現しそうで楽しみであります。

最近、CAWから南部十四年式の発表、ハドソンの焼き直しではなく新規設計と予想だにしない展開を見せてます。後期型はハドソン持っているので、初期型が出たら手にしたいですね。そうすればJack氏のレポート「日本軍の拳銃」を再現できるのですが、九四式も中期型を揃えないとといけないのか・・・

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2011年7月31日 (日)

MEDICOM TOY BLADE RUNNER COLLECTOR'S BOX /HARTFORD M2019 HANDMADE HOLSTER

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MAXさんhajimeさん他、色んなブログに登場してきたメディコムトイのポリス・スピナー。

 

今更な感じではありますが、せっかく入手しましたし、HWS M2019C.S.BLASTERのホルスターと共に紹介すていきます。

 

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映画の場面やら設定図等を全面にちりばめたパッケージ。大きな窓が付いてスピナーも見えるので、箱から出さずにこのまま飾っておいても埃も付きませんし、悪くないです。

 

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中身はこんな感じ。
箱の内側に最初の画像で使用した2019年のロサンゼルスの夜景の台紙が入っています。

 

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色々書かれてきて知ってはいましたが、やはりコクピット周りが寂しく見えます。ウィンドウが大きい分、余計に気になります。

 

そう思いながらネットを徘徊していたら、Broken Herosというところでブルーレイ同梱版スピナー内装キットを見つけました。残念ながらワンダーフェスティバルで完売してしまったので再販を待ちたいと思うます。

 

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ガル・ウィングを開けたところ。ドアの開閉もスムースではないですが、ステッカー類は良い感じで、これで救われております。

 

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前輪部を引き出すことも出来ますが、どちらの状態にした時もカッチリとはいかないの残念です。タイヤがラバーでないところも。

 

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このサイズならランプ類が点滅するギミックが欲しかったところですね。

 

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下側にもライトがあります。これも、光ってくれたらと・・・

 

せめて本体色が、もっと濃いブルーだったら、もう少し引き締まって見えたかもしれません。

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気になるところはありますが、内装キットを入れれば満足度もあがると思いますし、立体のスピナーが手に出来たことを、素直に喜びましょう。何といってもこれは、私の誕生日プレゼントとして、家内に買ってもらったものですからw

 

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オリジナル劇場版・インターナショナル劇場版・ディレクターズカットを収録した「ブレードランナー・クロニクス」のDVDが、どれでも3本¥3,000の棚にあり、吹き替えも入っているし、追加されたハッピーエンディングも嫌いじゃない。その棚に「ブルースブラザース」と「ジャッカルの日」なんてのもあるので、購入してしまいました。

 

すると残りはワークプリント版で、やっぱり「2つでじゅうぶんだ」を確認したかったので、、スピナー付BDが欲しいと思ったのです。ファイナルカットは先にDVDを購入してしまいましたが「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」があるので無駄にはならないです。

 

hajimeさんに影響されて、ヴィレッジブックスの「メイキング・オブ・ブレードランナー」も読んでしまいましたw

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続きまして、M2019ブラスター用のハンドメイド革製ホルスター

 

暫く売れ切れてましたが、東京店店頭限定で若干数販売されたもの。またいつ再販されるのか分からなく、問い合わせたら残り1個ということで、自分への誕生日プレゼントとして買ってしまいました。


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ファーストドロウ・ホルスターを作ってきたピーメイ・クラブ作製ということで、造りはしかっりしております。


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店頭で、ピアノ線の押さえつけが強く銃にキズを付けるかもと言われましたが、それ程ではないです。だから銃を入れて激しく動くのは進められません。実際、腰に付けるとかなり幅があるし、でかいグリップがはみ出るので結構、邪魔ですw

 

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余り安定しませんが、ヘビーマグナムのホルスターとしても使えないこともないです。

 

サイズ的には4inリボルバーが入るのですが、ホルスターの幅があるので44マグナムサイズのシリンダーでないと、スポっと抜けてしまいます。

 

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タナカから、ボディガードのモデルガンが発売されることになりましたが、このホルスター買ったり何なりで、予算が回りそうにないです。HW待ちかな?

 

26年式の発売時期を、HWS東京店で聞いてみたら今年、秋~冬になりそうですね。

 

それまでは新品モデルガンは買わないかもしれませんが、ブログのネタは無くはないのでたまにですが、何か記事にしていこうと思います。

 

 

 

 

2011年5月22日 (日)

キットいつかは・・・

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2009年の正月休みに作ったHWSのSAAのキットモデルと、2010年の正月休みに作ったマルシンMP40のキットモデルですが、形だけはとっくに完成されてますが、パーティングラインを消し忘れていた所がありまして、GWを利用してそれらを修正し表面処理も完成させようと思い立ちました。

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まずはSAAのフレームの下側。ブルーイングしている時に気が付いたのですが、ここは隠れると勘違いしてそのままにして続行。組み立てた段階でやっと隠れてないことを知りました。

