HWS LIBERATOR
リバレーターのことは、Gunに興味を持ち始めて買った「世界の拳銃大図鑑」か「拳銃マシンガン大百科」のどちらに載っていたという、おぼろげな記憶があります。
銃の名前を覚え始めていった時期に、印象に残っているのがモデルガン化されると嬉しくなってしまい、早速、入手してしまいました。
当時のボックスをも再現してくれたのは嬉しいのですが。コストがかかっても復刻版ボックスは内箱にして、外箱にバーコードやSPGシールを貼る形態にしてほしかったです。製品保護の為に、復刻版ボックスの片側にホチキスを使用しているので、ディスプレイ等に新たに必要な人向けに別売もしているという拘りなのに、何か残念です。
箱から取り出すのが意外と大変で、箱を少し破ってしまった。また戻して蓋を閉めるのも大変です。
手に取ると、思ったよりも大きく重いです。連射出来るわけではないけど、実銃ならばグリップ内にカート10発格納出来るのでガバよりも多いともいえるが、これでドイツ軍と戦いたくはないです。HWSはウエイトで重量を稼いでいます。
プレスの感じが良く出ていて、塗装も綺麗です。
コッキングポジション。トリガーを引くともう少しコッキング・ノブ(ハンマー)が下がってから、トリガーコネクターから外れ、前進してプライマーを叩きます。
コッキング・ノブはそのうち黒ずんできそうな感じです。
グリップ部にカートは、2発格納でき(本体付属は1発)、グリップ内を覗くと「SPG HWS」の刻印があります。
取説に「マガジンプレートは錆びやすいので時々オイルをひくこと」とあります。プレートが少々、カチャカチャするのは仕方がないでしょう。
カートは26年式と同じタイプで、装填する時は同様にブレット部は外します。リムに「F」「A」「42」(フェデラル・アモ 1942年製)の刻印があります。
カートを装填したところ。
コッキング・ノブは引いてから90度回転させフレームに引っ掛けるのだが、その部分の塗装が剥げることがあると、購入時に店頭で言われたので注意してます。
カートリッジの押し出し棒は、ディスプレイ用の太い物と、インサートのあるモデルガンに使用できる細い物が付属してます。
HWSのお店ではファストドロウ・コンテストを開催しているが、リバレーターの装填から発火の大会なんかも、やってみたら面白そうなのですが、どうでしょう?
実銃は分解出来ないが、モデルガンは分解できるようにアレンジされています。オモチャみたいけど、実銃通りのメカニズムです。
部品点数は少ないですが、分解は結構面倒でした。実銃も分解のことは考えてつくられてないですからね。組立は、ガイドロッドカラー・ピンを入れるところ以外は楽です。
HWSのビンテージ・モデルガン・シリーズの第一弾の九四式、第二弾の二十六年式、そして第3弾として発売されたリバレーター。
HWSはリバレーターの発売を2005年に発表しましたが、発売が今の時期になったことは結果的に良かったのではないでしょうか。モデルガンの市場も少しは活気で出てきて、以前よりもマニアックな銃がモデルアップされてきてますから、リバレーターも受け入れやすい状況になってきているのではないかと。
第4弾は御存知、ボーチャードでありますが、これも入手したいですが、高額になりそうで簡単に手は出せなさそうです。CAWのも気になりますし。早くも第5弾も気になるところですが、どういった方向へ向かうのか楽しみであります。