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2022年4月29日 (金)

ELAN COLT M1991A1 COMPAC”HEAT”PARTⅡ

Heat

4月27日に発売されたGun professionals 6月号 P.163の広告の元の写真です。

この他にも色んなパターンを撮影しているので、ブログのネタとさせていただきます。

 

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この2枚は映画「HEAT」で冒頭、ヴィンセント刑事が朝出かける時に銃を置いてあったテーブル上のイメージと言っても伝わらないかな。

 

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エランHPの写真では箱が少し反射していたので、光の当て方を少し変えて撮影した物です。

 

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2022年モデルなので現行の青い化粧箱で同様に撮影したのですが、表面のシボ加工が目立つので没になりました。

 

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グリップがアイボリーなので白っぽい背景も良いかと、白い木目の壁紙シールを使って撮影した物。

TEX SHOEMAKER&SONのホルスターは裏面の方が賑やかですが、ホルスターらしく見えない。

 

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この背景だと面白みがないので、スライドを引いてカタチを変化させた方が良さそうです。

 

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銃口を右下にするよくある構図。

ホントは銃口もシッカリ見えた方が良いのはわかっておりますが、撮影するのは難しいです。

 

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スライドを引いた写真の方が良さそうだが、HEATモデルの初回版の広告写真と似てしまう。

 

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 この写真を提出しようとも思ったのですが、ホルスターがひっくり返っているのは良くないと思い。それからカートBOXも変えたり何枚も撮り直して最初の写真にたどりつきました。

 

今月のGun Professionals誌は新製品紹介の他、新型デトネーター&ブローバック実力検証の記事もありますので、ご一読いただきたく、お願い致します。

2022年4月16日 (土)

ELAN COLT M1991A1 COMPACT"HEAT"(2022MODEL)

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エランのM1991A1 COMPACT"HEAT" (2022)の広告用の写真を撮影させていただきました。

一枚目はエランのHP に使用されている写真の文字無しバージョンです。

 

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JACK CUSTOMDENGEKI-MODEL と今回のHEATの撮影の報酬として、出来たての2022年モデルを頂きました。(発売は4月末)

本当にありがとうございます。

 

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大迫力のマズル部から見ていきます。

 

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COBRA-MODELから、バレルに磨きをかけるようになりました。この金属感が伝わるでしょうか。

 

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チャンバー部に金属製のカバーが付けらていますが、質感が上手く表現出来ずにすみません。

 

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シンプルすぎる刻印も見慣れると、これはコレで有りと思わせてくれます。

グレー掛かった色は硬質感があり、高比重樹脂による重量感はコンパクトの外観によって更に感じることが出来ます。

 

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あえてヒケも再現することに拘ったプラスチック・トリガー

 

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グリップはアルタモントから、AJAXのグリップに変わりました。依り象牙らしい色合いになり高級感が増しました。

 

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ウルティメットオフィサーズ (上)と違い、HEAT(下)はマガジンの挿入口が少し広げられています。

 

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今回、機会があれば発火させようと思っているので、オートマチック・ファイヤリングピン・ロック・セフティは付けて貰っていません。

変更されたのはグリップだけでは無く、シアスプリング、ハンマーストラット、ファイヤリングピン、エジェクター、エキストラクター、スライドストップ等、2年かけて細かなパーツも徐々に改良を重ねており、単なる再販とは違います。

 

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上が新型デトネーター

先端の山形部分が少し伸びただけのようですが、迫力はかなり増しております。

 

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ウルティメットオフィサーズと、グリップを交換しております。

ほぼ同じ外観の2挺ですが、仕上げの違いで雰囲気はかなり変わります。

 

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木製のフチャッカーグリップに交換すればオフィサーズ・モデルっぽくなります。

 

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映画「HEAT」でヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)が使用されているホルスター TEX SHOEMAKER&SON N14PL

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ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)使用のSIG P220

 

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HEAT-MODELは4月27日発売のGun Professionals 6月号 で紹介されますので、そちらもご覧下さい。

2022年4月 3日 (日)

モデルガンヒストリカルノート MODELGUN HISTORICAL NOTE

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3月3日に発売されたホビージャパンMOOK「モデルガンヒストリカルノート」