トリガーガード側の前面にもパーティングラインがありますがここは目を瞑りまして、フレーム側を修正します。

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ブルーイングしたと言っても、↑こんな出来栄えなので、全部磨き直したい所でもありますが、これはこれでアンティーク仕上げとも言えるので、ここは自分に甘く、最少の作業ですませてしまいます。

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一時間位で終了。ちょっとスッキリしました。

ブルーイングが綺麗に出来てこそ本当の完成となるのでしょうが、とりあえず染まっていますし、ブルーイングしたいものは他にもあるので、実行はいつになるやら・・・

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続いてはマルシンMP40のバレルナット、カラーの後の部分。カッターの刃を立てて削る作業まではしているのですが、ここも組み立てれば隠れると思い込み、これ以降のヤスリがけの作業はしなく、組み立ててから気づいたのですが、とりあえずブログの写真を撮ってしまうと後回しました。

この部分だけ修正すればいいと思ってたのですが、他にもパーティングラインが完全には消えてない部分も修正していくとあちこち気になってきまして。手を付けてなかったフロントキャップカバー、レスティングバー、リアサイトのゲート跡や押し出しピン跡の処理したり、マガジンハウジング上部にバンド部分、エジェクションポート前部が、キチンと成型されずに欠けているのでプラリペヤで修正したりと5~6時間かけての作業となってしまいました。

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とりあえず気になるところは修正したもの、作業した範囲が広かったので、コンパウンドをかけた後の段階になって、ヤスリの跡が完全に消えてなかったりして、完璧な状態にするにはまた結構な時間がかかりそうであります。

しっくりいかなかったスリリングの留め方も変えてみました。

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そんなことなので、両方ともまだまだ手を付けたいのですが、とりあえず気になっていた所だけは修正したので、また現状が気になり始めたら手を付けるとは思うのですが、自己満足の世界なので、どうなれば完成ということはないですよね。

コレクションの紹介も一巡しまして、新たに欲しいモデルガンは多々ありますが、次々と買い足せる程の財力も置き場もないので、今後しばらくは以前に紹介したものを、ちょこちょこと弄っていきます。パーティングライン消すとか、ブルーイングする程度のことですが、更新ペースも月1回あるかどうかでありますが、そんなのでよろしければ、また覗きに来て下さい。

2010年10月26日 (火)

HWS 九四式自動拳銃

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今回は予告通り、皇紀2670年に蘇ったHWSの九四式自動拳銃です。皇紀2594年の頭脳の結集は、どのように再現されているのでしょうか。

初めて買ったGun誌は1980年11月号で、第一特集はイチロー氏のネイビールガーでした。6inルガーに憧れ、発売から随分経ちましたがマルシンの金属モデルを入手した時は、当時の興奮が蘇ってきたものでした。

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その号でJack氏は「日本軍の拳銃(26年式、14年式、94式)」を、テキサスでターク氏とヒロシ・アベ氏をゲストにレポートしたものでした。

旧日本軍の銃を現代の(といっても30年前ですが)テキサスの砂漠で、日本人がサングラス・Tシャツ・ジーンズで構えている写真が、不思議な感じがしました。

当時日本軍の拳銃は、LSからプラモが発売されていた14年式しか知らず、26年式と94式は、この記事で初めて知りました。九四式は今までに知っていたどの銃にも似ておらず、記事の「皇紀2594年に開発されたコンピュータ・ピストル」と書かれていると、そう思えてしまうその奇妙なカタチをしたGunは、Jack氏の独特のレポートと相まって、何とも気になる銃でした。

Jack氏は九四式のこと「噛めば噛みほど、見れば見るほど味が出てくるGUN」と書いており、この初めて買ったGun誌はそれこそ何度も読み返していたので、まさにそのとおりに私もいつしか、コレもカッコイイじゃないかと思うようになり、モデルガンで発売されて欲しいと願うようになりました。

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 それでモデルガンではありませんが、六研のヴィンテージ・コレクションが欲しいと思うようになるのです。ブラックホールで買うことは出来なかったのですが、後に赤羽フロンティアの店頭で見かけたことがあります。でも結局買わなかったのです。ブラックホールの六研ブースでは、購入者に六研のキャップをプレゼントしていたのですよ。黒いキャップに赤字で「六研」の文字が刺繍された物でした。それに購入していったお客さんが六人部さんに箱にサインをもらっていたの見て、「うわぁ~何か買いたいけど買いたい物(買える物)がない」と思い悩んだのでした。それでプロンティアで買ってもキャップもサインも付かないし、値引きもされていない。ベアキャットを購入して金銭的な余裕がないし、S&W MODEL No.3も持った時のスカスカに軽いという記憶もあって断念しました。

後にこの趣味から離れて、戻ってきてからしばらくして頑住吉の存在を知るのですが、そのころには九四式の販売は終了しておりました。他にADVENの文鎮がありますけどね。これは重いでしょうけど文鎮にこの値段は中々だせないですよね。

