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2014年9月

2014年9月15日 (月)

映画「ルパン三世」(2014年)感想*ネタばれなし

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まず、ルパンのP38はコマーシャルじゃないだろうだろというという突っ込みはしないで下さい。

映画感想第2弾です。今回はネタばれなしで短めに書いていきます。

では、キャラごとの感想

○ルパン三世
小栗旬が、頑張ってルパンになりきろうとしているのはわかるけど、時として出てくるアニメ版を意識した口調は、似ていないものまねを見ているようで恥ずかしくなる。

○次元 大介
目は出しっぱなしだろうと諦めていたが、それにしても衣装のベストが格好悪すぎる。今時の映画でもタバコを吸いまくっていたのは評価します。一般的に早撃ちといえば、シングルアクションのファニングになってしまうのだなと実感。

○石川 五ェ門(五右ェ門でなく、最近はこの字を使うと知った)
実写化にあたって一番難しいキャラだというのはわかるが、ただのお笑い担当だった。

○峰 不二子
不二子としての魅力をまったく感じることなく、腕っ節が強いだけの女であった。個人的に黒木メイサが好みとかけ離れているというのもあるが、敵キャラの倒し方だけ好きです。

○銭形 警部
「俺はICPOの銭形幸一だ」といったり「銭形警部だ」と言うのに違和感。ルパンに協力求めたりするのも。ダンディなキャラを目指しているとあるが、中途半端な間抜けキャラに終わる。

○マイケル・リー
台湾のアイドルグループ「F4」のジェリー・イェンという人らしい。予告編にはチラッとしか出てないので、何者ですかと思っていたら重要なキャラだったりするけど、それを期待していいた人はどれだけいるのか。あと、よくわからないのが2人出てきます。

★☆☆☆☆
この映画を見る人はルパン三世のキャラがどういったのか知っているだろうが、エピソード1の様な話なのに、各キャラの紹介的なものがないので最初、大した事をやっていない次元を見込んでルパンが組むのも不自然に感じた。

ラストは王道的に敵地に乗り込んで大乱闘をやっていて、海外ロケ・キャストと派手っぽい事をやってはいるが邦画的な安っぽさが抜けきれていない。脚本より見た目重視なので、予告編は割と予算がかかっているように見えるが期待してはいけない。

それでも「デビルマン」「キャシャーン」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」よりは耐えられた。細かい点数出すのは面倒なので星1つで。(ガッチャマンは未見です)

キャストとかは二作目を望んでいる様ですが、興業収入的にありえるのか?せめて不二子と五エ門、脚本と監督は変えてもらたい。アニメのルパン三世も作品ごと顔が違うのだから、キャストが変わってもかまわんでしょう。

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2014年9月10日 (水)

映画「GODZILLA ゴジラ」(2014)感想 *ネタばれあり

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ブログ開始一回目に、映画の感想もあるかもと書いてから7年。初の映画感想です。

超絶ネタばれですので、御注意して下さい。

公開から一カ月過ぎましたが、やっと「GODZILLA ゴジラ」を観てきました。つまらなくはないけど怪獣映画としては批判的な意見ばかりになりますので、そのつもりで興味ある方は読んでください。

○ハリウッドにおける最強のアメリカ軍の扱い

1998年のローランド・エメリッヒ版から2度目のハリウッド映画化で、見た目も1998年より、ちゃんとゴジラしていて期待をしていたのですが、2本のハリウッド版ゴジラを観て思うのは最強アメリカ軍と対峙させるのは難しいということです。

なにせ映画上では宇宙人さえも撃退してきた天下無敵のアメリカ軍が、怪獣一匹なんぞ、簡単に倒せないでどうすると。

ゴジラ映画の見所といえば、ゴジラが街を破壊し、戦車や航空機の攻撃をものともせず、放射熱線で薙ぎ払う場面であるのだが、そんな無力すぎる米軍をハリウッドで描くことはないでしょう。

ゴジラの設定上、砲弾やミサイル攻撃にも耐えうる強固な表皮を持つことになってますが、そういった表現をしないということは怪獣映画とはいえ、ある程度のリアルティも持たせると無理を感じるようになったのではないか、それで1998年版はミサイルをもよける俊敏さをもたせることで、映画的に多少なりとも米軍が苦戦するようし、あのようなフォルムにして話を作ったと推測できます。

日本では1984年(橋本幸治監督版公開)の時点の自衛隊の火力で、80m級のゴジラを倒せてもおかしくはなかったでしょう。続編の都合があったにせよ、そこは1954年からゴジラに歯が立たたなかった自衛隊を描き続けており、あまり軍事力をアピールすることも出来ないので、いつになってもゴジラには対抗できなくても映画的にも不思議には思わない。

で、2014年度版です。米軍の攻撃目標はムートーで、ほとんどゴジラに対して攻撃してません。そのムートーは強力な電磁波により、近寄る電子機器を無力化するという設定で攻撃を仕掛けることが出来ないということで、話を組立ている。

1933年のキングコングで既に強大なモンスターを倒しているアメリカ。それからほとんどの映画で勝利を収めてきた米軍。怪獣に対してまったく無力である米軍というのは興行的にどうなのか。ハリウッドで殿堂入りしているゴジラならは許されそうもするが、製作者側は何かしら理由を付けてただ攻撃が効かないという演出をしていないのは、強いアメリカそのものである米軍という存在をないがしろには出来ないのでしょう。

