« 2020年12月 | トップページ | 2021年2月 »

2021年1月24日 (日)

KOKUSAI S&W NEW M29.44MAGNUM SUPER REAL POLY FINISH 6''(No.455)

Dscf0725

今回は、コクサイM29 6インチ ボリウッディグリップ(SWマーク入)(No.455)を中心に、M629 6インチ(No.286)

M29 6インチ メガヘビーウェイトA.F.モデル(No.482) をゲストにコクサイNフレーム特集第2弾です。

 

Gun1976_8

まずは歴代コクサイM29のGun誌の広告から。

古本屋で集めたGun誌のバックナンバーで、持っている中では国際産業の広告が載っている一番古い物はGun誌1976年8月号。

その広告はピースメーカー、チーフ、P38がメインなので当時の販売店だったYMCの広告より、小さいですが⑪と⑫は国際のM29です。

この号にはマルゴーのプラ製のM29 6.5inと4inの広告もあります。

ちなみにMGCからM29が発売されたのが,ビジエール’82によると1974年に6.5in、1976年に8 3/8in、1978年4inです。

 

Gun1979_9

Gun誌1979年9月号の広告より。

兄が持っていた国際の金属製M29 6.5in がモデルガンとの出会いでした。この写真はカッコイイですね。

 

Gun1979_11

Gun誌1979年11月号の広告より

ABS製のDXシルバー・モデルは画像も見たこと無いのです。どれ位生産されたのでしょうか。

 

Gun1980_11

Gun誌1980年11月号の広告より

国際産業からコクサイへ、イチロー氏をアドバイザーに迎えて変わろうとする姿勢が伝わります。

 

Gun1981_6

Gun誌1981年6月号のピンナップ裏の広告

良く見れば四隅に画鋲の穴があります。当時、これを部屋に貼るほど欲しかったのですが結局買わずじまい。

コクサイのS&Wリボルバーのメカの再現はこれから始まったのですが、モデルガン・ダイジェストで取り上げられることが無く、パイソンに続くカスタム第2弾としか見られなかったのが残念でした。

 

Gun1982_3

1982年3月号の広告より

M29カスタム、M28と続き、大本命のM29が発売されました。

製品画像が載った広告は1982年1月27日発売の3月号が初めてでしたが、発売予告は1月号からされており発売は1981年12月中旬、お年玉で近所の模型店で6インチを買いました(ホントはコクサイM1910を買うつもりが売り切れてたので)。後に友人に売却してます。

 

Gun1985_10

1985年10月号の広告より

M19に続き金属モデル第2弾として発売。サイドプレートのラインがリアルになり、レッドランプ、ロッキング・ボルト、フレームラグの形状修正、ワイドハンマー、セミ・ワイドのスムーストリガーになりました。

Kフレームは、1996年からニューコンセプト・モデルガンとして金属モデルに準じて改良したHW製を発売していきますが、Nフレームの登場には10年以上待たされます。

 

Dscf0228

Gun誌2007年10月号のモデルガン・ニューモデルレポートでニューコンセプト・モデルガンとしてHW化されたM29が紹介されてそれ以降、仕様を少しずつ変えて度々再版されました。

昨年6月、ヤフオクにて¥14,300にて未使用品を落札。

同じ形状のM629は持っていますが、真っ黒いM29を手にしてみると改めてカッコイイと素直に思えます。ZEKE やタナカの方がリアルなのでしょうけど、自分の中でコクサイM29のカタチが染みこんでいて、コクサイが正解と感じてしまっている所があります。

 

Dscf0821

スーパーリアルポリフィニッシュという割にはフレームのサムピースの上にはキズがあったり、スタンダート・モデル並の仕上げだったので磨き直しました。

ウッディ・グリップの見た目は悪くはないですが、やはり本物の木製グリップを付けたいとMULEの初期型ダーティハリータイプ。コクサイ用とタナカ用と分けて発売されているが嬉しい。

 

Dscf0317

ZEKE M29購入前にグリップを一番安くすませる為に購入したMULEだが、コクサイ金属8 3/8inに付けてみると似合わなし、ZEKEには少し加工が必要で結局、大枚はたいて実銃用を購入した訳です。

このMULEのコークボトル・グリップを無駄にしたくないのもあってコクサイ ポリフィニッシュを購入したのですが、合わせてみて正解でした。

 

Dscf0825

前回のM28に比べると、サイドプレートを外した姿も様になります。

MULEのコクサイ用はウェイトが入れられる様になっているが、ウッディ・グリップはウェイトが外せないので、ヤフオクで見つけて¥1,300で落札。88g重量アップします。コクサイ用の最終ロッドには初めからウェイトが入っているようです。

