ELAN COLT MKⅣ SERIES80 COMBAT GOVERNMENT MODEL(2019)
平成最後の更新がエランでしたので、令和最初の更新もエランで行きます。
Gun Professinals 2012年6月号 ポストホビーの広告より
エランでS'80は2012年にブローバック・モデルと、AFPB(オートマチック・ファイヤリング・ブロック・セフティ)を再現したダミーカート・モデルを販売しました。
これは最新のパーツを組み込んで久しぶりにAFPBを組み立てたものです。以前に少し見せていただいてから、狙っておりました。
令和最初の購入となるモデルガンだからという理由もありますが、GW10連休となる筈が思わぬ仕事が入った腹いせで購入を決意しました。
箱は年代的には一枚目の画像に写っている物なのですが、所有していない画像の60年代の物を再現したものにしてもらいました。
60年代の箱に不満はないのですが購入後、同モデルの実銃画像を探していたら、プラケースと写ってるの多く見かけて後から購入。プラケースも年代によって形式が変わりますが、これはエランで扱っている新品の物です。
ラバーグリップにも不満はありませんが、時として木製グリップにしたくなることもあるのでタンク・オフィサーズに装着されているスムースタイプも購入しました。
同じくS'80のMGC50周年記念ナショナルマッチ・セミカスタム と、 エランに付けているラバーグリップはブローバックモデルには標準装着していたRADICAL CONSEPTS社のサントプレーン製。
S'80の刻印はシンプルで面白みがないと思っていましたが、手物に置いて何日か眺めているとこれもありかと思ってきます。MGCではそう思えなかったですが。
スライドストップは、よりリアルになった2019年タイプ。
コンバット・ガバメント・モデルなのでエジャエクション・ポートはロワー&フレアカットされています。トリガーはロングタイプ。
S'80仕様のマガジン。マグウェルも広げてあります。メイン・スプリング・ハウジングはストレート・タイプ。
S’80とS'70をラバグリを付けて並べると一見、刻印しか違わないようですが、S’80はコンバット・ガバメント・モデルなので各所の違いを楽しめます。
そしてS'70と一番の違い、AFPB付のS'80 これが欲しかったのです。しかし、本場アメリカでは評判が悪く取り外している人が多く、その隙間を埋めるプレートも販売されているとのこと。フレームの後部がかなり薄くなるのでブローバックモデルには付けられないのは分かります。
Gun誌1983年11月号の記事をまねて。このような位置関係になります。
トリガーを引いたところ。
トリガーバーでシアと共にトリガー・バー・レバー押され、それに連動してプランジャー・レバー(ブロック・レバー)が上がります。
そして、スライド内のファイヤリングピン・プランジャー(オートマチック・ファイヤリング・ピン・ブロック)を押し上げ、ファイヤリング・ピンのロックを解除します。
Gun Professionals誌2012年6月のToy Gun Laboratory によると、AFPB無しのブローバックモデルのトリガープルは役1.27kg、AFPB付のダミーカートモデルのトリガープルは約3.47kgと結構差がある。手持ちのS'70と比べると測定する物は無いので私の感覚では、言われればS'80の方が重いかなという違いです。実銃のS’80のトリガー・プルはファイクトリーのままで約3kgで、S'70より20%程度重いとのことです。
メインスプリングハウジング・ピンを抜く専用ツールも購入しました。先端がピンと同じ形状になっております。
AFPBで部品が4点増えたのですが、フレーム側の2点の組み込みはそんなに苦ではないですが、スライドはファイヤリングピン・プランジャー(オートマチック・ファイヤリング・ピン・ブロック)を押しながらの作業になるので、結構面倒です。
3挺となりましたエランのコレクション。今度は短いのが欲しくなってしまいました。