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2011年2月27日 (日)

ELAN-ROCKEN COLT’S MKⅣ/SERIES’70 GOVERNMENT MODEL 2004

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エランであります。

 

ブログをはじめて約3年半、111番目の記事としてついに登場させる時が来ました。

 

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Gun誌1982年12月号 Jack氏の「45のバラード」

 

ボブチャウ・スペシャル以降、カスタム・ガバメントに魅了されてきた私ですが、ノーマルのガバメントの魅力を改めて解る様になりました。

 

側面はポリッシュされ綺麗なブルー、上部と下部に曲面は艶消しで、角度によってはツートンにも見える仕上げ。この記事以前にもこの仕上げのガバメントは見ていたのですが、Jackさんの記事で改めてその仕上げを意識するようになりました。そして、この仕上げのモデルガンが欲しいと。

 

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Gun誌2005年1月号の広告より

 

2004年8月下旬、ケース・ブルー・コーテイングによって表面仕上げが再現されたモデルガンが、エランから発売されました。

 

エランのガバメントは、スーパーロックライトR2を使用して実銃にせまる重量を持ち、当然手にしてみたいとは思うもの、価格は10万は超えるものでありますし、六研ブランドを名乗るガバメントはリアル・マッコイのスプリングフィールドM1911を持っているのでそれで我慢し、興味を持たないようにしていたのですが、仕上げまで再現したS'70の登場となると話は違ってきます。しかしながら定価¥1482,800(税込)。Gun誌2004年10月号のToshi氏に記事を読みながら、これは欲しいと思っても、そう考えてはいけないものだと考えていました。

 

後に結婚することが決まり、この趣味を認めてくれたものの自由に買えるのも今のうちとハドソンM1ガーランド等を購入したのですが、まだ高額モデルガンを買ってしまおうという考えがありました。

 

というのも結婚前で何かと出費が激しかったのですが、そのせいで金銭感覚が狂ってきて、宝石店なんかにも行くようになり、その価格を見ていると「モデルガンなんて安いもんだ」思うようになっておりました(笑)

 

候補としては、松栄FG42 Type1、ハドソンAK47SE、タナカM1897トレンチガンがあったのですが。長物は嫌いじゃないのですけど、箱から取り出す機会が少ないし、置き場所も問題もあるのでハンドガンにしようかと、しかしやっぱりエランは高いので、即決は出来ませんでした。

 

この頃、赤羽フロンティアでリアルマッコイのコルトM1911強化素材装填式がたしか¥57,000で売り出されていた。それとホビーフィックスのクアックアクションのS’70のB級品がネットオークションで¥30,000と2挺合わせてもエランよりは安く済むという案もあったのですが、これでは妥協のような気がして、エランのモデルガンも買える機会なんて今しかないと、購入を決意しました。

 

SEGAの「バーチャコップ」が遊びたくて、セガ・サターンに手を出してから色々、ゲーム関係にはまっていき、モデルガンから離れた一原因でもあるのですが、ゲームにも飽きてきたので結婚を機にハード、ソフト類一式を友人に頼み、ネットオークションで売却してもらい。これをエランの購入資金の足しにしようとしました。

 

2006年10月14日、友人から売り上げを引き取り、手数料として焼肉代を奢った後、明和模型へと向かい。エラン MKⅣ S’70を5%引きの¥135,660(税込)で購入しました。

 

結婚式、前日のことでした(笑)

 

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ゲーム類が思ったより高く売れたので、その帰りに古河の文功堂さんで、スズキのコンバット・コマンダーも買っていたりします。

 

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パッケージを開けると、プチプチに包まれたS’70が現れます。

 

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プチプチを取り除かないと、高級感はありませんよね。

 

パッケージはこれはこれで良いのですが、できるものなら70年代のパッケージも再現して欲しかったです(どういうものだが知りませんけど)。他のエランM1911等とパッケージの基本形態を替えるとコストがかかる為でしょうか。

 

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Toshisi氏の記事では、証明書は六人部氏の名前と印があるものがROCKENに変わっています。

 

カートリッジの下のスペースにある棒状のものは、比重12の樹脂製バレル・ウェイトです。

 

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お店にエランS'70のパネルがあったのですが、おまけに貰えませんか?聞いたら、それはあげられないのでと、代わりに左下のポストカードを頂きました。

 

右下の冊子は、Gun誌2004年8月号のカレイドスコープと2008年12月号トイガン名銃ファイルをまとめた物で、コマンダー発売時に発行したものです。

 

