KOKUSAI SMITH&WESSON M28 NEW HIGHWAY PATROLMAN .357MAGNUM 6in(No.59)
コクサイのNフレームを2回に渡り紹介していきます。今回はM28ニューハイウェイパトロールマンです。
KOKUSAI GUNカタログの旧モデルのM28
Gun誌1981年11月号P49の広告より
この号のGun誌ピンナップ裏のコクサイM28広告は、この写真と微妙に違うのが使用されていて、キャッチコピーは「名ばかりのマグナムは道を開けろ!!」と強気です。
1995年7月号の広告より
1985年頃のコクサイのカタログ「ACTION」にはM28は掲載されていなかったのですが、価格は据え置きでラバーグリップが標準装備されて再版されました。
昨年10月ヤフオクにて未使用品を¥10,000にて落札
ラバーグリップ標準装備、説明書に載っているホルスターの在庫がない等仕様変更書が付いており、同梱のカタログから1995年頃の再販モデルとおもわれます。
箱は後に白地に黒文字で「NEW HIGHWAY PATROLMAN M28」の文字のみとなります。(Gun Proffessionals 2014年2月号ヴィンテージ・モデルガン・コレクションNo.23掲載モデル)
ハイパトといえばMGC、多くのドラマで使用され今でも人気があります。
パーツ表から解るようにコクサイ旧ハイパトは、そんなMGCのコピーでありました。
コクサイはM29カスタム・サターン&デビルからS&Wリボルバーの動きを完全再現し、それに続きニューハイパトを発売。MGCのコピーから脱却して、やがて「リボルバーのコクサイ」と言われるようになりました。
発売当初、子供だった私はテーパード・バレルは正直、格好良くないと思ってましたが、今ではこれがたまらなく欲しくなってヤフオクで探していたのです。
モデルガンでレッドランプを別パーツで再現したはニューハイパトが初でしたが、実銃では採用されていない様です。
フロント・サイト・インサート・キットを使った事にしておきましょう。
サイドプレートはリコイルシールドと一体型、刻印もTMマーク。
フレームの刻印「MODEL OF 1981」デビル&サターンもM28の同年5ヶ月前に発売。40年前にモデルガンでのS&Wメカの再現の成功していたことになります。
7ショット・シリンダー を見た後だと、Nフレームに357magnum6発では余裕があり過ぎに見えます。
コクサイがガスガンで発売していたスピードコンプやコンバット・パイソンをモデルガン化した時に、マウンテン・リボルバーや7ショットのモデルガン化を期待したのですが、叶わぬ夢でした。
M28はサービスサイズのグリップを見慣れているので、オーバーサイズのグリップを付けるとM27っぽく見えます。
バックはS&Wの1993年のカタログ。M27は載っていますがM28は無し、Wikipediaによると1956~1986年生産らしいです。
コクサイ ニューM28は金属モデルガン化や、ニューコンセプト・モデルガンとしてリニューアルすること無く消えていきます。
今はタナカからM27・M28が発売されることを期待するばかりです。ついでにHWSからM15のテーパード・バレルが発売を望みます。
次回はM29を紹介していきます。
« Marushin SMITH & WESSON M39 ABS-Silver | トップページ | KOKUSAI S&W NEW M29.44MAGNUM SUPER REAL POLY FINISH 6''(No.455) »
「KOKUSAI」カテゴリの記事
- 令和5年 謹賀新年(2023.01.01)
- Smith&Wesson Handcuffs Model 100-1 BLUE(2022.02.14)
- コルトパイソン2.5,4,6インチ用 精巧複製BOX(2021.11.07)
- KOKUSAI S&W NEW M29.44MAGNUM SUPER REAL POLY FINISH 6''(No.455)(2021.01.24)
- KOKUSAI SMITH&WESSON M28 NEW HIGHWAY PATROLMAN .357MAGNUM 6in(No.59)(2021.01.11)
コメント
« Marushin SMITH & WESSON M39 ABS-Silver | トップページ | KOKUSAI S&W NEW M29.44MAGNUM SUPER REAL POLY FINISH 6''(No.455) »
M28は大好きなモデルのひとつです。コクサイがM10やスピコン、スマイソンまで金属化した時、M28も出ないかと期待したのですが・・・最初期のニューM28はハンマーノーズピンが割ピンでなく、エジェクターロッドのセンターピンもロッキングボルトを押し出すライブでは無かったです。
投稿: harry go go go | 2021年1月12日 (火) 08時21分
>harry go go goさん
M28は金属化しても売れないと判断されたのか、工場の火事が無ければもしかしたら?
真相は分かりませんが、実現せずに残念でありました。
私のは、エジェクターロッドのセンターピンはライブになってますけど、ロッキングボルトの押し出しが弱いので
シリンダーを手前に引きながら出さないと少し引っかかってしまいます。
投稿: GFC | 2021年1月12日 (火) 22時57分
こんばんは、GFC様。
仰るように、これは90年代中頃に再販されたもののようです。
商品点数を絞っていたコクサイが何をとち狂ったのか、過去の製品をある程度再販した頃ですね。
同じものを持っていますが、サービスサイズグリップとグリップアダプターの代わりにパックマイヤー風グリップなのが不満でした。
かといって、アルタモントのサービスサイズグリップでは厚みがあり過ぎ、Nフレーム用グリップアダプターは入手難と、中々上手くいかないものです。
投稿: 浩々 | 2021年1月12日 (火) 23時32分
>浩々さん
こんばんは。
90年代中頃はしばらくエアーソフトガンばかりだったモデルガンメーカーが、モデルガンを再販し始める流れがありました。
コクサイもそれにそったと思います。MGCはHWにリニューアルしての再販でしたが、コクサイM28はHW化もしませんでしたけどね。
木グリを付けたい気持ちもありますが、私はラバーグリップとの組み合わせも気に入っているので、しばらくはこのままにしておきます。
投稿: GFC | 2021年1月13日 (水) 22時14分