以下、HPの紹介文より

往年のモデルガンを懐かしく思い出すための一冊

モデルガンの第二最盛期であった1979年から1984年までの間に起こった大事件 “エアソフトガン襲来”について、当時何が
起こったのか、そして何が原因でトイガンの主役がエアソフトガンに変わったのかを、詳しく解説します。
この時代の出来事を正確に分析した資料はこれまでありませんでした。また当時語られることがなかった出来事がたくさんあり
ます。60年に及ぶモデルガンの歴史を語る上で、本書は貴重な資料になるでしょう。併せてエアソフトガン登場前史についても詳
しく解説します。
また、ガンプロフェッショナルズ誌で好評連載中の“ビンテージモデルガンコレクション”から、1962年―1982年に登場した往年
のモデルガン14機種をピックアップし、細部まで詳しくご紹介致します。

以上

紹介文を読んだ時から、これは「エアソフトガン ヒストリカルノート」ではないかと思ったら、実際その通りな内容でした。

“ビンテージモデルガンコレクション”の再録されたMOOKとして2018年に出版されたモデルガンクロニクル のMGCモデルガンヒストリー1960-1980の続きとして、この時代のことを取り上げるのは解りますが「往年のエアソフトガンを懐かしく思い出すための一冊 」であるのならば良いのでしょうが、もう少し違った着眼点があったのではないかと思います。

 

当ブログ2010年8月7日「MGGウィルソンLE・グロック17サイドラーカスタム」MGCのガスガンを紹介するにあたり、この時代の流れについて以前に書いております。

 

以下は、その部分に加筆修正したものです。

別にこちらの方が「この時代の出来事を正確に分析した資料」と言いたい訳では無いですし、それ程の物ではありませんが、懐かしんでは貰えると思います。

只の学生だったモデルガン・ファンが月刊Gun誌の広告等を見た時代の流れです。この当時はコンバット・マガジンもモデルガン・チャレンジャーも読んでいましたが、今は手元に残っておりませんので記憶にたよっています。

 

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1980年以前は、モデルガンは「リアルなCMC、作動はMGC。」という傾向があり、コクサイやマルシン製品の中には、他社のコピーもあるようなメーカーでした。

 

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Gun誌1980年12月号より

しかし80年になり、マルシンがPFCを開発。プラ製BLKオート第一弾としてブローニングHP を発売。後のP38 P38でBLKモデルガン初のショートリコイルを再現しました。

広告の「発売接近のNEWモデル」にあるブローニング140D.Aは実現しませんでしたが、翌年(1981年)内に発売され、まさに新作ラッシュでした。

 

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Gun誌1981年6月号の広告より

コクサイは81年にはS&Wリボルバーの、DAでハンマーが落ちる前にシリンダーをロックするという作動を完全再現して、NKJ 、Lフレームのバリエーション展開をしていき。また81年秋発売のM1910からプラ製モデルガンに金属的メッキを施したメタル・フィニシュを完成させました。

 

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Gun誌1982年4月号の広告より

CMCもM36とM19で、国際に続きS&Wリボルバーのメカを再現して、Mini14ではモデルガン初のロータリー・ボルトを再現。ニリューアルしたM1カービン(1983年末)からPFCを使用して作動面も向上しました。

 

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Gun誌1982年4月号の広告より

モデルガン初の3発バーストメカを搭載したVP70は完全とはいかなかったMGCだが、ニューモデル5として発売したニューガバメント(GM5 )はショートリコイルを再現し、それ以降のオートマチック・ファイヤリング・ピン・ロック・セフティを再現したP220 を始めM16M586 と今まで同様に作動も快調ながらも、今まで以上にリアルな外観とメカニズムを持った製品化していき、各社とも程度の差はありましたが「リアルで作動が良いのは当たり前」というような風潮になってきました。

 

モデルガンの新製品が毎月の様に販売されたということは、それだけ売れていたということで1982年にはコミック・ボンボンで「モデルガン戦隊」という漫画まで始まったのだから、この頃はちょっとしたモデルガン・ブームとはいかないまでも、ホビーとしてはそれなりに広がりを見せていたのではないでしょうか。

 

*「モデルガンヒストリカルノート」では野沢氏が、この時期を第2次モデルガン・ブームとしていた。業界的にはそうだと思いますが、一般的に同時期の「ガンプラ・ブーム」と比べるとブームと言って良いのか。MOOKの紹介文では「第二最盛期」としています。

 

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Gun誌1983年5月号の広告より

 

リアルで作動が良いモデルガンが当たり前になってきて、「モデルガン初の○○○を再現!」というのもなくなり、新しい「何か」を求めようしてもモデルガンがある一定の完成度に達していたので、関心の目が銃口の先へと伸びていきます。そういった傾向の始まりを感じたのはポリス用品、実銃用ホルスターやグリップから、ガバメントのカスタムパーツの販売を手がけてきたJACからスナイパーF1の登場からでした。

同月号のコンバット・マガジンで、イチロー氏がアメリカのペイントボールガンによるサバイバルゲームを紹介しております。

 

