Marushin SMITH&WESSON MODEL586 :357mag 4in(HW)
正月以来の更新となってしまいました。今回はマルシンのM586です。これのせいで更新が遅れたともいえますが。
発売当時の広告についてはMGC M686& タイトー スマイソンの記事に載せてますのでそちらをご覧下さい。
サファリランド コンバットグリップの時にも書いているのですが、それを付けようとして3度目の購入となったM586。ヤフオクで昨年5月に1万円で落札しましたが、届いた現物を見てオークションでは画像よりも、状態は2割落として見ないといけないと、高い買い物になってしまうことを学びました。
未発火で、大きなキズがあるわけではないのだが、使用感あふれる外観はブルーイングして、お色直ししないと思い分解。すると前オーナーが飛ばして無くしたのかリアーサイトプランジャーとスプリングがないことに気づいたので、ニューカートリッジと共にマルシンへ注文しました。
2015年8月14日 ブルーイング1回目。ムラだらけです。
失敗の原因は、入手したばかりのリューターを多用して手を抜いたことです。
2015年8月23日 表面を磨きなおして、染め直した状態。前回、染まった部分が完全に落とせていないので斑に。
2016年1月11日 一見奇麗に染まっているのですが・・・
1000番以上のペーパーで磨く前に、その前の段階で磨きこまないと駄目ということを聞いたのでこの時は、前に染めた部分を落とすため240番から磨き始めて、エッジがかなり丸くなってきています。細かい番数のペーパーがけをしなく、染まり方も薄かったので磨き傷が目立ってしまいまたやり直すことに。
今までの失敗を踏まえて、今度こそ丁寧に下地を磨き染めたつもりですが、やはり斑が出来ていますが、何とか許せる範囲かと思い。もういい加減疲れたので、何カ月ぶりに組み立てました。
そして毎度のようにブログ用の写真を撮り始めました。撮り方で斑が誤魔化せると思ったら、やはり気になります。削りすぎてシリンダーのフロートの境が曖昧になってしまいました。
スイングアウトしたシリンダーが移る仕上げを目指し、それはクリアーしておりますが・・・
トリガーとハンマーはケースハードン風にしたつもりですが、もう少し上手く出来るかとやり直していたら、あまりそれっぽく見えなくなってしまった。
以前所有していたマルシンM586のABSとHW-IRは実銃用グリップが無加工で取り付けられたのだが、こればフレームのピンの位置が僅かに合わないので少し削って細くしています。
サイドプレート内側等に「AAE1990」の刻印があります。1990年製か?Gun誌1984年6月号のモデルガン・ダイジェストの物は「AAE3891」なのでロットによって変えているのかも。
このM586に付けるグリップを探している時にちょうど見つけた左右対称のスムースというちょっと珍しい一品。オークションにて\7,000とお得に落札出来たもの。このグリップが似合う様するためには綺麗に仕上げないと駄目だと頑張ったのではありますが。
左からMGC,コクサイ(旧タイプ)、マルイ、KSC、HWS、実物ダミーカート、マルシンです。
分解した左側はマルシンのニュータイプ。5mmキャップの時はOリングを使用、外せば7mmにも、空撃ち用のスプリングも付いている優れもの。これでブレット部が別パーツだったら、見た目も良かったのですが、右はマルシンの旧タイプこちは7mmキャップのみ使用可。
KSCキングコブラ ウルティメットブラックと、S&Wとコルトの4インチフルラグモデルの比較のつもりが、個人仕上げのブルーイングよりメーカー仕上げのほうがはるかに綺麗なのに愕然としました。
マルイ・パイソン、MGC・スマイソンと並べて、これを撮っている時に塗装のマルイ・パイソンの方が綺麗じゃないかと思い・・・
塗装しました。キャロムのガンブルーカラーも余っていましたので。マルイ・パイソンを最初に塗装した時、厚塗りしすぎて失敗したので2回目は薄く塗ったのですが、パイソンと色の差を出したくて、これは厚めに塗っております。