 

Dscf0701

コクサイNEWモデルのみ6inですが、各社M29 6.5inと。
今度はどれを手に取りながら「ダーティハリー」を観ましょうかね。

 

Dscf0407

M629とA.F.モデルも前回登場させた時とグリップを変えました。

 

Dscf0422

「俺がハマーだ」のとんかちグリップよりもM629に付けたかったのは、S&W純正の木製のスムースグリップでした。

Gun誌1981年9月号の表紙っぽく撮りました。M29用のマズル・ブレーキをどこかで出して欲しいです。

 

Dscf0329

グリップは昨年9月¥29,800で落札。

ホントはもっと木目が綺麗なのが欲しかったのですが、スムースタイプは出物が少ないのでこれで満足します。

 

Gun1989_2

Gun誌1989年2月号の広告より、広告サイズは1ページの四分の一位

A.F.モデルはエアソフトガン主流の頃、突如発売されました。

10.5inではないのが残念だが、ABSかHWで発売されたら欲しいと思い続けていた商品です。

 

Dscf0553

2002年に金属のA.F.6inが発売。MHWは2016年4月にマルゴー限定商品として発売。

ローダーカットのグリップは、昨年4月¥17,000で落札した物。

SN-GPよりグリップとフレームのラインは合っています。

 

Dscf0335

両側ともローダーカットしてある少し珍しい物です。

メタリック・シルエットではウィークハンドで撃つことないみたいですが、そもそも6inは・・・とか考えてはいけない。

 

Dscf0904

アジャスタブル・フロント・サイトは4段階にダイヤルで高さを変更出来ます。

パーツ表の価格は¥30,000と本体定価と同じ。

M686 A.F.モデルとか展開すること無く消えてしまい残念です。

 

Dscf0377

S&W純正のNフレーム用木製グリップ、全てコクサイに付けてみました。

手持ちのグリップとコクサイのフレームのラインが一番合っているのが、M28に付けている黒ワッシャーの物。

S&W純正木製グリップは年代差、個体差があるから黒ワッシャーの物がコクサイにピッタリという訳ではありませんので念のため。

 

Dscf0858

コクサイのメインスプリングスクリューは、いつの頃からか頭が大きい物に変わっている。スクリューを閉めすぎてフレームに付加を欠けない為だと思いますが、カッコ良くないし、S&W純正グリップがそのまま付けられない場合もあるので、ホームセンターで頭の無いスクリューを探して交換しています。

 

Dscf0392Dscf0187

グリップの話ついでにMULEのジョン・ミリアス オーナープレート付グリップ。最近、コクサイ用も発売されました。

 

Ttbi4fretz5lhwy6jispstnk4m

こちらは実物の画像。これ位、木目が綺麗だったら良かったのですが。

 

Dscf0679

6inリボルバー用のショルダーホルスターを並べてみました。

近々、イーストAからZEKE監修のダーティーハリーホルスターが発売される、AGH製あるけど買ってしまいそうです。

 

Dscf0416

ダイナミックガンを加えて、コクサイNフレーム集合。

サターン&デビルも無いし、4inも無くてはコクサイNフレーム集合とは言えないのでは思いつつ、これ以上は増えないと思います。多分ですが。

2021年1月11日 (月)

KOKUSAI SMITH&WESSON M28 NEW HIGHWAY PATROLMAN .357MAGNUM 6in(No.59)

Dscf0575

コクサイのNフレームを2回に渡り紹介していきます。今回はM28ニューハイウェイパトロールマンです。

 

Kokusai_gun

KOKUSAI GUNカタログの旧モデルのM28

 

Gun1981_11

Gun誌1981年11月号P49の広告より

この号のGun誌ピンナップ裏のコクサイM28広告は、この写真と微妙に違うのが使用されていて、キャッチコピーは「名ばかりのマグナムは道を開けろ!!」と強気です。

 

Gun1995_7_20210110143201

1995年7月号の広告より 

1985年頃のコクサイのカタログ「ACTION」にはM28は掲載されていなかったのですが、価格は据え置きでラバーグリップが標準装備されて再版されました。

 

Dscf0177

昨年10月ヤフオクにて未使用品を¥10,000にて落札

ラバーグリップ標準装備、説明書に載っているホルスターの在庫がない等仕様変更書が付いており、同梱のカタログから1995年頃の再販モデルとおもわれます。

箱は後に白地に黒文字で「NEW HIGHWAY PATROLMAN M28」の文字のみとなります。(Gun Proffessionals 2014年2月号ヴィンテージ・モデルガン・コレクションNo.23掲載モデル)

