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2013年5月11日 (土)

TANAKA S&W M500 MAGNUM REVOLVER 8 3/8inch STAINLESS

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お久し振りであります。長らく間を開けて申し訳ありません。

久々の更新は遂に発売されたタナカのセンチニアルではなく、M500であります。

センチニアルは購入予定でありますが、折角なのでジュピターフィニッシュを待とうかな思っております。

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S&W M500とデザートイーグル50AE
実銃の世界では、もうM29とオートマグナムが世界最強と呼ばれていたのは、随分と前のことであるが・・・

私としても「ドーベルマン刑事」のスーパーブラックホーク44マグナムでGunに興味を持ち出したので、44マグナムこそ最強という思い入れがあり、454カスールとか、45ウィンチェスターマグナムと認めたくない気持ちもあったのですが(そう思っている40代の方は多そうですが)こうしてモデルガンとしてM500が発売されたのなら、これこそを世界最強と認めることにしました。

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私がGunに興味を持ったのは、単純にカッコイイからというのと、そのパワーへの憧れでありますが、M500については正直、デカ過ぎるシリンダーのせいでバランスが崩れて、手放しにカッコイイとは思っていない。カッコ良さよりもハンドガン世界最強の.500S&Wマグナムを撃ち出す物への、憧れの気持ちからであります。

タナカのM500モデルガンは2012年5月にABS 8 3/8in発売。
6月ABS 3+1in発売
8月上旬ステンレス3+1in 発売
8月下旬にステンレス8 3/8in発売
2013年1月ES(エマージェンシーサバイバル) 2-3/4インチ ABSモデル発売
2月ES ステンレスが発売されています。
説明書のパーツ表には、ペガサスで発売されていたパフォーマンスセンターの6.5in と10.5inのイラストも載っていますが、発売されるのでしょうか。

M500はモデルガン化されれば購入しようとは前々から思っていたのですが、普通に店頭に並び始めた頃は財布の余裕もなく後回しになっていたのですが、いつの間にか店頭から消えていき、無くなると思うと欲しくなるというのが悲しい習性で、慌てて明和模型して購入しました。

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まずはファクトリー製世界最大級のM500と世界最小リボルバーの比較。なんかもう笑ってしまいますね、この差は。

それでは、M500の各部を見ていきます。Dscf0386

第一印象からか、やはり大口径には長銃身ということでステンレス8 3/8inを選択。大口径なのに短銃身というのも魅力的でありますが。

前にタークさんがM500の3+1inのマズルブレーキを外して実射した動画をUPしてましたけど、あれを見るとESモデルなんか撃ちたくないですね。

タナカのマズルブレーキはABSで銃身と一体化してます。金属製の別パーツにしたらコストも掛かるでしょうが、フロントサイト・ブレード位は金属にしてほしかった。フロントサイトはシリンダー側に引いて取り外し可です。銃身内は水平にインサートが入っており、その下側はウェイトが入っていて埋まっています。

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シリンダーはエジェクターロッド先端でなく、ヨークの内側でロックするというデイビスのスモルトにも似た方式。旧来の方式のが安心出来ますが、シリンダーの回転方向が違うと言えコルトはシリンダーの前方ではロックさせてないから、これで充分なんでしょう。

シリンダーインサートは御覧の通り、かなり小さい。プラリボルバーのシリンダーインサートは業界自主規制とはいっても、モデルガン愛好会協会に入っていた者としては半分位は塞がっていた方が、良いのじゃないかと思ってしまいます。

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シリンダーの内側はエキストラクターと同型に分割されていて、その内側のパーツは金属製で重量増加に役立っています。

RIGHTのダミーカートを入れてます。プライマーにスプリング内蔵して空撃ち対応にして欲しかった。せめて発火用カートより重量が重ければ良かったのですが。

タナカM500は1、230gと、プラにしては重くしてくれましたが、実銃の2,036gには及ばす。出来れば金属製で発売して欲しかったなと。

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オールドファンには、なじめないキーロック

アメリカでも銃規制は厳しくなりつつあるから仕方がないでしょうけど、M500の様な新しい物なら多少許せますが、S&Wのクラシックリボルバー・シリーズにも付いているのを見るとね。フレームラグの形とか、リアサイトからグリップへのフレームのラインが現行基準なので、クラシックとしての魅力を感じられなくて残念です。

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リアサイトは昔ながらの物と変わらなく、一安心(笑)

外すとスコープベース用のスクリューホールを再現した物なのか、ただのヒケ防止の為か3つの穴があります。

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サイドプレートを外すとハンマーが肉抜きされている以外は見慣れた光景で、アクションはタナカのM29よりも切れがあるように感じます。

世界最強のマグナム弾を撃ちだすハンマーとしては頼りなく、Kフレームと同じ位しかない。もっと大きければ見た目のバランスが良くなるのに。(操作性は悪くなると思いますが)

トリガーの裏側も肉抜きされております。実銃はトリガーとハンマーはシルバーでないのですが、これは良しとしましょう。

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カートリッジの比較。上から
44マグナム、ダミーカート(マルベリーフィールド)
.500S&Wマグナム ダミーカート(RIGHT)
.500S&Wマグナム 発火用カート(タナカ)
同上 分解したところ
50AE(ハドソン)

モデルガンで.500S&Wマグナムの迫力を再現するためにダブルキャップ方式にしたのだが、BLKカートよりも複雑になってしまっている。

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M500のグリップは実に握りやすく、このグリップならば.500S&Wマグナムの強烈な反動も受け止められる頼もしさを感じます。

外せばKフレームのグリップサイズなので、画像の様なグリップの付け替えも出来ますが、実銃でこの組み合わせで撃ったら、すっぽ抜けてしまいそうです。
(グリップスクリューを付けるにはウェイトを削る必要があります)

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J・K・L・N そしてXフレームとS&Wリボルバー 各サイズ揃いました。

コクサイには、マウンテンリボルバー、タナカにはM&P R8をモデルガン化して貰えば、S&Wリボルバーの世界は広がっていくのですが。

タナカのペガサスシリーズから、後モデルガン化して欲しいのはレッドホークですね。454カスール・モデルも是非ともお願いしたいです。

次回更新は、また2~3か月後になってしまうと思いますので、気長にお待ちください。

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