ガンブルーカラーは厚めに塗れば、光沢が出てくるのですが、複雑な形状をしている銃全体を同じような感じに塗るというのも意外と難しいもので、平面なサイドプレートだけはやけに綺麗に光沢が出ています。
ちなみにこのグリップの内側には「OCT15 1986」のスタンプがあります。実銃との年代差もあまりないので、この組み合せもおかしくない筈。
S&W純正のスタンダートな木製グリップ。こちらは「OCT7 1991」のスタンプがあります。
コンバットグリップは「SEP29 1989」のスタンプがあります。スプレー塗装でもスイングアウトしたシリンダーはフレームに映るので満足しております。
最後にMGC・M686と
毎度、ブルーイングをする時に失敗したら塗装すればいいやと思いつつ、そんなに綺麗に染められなくても何とか満足していたのです、トイガン用塗料を改めて見直しました。もっと早く塗装に切り替えていれば、こんなにエッジがダルダルにはならなかったのですが・・・
後、HWSのM10 OLD2inとスマイソン6inが控えているのですが、失敗したら塗装すればいいやと思いつつ、やっぱ綺麗にブルーイングで仕上げられたのをお披露目出来る様、頑張りますが、いつになることやら。
その前にブルーイングも塗装もしないで良い物を紹介していきます。
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コメント
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ご無沙汰しております。
昔、HWSのHPにブルーイング手法が載り始めたころにチャレンジしましたが、うまくゆかなかった経験があります。マルシンPPK/S、ベレッタ刻印の92FS、ブローニングハイパワーと3丁トライしました。
ハイパワーはその後、同じようにガンブルーカラーで塗りましたが、写真映えは塗装の方が上でした。
刻印の深いGM7のS70なんか、亜鉛パーツの色合わせにも気を使って美しく仕上げてみたいですね!
投稿: TDF MRI | 2016年6月14日 (火) 11時29分
>TDI MRIさん
ご無沙汰しております。
ブルーイングは今回、7挺目の筈だったのですが、前回のCAWガバが自分としては、それなりに上手くいったので、さらに上の仕上がりにできるであろうと思い始めたにこの有様です。
塗装は塗装で綺麗に仕上がりますが、これが実銃のガンブルーに近いかと言われると疑問ですが、雰囲気を楽しむモデルガンなら、それっぽい色の塗装もまた良し思っております。
投稿: GFC | 2016年6月14日 (火) 23時08分
お久しぶりです。
下地仕上げは地味な作業ですが、手が抜けないので本当に大変ですね。
これだけブルーイングで試行錯誤を繰り返しての塗装というのは驚きですが、私なら途中で「まぁこれでいいか」と投げ出してしまうこと請合いですw
投稿: Jumo | 2016年6月19日 (日) 21時57分
>Jumoさん
お久しぶりです。
下地仕上げを「まぁこれでいいか」と切り上げて染めるのを繰り返した結果なのです。
磨いている総時間はそれなりにあるので、最初からそれだけ時間をかけて磨いて染めていれば、良い物が仕上がったかもしれませんが今更です。次に繋がれば良いのですが、同じことを繰り返してしまいそうな自分もいます。
投稿: GFC | 2016年6月19日 (日) 22時56分
ご無沙汰ですね。更新されていて嬉しいです。・・ブルーイングと研磨は難しいですね。何度も失敗して練習するしかないっすね。・・まあ修行かな(笑)な感じですよね。でもM586なかなかいい雰囲気ではないですか!たしかに研磨の関係でエッジが甘くなるのはよくあるコトだと思います。僕も経験者です!ん~使い込んだ愛銃だと勝手に自分で納得してます(笑)
投稿: S S32オート | 2016年7月10日 (日) 01時49分
>SS32オートさん
ご無沙汰しております。
古めかしい銃でしたらエッジが丸くなっても良いのですが、シリンダーのフロートは気になるので、気が向いたらパーツ購入してやり直すかもしれません。
投稿: GFC | 2016年7月10日 (日) 23時03分