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モデルガン・チャレンジャー誌(創刊号1983年6月号)への移籍したイチロー氏を失ったコンバット・マガジンは、次号から日本でもエアソフトガンを使ってのサバイバルゲールを紹介した記事を掲載し、エアソフトガン関連の記事を増やしていきます。当時、専門誌位しか情報源の無い時代ですから影響力は大きく、ファンの心を動かしていきます。

 

それまで架空銃の多かったエアソフトガンは、モデルガン・ファンには見向きもしなかったがサバイバルゲールという遊び方を提供され、マルゼンのKG9は出来も悪くなかったことからモデルガン・ファンにも受け入れられていくようになっていきます。

そしてモデルガン・メーカーも方向性が変わり始めます。

 

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Gun誌1983年8月号の広告より

 

リボルバーを得意としていたコクサイも、BLK方式が3作目コルト・ポケットからのP.E.ピストンで完成され、そのBLKパワーをピストンのコッキングに応用して、モデルガン初のBB弾発射機能付のスーパーウェポンシリーズを発表しました。発売は1983年7月下旬~8月上旬。

時期を考えても、サバイバルゲームの流行の兆しが来る以前から企画していたと思われます。モデルガンメーカーとしても銃口の先を見据えた商品を開発していきます。

スーパーウェポン・シリーズは後にXM177E2.M700BDLとシリーズ展開していき、モデルガンとして発売される予定であったS’70はエアコッキングガンに化けてしまいました。(Gun誌1982年8月号のモデルガン・ダイジェストに82年秋に発売予定とあり、試作品と思われるのはホルスターの広告に使われていました。)

 

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Gun誌1983年9月号の広告より

中田商店から発売された九九式短小銃、製造はタナカ・ワークス

モデルガン1983年5月号のモデルガン・ダイジェストでレポートされています。

 

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同じく9月号の新製品紹介にはタナカAC556Kが紹介され、田中木工からタナカ・ワークスへモデルガン・メーカーに変革したのでありました。

 

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Gun誌1983年10月号の広告より、シューターワン(RAY-X203)の発表

 

MGCは規制に関する裁判を闘ってきた経緯から、「モデルガンは弾の出ない安全なオモチャ」という認識が強いので、モデルガン・チャレンジャー誌でスーパーウェポン等を非難。あくまでも弾の出ないモデルガンで銃口の先の世界を表現しようとシューターワンを開発しました。

 

遊べるモデルガンを作り続けてきたMGCとしては、さらにモデルガンでの遊びに広がりを持たせる為。また当時絶大な人気を誇り、モデルガン・ファンに影響を与えてきたイチロー氏の毎月レポートで知れ渡ったコンバット・シューティングの世界を体感出来るものを販売して、同時にGM5で、カスタムガバメントを売り出していくための必然性を持たせようとする戦略があったのではないでしょうか。

 

月刊ビジエールとも言われたMGC主体のモデルガン・チャレンジャー誌でイチロー氏を使い、シューターワンを宣伝していっても、コンバット・マガジン誌の置き土産のサバイバル・ゲームの紹介記事から、時代がエアソフトガンへシフトしていったのは何とも皮肉であります。

 

Gun誌も1983年12月号からエアーソフトガン・コンテストが始まり(第1回はマルゼン・ミニウージー)徐々にエアーソフトガンを取り上げる記事が多くなってきました。

 

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Gun誌1984年1月の広告より

コクサイの後を追うように、マルシンからシューティングデバイス発売。

とりあえずコクサイのスーパーウェポン的な物を、取り急ぎ発売したという感じの物でした。

マルシンは1984年11月15日発売のM1カービンから、本格的にエアソフトガンを販売していきます

 

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Gun誌1985年1月号の記事より

全日本プラモデル見本市で、造るモデルガンの南部14年式が発表されていました。約3ヶ月後には発売する予定だったのですから、開発はかなり進んでいた筈なのに中止になってしまいました。

モデルガン・チャレンジャー1985年1月号で休刊となります。全20号と短命でした。

造るモデルガンの14年式が発売中止になったのも、モデルガン・チャレンジャー休刊でもうモデルガンでは商売にならないと判断したのかもしれません。

 

モデルガン・チャレンジャー誌を立ち上げる時にはMGCを初めモデルガン業界は勢いがあったし、カリスマといえるイチロー氏さらに、くろがねゆう氏を引き抜いて、コンバット・マガジンの読者層の大半も引き込めるという魂胆はあったかと思いますが、レースガンに興味無い人もいるので一部のマニア層の読者しか獲得できなかったのでしょう。