2014年版の続編にはラドン、モスラ、ギングギドラが登場予定とありますが、これらの怪獣も何か理由を付けて、米軍からの攻撃をかわしていくと予想されます。

○ムートーの違和感

予告編には登場しない怪獣である。観賞前にゴジラ以外の怪獣が出ることを読んでしまい。大体の形もガチャガチャを見て知ってしまったのですが、スクリーンで観た時のガッカリ感は大きかった。ギャオスとクローバーフィールドを混ぜたようで、ゴジラ怪獣っぽくないというか、まず名前からして「未確認巨大陸生生命体」という意味はありますが、日本的には「ラ」とか濁音を付かない時点で失格である。太古ペルム記に地球に生息していたとはとても思えなく目や繭、卵の光具合から宇宙怪獣ならば納得もいきそうなデザインである。

怪獣の生態なんては脚本次第なのだが、繁殖方法は鮭と同じと考えるとして、雄はフィリピンで、放射能濃度が高まることで2億年以上かけて誕生。日本に放射能を求め原発へ、そこで繭化して15年かけて吸収するという2段階成長(?)。雌は繭のまま、放射能廃棄物処分場で放射能を吸収し産卵期を迎えるというのは、、舞台を色々移したいが為の御都合主義にしか思えない。

○怪獣王は救世主であり、破壊神ではない

ビキニ環礁の核兵器実験はゴジラを倒すためだったとの記録映像で一瞬出てくる背ビレは、予告編でも期待を高めてくれるところでした。予告篇では、ゴジラは悪役として登場するとしか観えない演出でありました。破壊というより、少し掴んだら壊れてしまったゴールデンゲートブリッジのシーンも、ゴジラは街を破壊しますよに観える。

今回のゴジラは間違いなく善玉であります。アメリカで制作されたアニメ(1978年と1999~2000年)は共にゴジラをヒーローとしたものだから、ゴジラは破壊神でなく、怪獣王として受け入れられているのでしょう。

私が物心ついて、テレビで観たゴジラ映画(何が最初か覚えてませんが)人類の味方として戦っており、小さい頃はゴジラが暴れていれば何でも良かったのですが、後々にゴジラは悪役として暴れる姿に魅力を感じているので、予告編詐欺にあった気分です。

善玉として戦っても別にいいのですが、ゴジラを倒すため、実験と称して核兵器使いまり、それから約56年も見失っていたのに、ムートーが目覚めたらゴジラも目覚めて戦うだろうって、ゴジラの化石の近くのムートーの繭の抜け殻があったとしてもあまり根拠がない。

対決しなければ話にならないので、深く考えなくてもいいところなのかもしれないけど。ゴジラがハワイからサンフランシスコまで泳いで追っかけるほどの説明が弱く、観ていて何で戦うのだっけ?と思い返すところもあった。平成ガメラのパクリ度が強まってしまいますけど、もう少し説得力が欲しかった。

サンフランシスコで三体を一度に核兵器で倒す作戦なのだが、ゴジラが米海軍と並走して泳いでいる画面に違和感を感じた。予測通りゴジラはサンフランシスコへ向かっているとしても、まずゴジラを倒しておこうと考えそうですが、とりあえずゴジラは艦隊に対して攻撃しなかったので、見守っていたのでしょうか。

ヒーローの割には最後のムートーの勝ち方もカッコイイとは言えなく、やはり嘔吐に見えてしまう。水平方向ならまだ良かったですが、怪獣に対しては放射熱線の威力が弱いのは日本でもそうだったが、今後どうするのか。背ビレはもっと派手に光らせて欲しかった。

救世主となってしまったゴジラは今後、どのように敵怪獣と対峙していくのか。変な理由をつけず、人類の味方をするわけではないけど、目の前に邪魔者(怪獣)が現れたから倒したで良いとは思いますけど、製作会社が「ダークナイト」と同じだから、平成ガメラのような傷つき怪獣を倒しても報われないダークヒーローになってしまうのでしょうか。

○とりあえず55点

1954年のゴジラに通じるものがあるとか書かれてもいますけど、その割には核の扱いが、いい加減なところもありますが概ね映画の評価が高く、批判意見は思ったよりも少ない。それはエメリッヒのゴジラがあんなんで、今回はちゃんとゴジラの造形したものが最新CGで動いていたから、それで満足してしまうでしょうか。

文句ばかり書いてしまうのは、それはゴジラ映画であるためで、最初にも書いたとおり今回の「GODZILLA ゴジラ」は少し長いとは感じましたが、つまらなくはないです。そこいら辺は流石ハリウッドなのでしょうか。そして日本ではこんなゴジラ映画を撮ることは出来ないのは事実です。これと同額の予算を与えて、脚本や配役に注文付けさせないで撮らせたら、これより素晴らしい作品を撮れる監督はいると思いますけど、東宝はもうゴジラ映画はハリウッドにまかせるのでしょう。でも、「日本よ。これがゴジラ映画だ!」と言われているようで寂しいです。

55点という点数は、アメリカに渡ったゴジラということで、松井選手の背番号と同じにしました。

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画像は「ゴジラ FINAL WARS」を観に行った時にもらったモノです(台座の地球を含め高さ約53mm)。ゴジラ関係の玩具はこれしかないです。今更ながら、S.H.モンスターアーツ ゴジラ2000が欲しいです。

長々とまとまらない感想を書いてきましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。次回、小栗ルパンの感想を書くつもりです。

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