 

Dscf0635

MGCハイパト41(ZEKEキャストモデル)

ハイパトといえばMGC、多くのドラマで使用され今でも人気があります。

 

Kokusai_gun2

パーツ表から解るようにコクサイ旧ハイパトは、そんなMGCのコピーでありました。

 

Dscf0217

コクサイはM29カスタム・サターン&デビルからS&Wリボルバーの動きを完全再現し、それに続きニューハイパトを発売。MGCのコピーから脱却して、やがて「リボルバーのコクサイ」と言われるようになりました。

 

Dscf0584

発売当初、子供だった私はテーパード・バレルは正直、格好良くないと思ってましたが、今ではこれがたまらなく欲しくなってヤフオクで探していたのです。

モデルガンでレッドランプを別パーツで再現したはニューハイパトが初でしたが、実銃では採用されていない様です。

フロント・サイト・インサート・キットを使った事にしておきましょう。

 

Dscf0590

サイドプレートはリコイルシールドと一体型、刻印もTMマーク。

フレームの刻印「MODEL OF 1981」デビル&サターンもM28の同年5ヶ月前に発売。40年前にモデルガンでのS&Wメカの再現の成功していたことになります。

 

Dscf0672

7ショット・シリンダー を見た後だと、Nフレームに357magnum6発では余裕があり過ぎに見えます。

コクサイがガスガンで発売していたスピードコンプやコンバット・パイソンをモデルガン化した時に、マウンテン・リボルバーや7ショットのモデルガン化を期待したのですが、叶わぬ夢でした。

 

Dscf0302

M28はサービスサイズのグリップを見慣れているので、オーバーサイズのグリップを付けるとM27っぽく見えます。

 

Dscf0801

バックはS&Wの1993年のカタログ。M27は載っていますがM28は無し、Wikipediaによると1956~1986年生産らしいです。

 

Dscf0749

コクサイ ニューM28は金属モデルガン化や、ニューコンセプト・モデルガンとしてリニューアルすること無く消えていきます。

今はタナカからM27・M28が発売されることを期待するばかりです。ついでにHWSからM15のテーパード・バレルが発売を望みます。

 

Dscf0293

次回はM29を紹介していきます。

2021年1月 1日 (金)

Marushin SMITH & WESSON M39 ABS-Silver

Dscf0059

あけましておめでとうございます。

今度の再販時にはセンターファイヤー化されるという、マルシンのM39を紹介していきます。

 

Gun1981_1

Gun誌1981年1月号(1980年11月27日発売)の広告より

M439はアメリカ本土で1980年9月発売とありますから、製品化のスピードが早かったです。

 

Dscf5471

購入は2019年9月、大雄ホビーショップCAWウッズマンマルゼンP99を売却して、その資金でサイドアームズで購入した物です。

S&WオートはマルシンM439MGC M39MGC M659を所有しておりますが、MGCはもうメーカーがありませんしマルシンM439はメタルフィニッシュなので、あまりベタベタと触れないので手軽に弄る回せるS&Wオートが欲しかったのです。

 

Dscf5479

組立前にパーツを並べた所、シルバーメッキなので、パーティングライン等の処置もなく組立始められるのが手軽で良いです。

 

Dscf0052

木製グリップはMULE製、サイドアームズからサンコー ホビーショップによって購入。本体・グリップ共に事前に在庫は確認しておきました。

 

Dscf0049

S&Wロゴ入りのソフトケースは、製造元不明として出品されていて¥1,000で落札したのですが、届いてから気づいたのですがマルゼンのコレ↓ですね。

Gun1980_10

Gun誌1980年10月号の広告より

 

Dscf0137

スライドの刻印は「MADE IN J.S.A」から「MADE IN JAPAN」に変わりましたが書体が細く上品になりました。

 

Dscf0131

M439(上)とM39 (下)のトップビュー

 

Dscf0106

M439の木製グリップは、マルベリーフィールド製。M39はMULE製。M39/439は過去何度も再版されてますが、マルシンから発売したのは木製グリップを発売したのは発売当初ぐらいではないでしょうか。

 

Dscf0149

M44とM39とM439。それぞれエキストラクターの形状が違います。

 

Dscf0146

マルシンより少し早く、MGCのM39は1980年末に発売されました。ショートリコイルしなくともMGCの方がマルシンよりも作動は信用されていたのでマルシンよりも人気だったような感じでした。

 

Dscf0107

S&Wオート集合。

今年中には、この中にBWCのM645を加えることが出来るのでしょうか。

今年も宜しくお願い致します。

« 2020年12月 | トップページ | 2021年2月 »