チャレンジャー誌がプッシュしたシューターワンも、ターゲット単体での価格も¥7,000と安くはなく、精度面や自由度の無いことで多くには受け入れられなかったのも敗因かと。


TV・映画等の影響でガンに興味を持ち83年初めまでは増えていったモデルガン人口が、比較的ライトな読者層が多かったと思われるコンバット・マガジンのサバイバルゲール記事からの方向転換により、読書の多く興味をサバイバルゲールとエアーソフトガンへと向かわせた。そしてGunもミリタリーも興味を持たなかったが、サバイバルゲールの興味を持つようなった人達が以外と多く集まり、その勢いにモデルガンは敵いませんでした。

 

Gun1985_2Gun1985年2月号の広告より

 

東京マルイからも、こんなのが発売されていました。これも先の全日本プラモデル見本市で発表されていたのですが、こちらが商品化されたのは発射機構がついているからなのでしょう。

 

造るモデルガンで発売される予定だったウッズマンはツヅミ弾使用のエアースポーツ銃(プラモデル)として1983年発売されて、その後もエアーコッキングガンを各種販売してゆき1991年には電動ガンを開発して、今ではエアーソフトガン界のトップになるとは、この頃には想像もつきませんでした。

 

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Gun誌1985年5月号の広告より

 

MGCからも、エアーソフトガンとしてベレッタM93Rが発表されました(発売は7月)。
フロンガス使用のエアーソフトガンとして、この少し前にJACのバトルマスターが発表されたが、リキッド・チャージ・マガジン式にして外観を崩すことなく、トリガーを引くだけで連射可能としたモデルガン・メーカーのMGCが作りあげたエポックメイキング的なエアーソフトガンで大ヒット作となりました。

 

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Gun誌1985年6月号の広告より

MGCと共にシューターワンを推進してきたWAも、85年4月27日からAR7を改修してガスガンとして、スナイパー・カスタムを発売しました。

これ以降、WAからモデルガンの新作が発売されることはなくなりました。

 

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Gun誌1985年11月号の広告より

ハドソン初のエアーソフトガンとしてM3A1グリースガンが発売。SPGの刻印があったことから、元々モデルガンとして開発されていたと思われます。モデルガンとしては1992年になって発売されました。

 

この号にモデルガン(シューターワン)によるスチールチャレンジが紹介されています。60人参加の予定が半分しか集まらなかったとあり、シューターワンがあまり盛り上がらなかったことがわかります。共催はMGC、WA、TEXAS、コクサイ、ハドソン、モデルガン愛好家協会でコクサイが入っていたのは意外でした。

 

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Gun誌1986年12月号の広告より

 

シューターワンで公認を得てジャパン・ビアンキ・カップを開催してきたMGCが、エアーソフトガン部門を開催していく為に欠かせないのがカスタム・ガバメント。第一弾はウィルソンLEでした。シングル・アクションの様で、そうでない独特のメカは流石にタニオ・アクションを生んだMGCならではです。

 

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Gun誌1987年2月号の広告より

二式小銃・スポーター、四四式騎銃、トラップドア、四四式騎銃、百式短機関銃と高品質の長物モデルガンをつくってきたタナカもエアソフトガンに参入していきます。この前にマルゼンMini14用木製ストックを発売したことからその傾向はありましたが、エアソフトガンでも成功をしたからこそ、現在のモデルガンを語るのに無くてはならない存在になりました。

 

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Gun誌1991年8月号の広告より

エアーソフトガンを発売しなかった東京CMCはWikipedia によると1985年に解散、アメ横の店舗は1995年に閉店とあります。Gun誌への広告はこれが最後です。

 

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Gun誌1991年9月号の広告より

それまでガス・ブローバックのエアソフトガンは、マルゼンM59は、小型ボンベをグリップ部に、チュープ式マガジンをスライドに入れる物で、ファルコントーイのブレンテンは、外部タンク方式でありました。

MGCはリアルな外観のグロック17の革新的なガス・ブローバックを発売して、エアソフトガンにおいても確かな地位を築いたのも短い間で、1995年3月には、MGCは製造部門を廃業することになりました。

 

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モデルガンヒストリカルノートの表紙はMGC M59、裏表紙はMGC GM4
この2挺はモデルガンクロニクル のMGCモデルガンヒストリーの最後に語られていて、そちらの表紙に使った方が良かった組み合わせで、この時代のモデルガンを語る本の表紙にはシューターワンのカスタムガバメントの代表とも言えるピンガン の方が相応しかったと思います。

