今回はマクラウドのM61エスコートのレジン・モデルとスルーブガン組立キット。
これで映画「タクシードライバー」ごっこ出来る訳ですよ。
GunライターTOSHI氏所有の実銃から型取りしたエスコート
スプリングガイド先端とマズル部の金属パーツが付いています。グリップ・スクリューは別パーツですが、グリップ・パネルは外れません。
映画同様グリップ・パネルを外した状態のレジンモデルも出していました。私は9月末に購入したのですが、現在エスコートのレジンモデルは、残念ながら現在取り扱っておりません。
マクラウドの「びっくる君」の存在自体は以前から気になっておりましたが、「スリーブガン百科」スリーブガン組立キット同梱版 という手頃な物が発売されたので購入することに。
組立キットの中身はホールセンターで揃えられそうな物です。映画でもトラヴィスが作成しているシーンはありますが、実際は小道具屋さんが作成した物、同程度の物を個人で造るのは難しいので、このキットの方がある意味リアルティがある気がします。
リコイルガイドはポン付けでは、出っ張り過ぎるので取り付ける穴を少し深くしました。
マズル部は、キレイに付けるのは難しいのでやってません。
映画を見た時から気になっていたスリーブガンの仕組みは、実は単純な物でした。
写真は後方、留め金部分です。左側の先に銃が付いてます。
手前の銃を保持している金属部(スライダー)が、後ろのレール(クリーム色の樹脂製部品)に対して前方(左側)、斜めに下がっているのがおわかりでしょうか。
後ろで、こんな風に中央のレールの溝から外れて、引っかかっているだけです。
腕を振ると銃の重みと遠心力で、これが外れます。
スライダーとレールが重なり、ゴムの力でレール上をスライダーが前進するというシンプルな物。
映画の小道具を再現したびっくる君も、基本的には同じ仕組みです。
スリーブガン百貨には「タクシードライバー」他の映画に登場したスリーブガンを紹介しています。他ではスプリングで飛び出したり、撮り方で誤魔化したり様々です。
キットの組立自体は難しくありませんが、スライダーは自分で曲げなくてはいけません。銃の保持は本来キット付属のビニールテープで行うのだが、エスコートの場合グリップ・スクリューを使って止めることが出来たが、びっくる君のように銃の取り付け部が湾曲していないので握りづらいです。
ゴムの折り返し部が外れやすいので、大きめのワッシャーを取り付けると良さそうです。
腕に装着した状態。
組み上げた時はコンパクトにも思えたが、付けてみた感想はハッキリ言うと邪魔です。
スリーブガンは映画の小道具としては面白いですが、実用的にはどうかというのが体感出来ます。
上から見るとこれだけ出っ張るので、隠して使用するのには、よほど袖口の広い服で無いと駄目で、私のコートでも狭くて動きませんでした。隠したい(なり切りたい)のであれば、M65風フィールドジャケット 買いましょう。
銃を降り出した所、銃の取り付け位置が低くスライダーが邪魔できちんとグリップ出来ない。実際にブローバックしたらスライドが指に当たるが、銃は無可動だし振り出して遊ぶだけなので良しとしましょう。
このキットでは、小型軽量の玩具銃での使用を推奨しております。モデルガンを取り付けたい人はびっくる君の方が良いのですが、こちらも現在取り扱っておりません。
少々違うところもありますがトラヴィス様、お買い上げ一式ぽく。
映画でもセリフと銃が違っていたり、シーンによって変わっていたりしますのでツッコミは無しで。
映画(1976年)の密売人の販売価格は
メキシコ手製のホルスター(映画ではBucheimer 製、写真はビアンキ)40ドル
44マグナム 350ドル(500ドルで転売できるとも)
38口径(映画は初期型M36ニッケルフィニッシュ、スクウェアバット、ホワイトパール調グリップ、射撃場ではデティクティブ )250ドル
台詞ではコルト25(射撃場ではGalesi Brescia )125ドル
台詞と射撃場のシーンではワルサー(映画ではPPK/S、写真はPPK )買うときはアストラ・コンスターブル 150ドル
最近の円相場で計算すると、今のモデルガンの方が高いじゃないか。