購入してから3年たって、ユーザー登録ハガキを送ったのですが、その時にこの冊子を送りますというメールをいただいたのですが、私はGun誌のプレゼントで当選して入手しておりました。

 

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冊子の最初には「故 六人部 登氏 六研ガバメントを語る。」が載っています。

 

「私は正確とか精密とかいいうことよりイメージを大事にシリーズ70を作りたいね。」と語っているので、当時、外見の再現性はホビーフィックスの方が上とも言われてましたが、これを読んで、そういうことを気にしなくなりました。

 

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マズル部のアップ

 

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左がダイキャスト製、左がスチール製のブッシング。

 

スチール製には、レンチにもある、○に「六」のマークが裏側に入ってます。

 

ブッシングは、亜鉛でもスチールでも大差ないし自己満足だなと思いながら、購入したのですが

 

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取り付けてみると、結構変わります。画像でそれが伝わらないかもしれませんが、本物のスティールブルー輝きは違います。

 

バレルウェイトも入れてみました。

 

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FEDERAL 45AUTOの刻印が入ったダミーカート

 

エジェクションポートから見えるチャンバー部、実銃なら白く磨いているところで、昔ならモデルガンではアルミテープを貼るのが定番だった所。金属板を貼りつけて再現したのは、このエランのS’70が最初でした。 

 

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ハンマーはオールシルバーのタイプ。実銃でもこのタイプはあるのだが、側面のみシルバーを期待していてので、少し残念でした。2008年モデルは側面のみになっています。

 

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左側面の刻印。

 

この画像は実際の見た目の色に近いです。側面部、自動車のメタリック塗装の様な粒子が確認できます。

 

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右側面部。トリガーガードがやや厚いですが、2008年モデルでは修正されています。

 

希望すれば、トリガーガードの修正および、最新のFコーティングによる再仕上を行ってくれるとのことです。もちろん有償なのですが、そのうちお願いしようかと思ってます。

 

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手前、ボケてますがスライドのテカリ具合が良かったもので・・・

 

付属の木製グリップは木目は綺麗なのですが、光沢のある仕上げが何か、安っぽい感じがしてしまいます。

 

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そこで、エランがヘレッツ社に作られた実銃同様のグリップ。

 

チャッカーがキッチリたっているのは良いのですが、マルゴーで購入するときにいくつか見せてもらったのですが、木目が綺麗に出ているのありませんでした。大量につくらせて木目が綺麗なのは製品用に振り分けて、そうでないのは安く単体パーツとして販売しているとのことで、定価¥4,800というのも納得できます。

 

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ガバメント用のグリップはそれこそ星の数ほどあるので、付け替えるのも、楽しみの一つです。

 

パックマイヤーのラバーグリップを付けると戦闘的になります。年代的にメダリオンのないラバーグリップの方があっているのですが新日本模型MEUトラストからつけかえたので。

 

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アルタモントのホワイトパールグリップを付けると品が良い感じに。

 

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アルタモントのフィンガースムースで、ターゲットシューティングの雰囲気。

 

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当ブログでおなじみの分解写真。

 

エランでも分解します。流石に気を使いましたが、ピン類はそれほどタイトでもないので傷つけることなく出来ました。

 

エランには、取り扱い説明書の類は入っていません。初めてのガバメントのモデルガンにエランを買う人もいないと思いますが、説明書を見るのもモデルガンの楽しみと思うのですけどね。

 

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ランパントクラシックSAA 2dnジェネレーション・アーリーモデル4 3/4inリアル・マッコイのスプリングフィールドM1911そしてエラン MKⅣ S'70。

 

ランパントの時もマッコイの時も書いていますが、真鍮以外は六研と認めないような人もいますが、私にとって、この3挺は「六研」でありますので、カテゴリーも「ROCKEN」としました。

 

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もっと数多く所有している方も沢山いるでしょうが、私も何だかんだと揃ってしまったガバメントのモデルガン。他にガスガンでMGCウィルソンLEWAボブチャウ・カスタムⅡがあります。そのうちタニコバGM7もCAWも購入したいとは思っているので、増えていくことでしょう。

 

そのメーカーなりの、またパーツの組み合わせでの、それぞれに魅力があり、どれがベストのガバメントのモデルガンと答えることは出来ません。

 

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購入して4年以上経つのですが、今まではたまに眺める位で、殆ど触る機会も少なかったのですが、今回、ブログ作成にあたり作動させてみて気づいたこともあり。それに対処すべく、今、エランの工場にて再調整が行われています。それについてはまた次回に報告したいと思います。

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