モデルガンクロニクルの後としては、「第二最盛期」のMGCだけではなく各メーカーのモデルガンについて語ったMOOKを発売して欲しかったです。

 

「エアーソフトガンヒストリカルノート」のタイトルで表紙はマルゼンKG9にして、ビンテージモデルガンコレクションの再録ではなく、タイムワープ19〇〇をまとめた物を収録すれば、まとまった本になったと思いますが、そうせずに「モデルガンヒストリカルノート」に組み込んだのは、モデルガン愛好家よりはるかに多いエアソフトガンユーザーですが、中古品の相場を見ると古いエアソフトガンに興味がある人が余りいない様なので、モデルガンのMOOKに組み込んだと推測されます。

私はエアソフトガンも所有しており、その楽しさも知ってはおりますが、モデルガンと一緒に語っては欲しくないのです。車の模型で言ったらエアソフトガンはラジコンで、モデルガンはミニカー・プラモデルで別物と思ってます。モデルガンの本でクリーンヒッター理論なんか読みたくはないのです。

 

また何年後かに「ビンテージモデルガンコレクション」をまとめたMOOKは発売するのでしょうが、特集記事としてこの時代以降の金属ハンドガンの復活、HW化しての再販、リアルマッコイ、ランパウントクラシックの高級路線、HWSやCAWのショップからのメーカー化、ハドソン、MGC、コクサイのブランドの消滅。それでもモデルガンの灯は消えないとかなりそうです。

 

Gun誌ライターだったHiraru氏が「モデルガン誕生」という本を企画していましたが、HPが消えてしまいました。私としては白黒からの「ジャック天野のモデルガン・ダイジェスト」と「モデルガン盛衰記」をまとめた本を出してくれないかと何年も前から思っているのですが。

 

2022年4月 2日 (土)

TANAKA S&W PERFORMANCE CENTER M&P R8 5inch HW ver.2

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前回のストラウプPPCカスタム が届く、前日にTake-Five にて購入したPC M&P R8を紹介していきますが

 

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Gun Professionals誌2022年5月号の広告より

今月のガンプロ誌で実銃とモデルガンが詳しくレポートされているので特段書くこともないのですが、いつも通りに進めていきます。

 

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M500やストラウプPPCカスタムと同じサイズの箱に入っています。付属品が多いとそれだけでも何か嬉しいです。

修理依頼書が入るようになりましたが、極力販売店へ持ち込んで欲しいとのこと。

 

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ムーンクリップにカートの取り外しに使用するローディング・ツール。取り付けるときは使用しなくても苦ではないですが、外すときは便利です。

クリップでの装弾は一発で入ると気持ち良いですが、クリップとカートに遊びがあるので8発もあればどれか斜めになっていたりすると、少し手こずります。

 

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キーロックが付いて、ファイヤリングピンがフレーム内蔵になり、S&Wリボルバーはデザインが崩れてしまったが、これは気になりません。

 

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他のグリップに交換した画像を見たが、自分的にはパッとした物が無かった。

ウェイトも入っているので、このままで良さそうです。

 

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Nフレームのラウンドバット。Kフレームのがそのまま使用出来そうだが、上部が合わないです。

 

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同じくNフレームの357マグナムのコクサイ M28 と。

R8にはコクサイのラバーグリップを付けてますが、グリップだけクラシックな感じで似合わない。

 

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こう見てしまうとNフレームに357マグナムの6連発は勿体ない感じがします。

 

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イナーシャセンスの7ショット・シリンダーを付けたマルシンM586

 

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7ショット・シリンダーの素材は柔らかく、キットの箱に入れていたのですが、下に引いてあった説明書で段差が出来てしまいました。ドライヤーで元に戻りましたが保管には注意です。そしてスピードローダーにはヒビが入っていました。

 

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マウントレールを取り付けても、アイアンサイトは使用可です。

今までのS&Wには無かったホワイトドットのフロントサイトとVノッチのリアサイトの組み合わせは狙いやすいです。

 

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このバレルのデザインも今までに無かった物。

レールを見れば何か付けたくなると毎度思いますが、実行には至りません。元箱に入らなくなるので収納に困りそうだけど、その内には。

 

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ミリポリといえばM10というの時代はとっくに終わり、今やオートやアサルトライフルもあり、チーフやボディガードのオートもエアソフトガンでは発売されました。M&P 9 のモデルガンが出たら欲しいと思ってます。

 

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ガスガンからの転用でありますが、手にした時の新製品らしさはストラウプPPCカスタムよりR8の方が感じられ新鮮です。

あとレッドホークをモデルガン化してくれれば、その気分を味わえるのですが、いつになるでしょう。

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