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HWSは2009年1月に古式銃レプレカ・モデルガン・シリーズとして、テキサス・パターソンを発売してから11月にコルト・ウォーカー、今年2月にコルト・ドラグーンと新規金型で次々と発売していき、コルト1860アーミーの発売も発表された。ウェスタン・アームズはその名前をハート・フォードに譲ったほうがいいのじゃないという勢いでしたが(ハートフォードという社名が合っていないという訳でないです)、今年7月号のGun誌の広告でビンテージ・レプリカ・モデルガンシリーズ第一弾として九四式自動拳銃を発表しました。

モデルガンの人気が徐々に回復してきたとはいえ、正真正銘のモデルガンとして九四式は発売されることはないのじゃないかと思っていましたので、この発表には嬉しくてすぐさまマルゴーで予約しましたよ。9月下旬発売予定が少しおくれましたが、10月18日に入荷の連絡あり、引き取りに行きました。

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ショーウィンドウに飾ってあった物も、奥から出してきてもらった物も、金属部品にはキズが入っていました。殆どの個体がそのようです。

本体の材質は強化プラスチックとなっており、ABSとはまた違った素材なのでしょうか、マット・ブラック仕上げで実銃のザラザラ仕上げな感じも出ていますが、モデルガンとしては綺麗な物が欲しいです。

フレームの2本のネジはトリガーとハンマーを止めるものですが、Gun誌でレポートしたものはネジの頭がフレームと面一ですが、HWSでは頭が出ています。強度の問題かもしれません。

マガジンを抜くとマガジン・セフティが起き上がり、トリガーを直接ロックします。

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お尻でっかちなデザインなので、厚みもあるように思われますが、もってみると実際の幅は薄くて驚きます。十四式は逆に、ほっそりしたバレルがフレームも薄いと思ってしまいますがグリップが角ばっていて、思ったよりも厚く感じます。

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6条のライフルリングが再現された奥は銃口内は貫通されておらず、銀色のインサートが塞いでいます。

フロンサイトは金属製の別パーツなのは、嬉しいところです。

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スライドを少し引くとロッキングブロックが下がるのが見えるので、これだけでメカメカしい感じがして何か嬉しいです。

悪名高き、むき出しのシアバーをトリガーを引く前に押した人は多いのではないでしょうかw

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こう見ると十四式のようなボルトの様でそうでなく、ストライカー方式の様でハンマー内臓という、それが九四式。

安全装置は十四式より、まともな位置に付いていますが、ガバみたくグリップしたままの親指で解除とはいきません。

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マガジンだけはピカピカのメッキ仕上げ。カートがボルトネックなので、次弾で押しながら入れようとすると引っかかるので、ローディング・ボタンを下げれば、スムースに装填出来ます。

グリップは厚みもないので握りやすいが、私の手だと小指が余るのでフィンガーレストが付いていたらと思いますが、説明書に当時(1934年)の30歳男性の日本人の平均身長161cm,平均体重54kgということを思い握ってくださいとあります。

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八ミリ南部のダミーカートは雰囲気の良い箱に入っています。ブレットはネジ止めされているので、使用していると緩んできます。

立ててある真ん中の銅色のブレットのはハドソン十四式用のダミーカート、同じ八ミリ南部弾なのだがHWSより小さく、別冊Gun Part1で比較するとHWSの方が正しいです。右端はMKKベビーナンブ用七ミリ南部弾のダミーカート。

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分解時にクロスボルトを押し出す用の抜き棒がついえいるのですが、なぜかPFCのローダーと同じ形をしていますw

皇紀2594年の頭脳の結集というべき、ハンマー上端部のローラーも再現されています。

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分解・組立の方法は説明書に詳しく書かれているので、特に難しいことはないです。

トリガーとハンマーの間にはシアバーしかないです。ゴツゴツとしてメカメカしい外観と違って、部品点数が少なくくシンプルです。

分解して初めて、グリップは金属製だと判りました。

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当時の将校用拳銃として自費調達されていたコルト32オートブローニングM1910

Wikipediaによると当時、九四式は嚢、柵杖、予備弾倉付きで一挺50円(HWS ¥25,600)
コルト32オートは100円(CAW \19,800)
ブローニングM1910は昭和3年頃、本体のみ40円(マルシン ¥12,500)

現在のモデルガンの価格も書きましたが、金型を買い取り修正した物だったり再販の物と、新規金型の物を比べられないですね。

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日本軍の拳銃を揃えて。こう見ると小型拳銃として開発された九四式ですが、あまり小さくみえないですね。持ってみると幅の薄さで小さく感じるのですが。

HWS 九四式は売れている様で、ビンテージ・レプリカ・モデルガンシリーズ第二弾にも期待が高まります。もしかしてHWSはハドソン十四式の金を持っていて、HWで発売とかしたりして?私としては九四式と共にレポートされていた、二十六式を発売を願っております。

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