ELAN-ROCKEN COLT’S MKⅣ/SERIES’70 GOVERNMENT MODEL LADGE ROLL MARKS
エランS’70のラージ刻印です。
ガバメントモデル100周年の今年9月に20挺限定で販売されてたものではなく、元は以前に紹介した2004年モデルであります。
それまでほとんど動かすこともなかった2004年モデルですが、作動性向上の為にパーツ交換・調整をしてもらった後、調子に乗って結構ガチャガチャ動かしていたら小キズが付いてきてしまったので、F+コーティングでの再塗装をお願いすることにしました。
青味の強いケース・ブルー・コーテイングも悪くはなかったのですが、光線や見る角度によっては上の画像のようにラメっぽく見え、興醒めしてしまうこともありました。
以前、調整にエランへ持っていった時に、今度発売されるS'70はスライドを新規に作り直して等の話を色々聞かされており、ラージ刻印も出すということで出来るのであれば新たに購入したかったのですが、余裕もないのでF+コーティングのついでにスライドを新型にしてラージ刻印にしてもらえないかと聞いてみたところ、引き受けてもらい完成した新生S’70であります。
F+コーティングはラメっぽさがなくなり、角度によって安っぽく見えることはありません。
そして憧れのラージ刻印。
スライドストップのノッチもスモール刻印より大きくなってます。
右側面も、もちろんラージ刻印。
フレームは2004年モデルのままなので、シリアルNo.70G01214が変わっていません。
新旧スライドを並べると、色味がかなり変わったことがわかります。
各所で紹介されていますが、改良されたところを見ていきます。
今まではHFしか再現されていなかったところですが、
フロントサイトを取り付けるスライド上部が平らになりました。
金型を造りなおしたスライドは1mm高くなっており。リアサイトの溝が深くなっています。この画像では分かりにくいですが、スライドのセレーション部は側面と面一ではなく、1段低くなっています。
太すぎたトリガーガードも修正し、スライドストップも新しいものに変えてあります。
確実さの向上の為、セフティーも新しくなっています。
ハンマーを側面以外を再塗装してもらいましたが、やはり動かしていると打撃面は塗装が剥がれてきてします。
画像では判りにくいですがメダリオンは実銃っぽくするため、あえて跳ね馬がはっきりしていないものに変わりました。
グリップスクリューも、溝の幅が広くなり光沢仕上げになり、マガジン・キャッチ・ロックも挽き物へと細かな所もよりリアルになりました。
ヘレッツ製のグリップのチェッカーの立ち具合はいいのですが、美しい木目とは言えないので、PAU FERROのダイヤモンドチェッカー・グリップを付けてみました。
S’70にダイヤモンドチェッカー・グリップという組み合わせ少し違うような感じもしますが、2006年コルト社のカタログのリバイバル生産されたS’70はダイヤモンドチェッカーが装着されています。ラージ刻印ではありませんが。
このカタログはGun誌のプレゼントで当選したものです。
Don Humeのホルスター。インサイドタイプですが、安っぽさはありません。MTMのアモ・ワレットを添えて、何気なく部屋に置いておくだけでも絵になります。
結局、これだけのパーツを取り替えて最新モデルとなりました。半分以上はパーツが変わっているので、それなり掛かりましたが、サービスもかなりして頂きました。しかも限定のラージ刻印にして貰いエランさんには感謝しております。
当時の物を再現した箱もサービスしてもらいました。
製品はカートリッジは小箱に入っていまして、最近の六研設計・生産の証明書は黒くなっています。
エランで見せてもらった実銃の箱は外側が木目調でしたが、もう一回り大きく、内箱が発砲スチロールでした。1911 FORUM.COMという海外サイトでラージ刻印を見つけたら、内箱が黒かったです。S’70でも年代によって変わっているのでしょう。
下、MGC GOLD CUP NATIONAL MATCH(GM4)で、ラージ刻印トリオです。
Gun誌1982年12月号の表紙と、ラージ刻印好きはここから始まったのかも?
これでメダリオンなしのパックマイヤー付けて、ロングスライドストップを付ければJackさん仕様になるのですが、第1特集「45のバラード」主演の戦後コマーシャルモデルも大好きなガバメントの一つでして、MGCの末期に発売された時はこれを2トーンカラーに仕上げらればと思ったのですが、そんな腕前もありませんし、せっかくなら最上級のガバメントが欲しくてエランS’70の2004年モデルを購入したのです。
当時、これがS’70の頂点と思われましたが月日と共にさらにリアルになり、2011年モデルでさらに登り詰めました。
2004年モデルを購入してから5年。購入した当初は重くて2トーンカラーなのは良いけど、勢いで高い買い物してしまったかなと思うこともありましたけど、半分以上のパーツ交換と再塗装という回り道をしましたが、結果的に価格相当、それ以上の価値があるものだと思うようになりました。最初から完全な2011年モデルを手に出来ることは幸いです。
現在エランではGCNMの製作が進んでいて、出来ることならば手に入れたいですが、如何せん先立つものが・・・発売までに貯金が貯めたいとは思っていますが、その前に欲しいモデルガンもありますし、モデルガン以外にも必要となっているの物もあるわけで難しいです。
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エランは購入後の仕上げにも応じてくれるなんていい会社ですねぇ。
手に入れた満足感が高いモノであれば値段は高くても頑張って買いたくなります。
だんだんと決定版に近づいていくとずっと買い続けないといけないのが大変ですねw
投稿: Jumo | 2011年11月13日 (日) 19時58分
>Jumoさん
エランでは、高い金額を出して貰っているので、面倒みますと言ってますし、レアアースのタングステン混合の材料で手間掛けて作っているので、高い物ではないとも言っております。
後から、より良い物が発売される事は多々あることで、モデルガンの場合でもそういう事ありますが、改良版が出る前に無くなってしまう場合も多いので、見極めが難しいですね。
投稿: GFC | 2011年11月14日 (月) 21時36分