HUDSON RUGER BEARCAT 22RIMFIRE
9月末にHWSの94式が発売される予定で、それを購入次第、紹介していこうと思ったのですが、10月中旬に延びたのでハドソンのベアキャットを紹介していきます。
94式の代わりに、ベアキャットというのには意味があるのですよ。
Gun誌1993年9月号の広告より
ハドソンのベアキャットについてはこれ以前には、Gun誌1989年月のモデルガン・アンタッチャブルに登場した位で、その存在とカタチは何となく知っていましたが、あまり興味あるものでもありませんでした。
そしてブックケース付スペシャルエディションの登場です。
コクサイが金属チーフやSAAを木製ケースに入れて販売し始めて、遊ぶのはエアーソフトガンで、モデルガンはコレクション性を高くして販売していくの流れの中で、ハドソンはベアキャットを豪華仕様にして販売を始めました。
木製ケースでなくブックケースというのも面白いし、正直、あまりカッコイイと思っていなかったベアキャットですが、綺麗な24kメッキとローズウッドの木製グリップの組み合わせで、何とも小粋な感じで悪くないと、この広告でベアキャットに興味は持ち始めたのですが、価格も安くはないのですし、この頃、六研の94式を欲しいと思っていたので、ベアキャットを買う余裕は無いと思ってました。
先の広告を見たすぐ後のことだったと思いますので、1993年8月に開催されたガン&ミリタリーのイベント「ブラックホール」へ行った時のことです。
目的は六研ヴィンテージ・コレクションの94式でありました。その前のブラックホールで、六研が出展していたのを知っていたのか、ヴィンテージ・コレクション第2弾のS&W MODEL No.3がブラックホールで販売開始される記事を読んでなのかは忘れてしまったのですが、ブラックホールで六研が出展しているので、94式を販売していると思い。意気込んでモノレールの乗って会場へ向かいました。
六研ブースへ行くと販売していたのは、新発売のS&W MODEL No.3。イベント限定品の浜田式自動拳銃。ガバメント・ソリッドモデル(銀・洋銀・真鍮製)で、94式は売れ切れていたのか、持ち込んでいなかったは判りませんが置いてなくガッカリしたものでした。
目的を失ってしまったのですが、せっかく着たイベントなので何か買って帰りらないと収まりがつかないと会場をウロウロとして廻り、イベント終了間際まで悩み抜いたのですが、会場内で一番、気になった物がベアキャットのスペシャル・エディションでした。
踏ん切りを付けて買うこと決意したのですが、やはり価格は気になってしまいます。付いていた値札は2割引きの\19,200。終了間際なので、安くしてくれるのを期待しつつ交渉したら、\200だけ値引きしてくれて\19,000。もう少し値引きを期待したのだが、購入することにしました。
説明書は文字だけでカートリッジの装填の説明が書かれており。限定販売品の為、パーツ単体の販売はしなく、修理扱いということでパーツ表もついていません。
ブックケース用のスリーブは、SMGシールは貼られているだけでの安っぽいものですが
その中身はとってもゴージャスですw
本棚の中に紛れ込ましておくのが、正しい置き場所?なのでしょうが、私の本棚にこれが紛れ込み様な、立派な装丁の本なんかありませんよ。
バレルの刻印。
シリンダーの肉厚は、22口径には十分すぎる程で、6連発じゃもったいないくらいです。
右側面の刻印。フレームの「781218」は78年12月18日かな?
販売は79年からなので、金型が完成した日ではないかと、Gun誌で新見氏が書いています。
シリンダーのベアキャット。判るでしょうか?
他にグリップ底部と、付属の金属製プレートに「Serial No.2304185」とあります。300丁限定ということですが、他はどうなっているのでしょう。
カートリッジ左からNAAミニデリンジャー用の22ショート。22LRの実砲薬莢。ベアキャット付属の22LRダミーカート。底部に「A」の刻印があります。
ファイヤリング・ピン部以外、分解したところ。実銃との再現度はどれほどなのかわかりませんが、シリンダーハンドやシリンダーストップもコイル・スプリングを使用しているのが特徴です。
メインスプリング分解時にハンマーストラッドにピンを差し込まなかったので、この後の組み立てに苦労しました(汗)
私が所有しているハドソン製品を並べてみました。
今回のベアキャットとブラックホークとハイスタンダード・デリンジャー以外はここ5年のうちに購入したものです。あまり見向きのしなかったハドソン製品でありますが、コレクションがそれなりに揃ってくると毛色の違ったのに手を出したくなり、そうするとハドソンへ目が向いていきます。やっと私がハドソンへたどり着く様になったのですが、残念ながら営業停止してしまいました。
今度、CAWからM3A1がリバイバルされ、気になる一品であります。やがて再登場してくるであろう他のも、期待するばかりです。
六研の94式を購入出来ていたら、恐らく手にすることのなかったベアキャットでありますが、結果的には満足しております。六研の94式を持っていたらHWS買うのも躊躇してたかもしれません。HWSは予約済みですので、次回はHWSの94式と、珍しく次回予告をして今回はこの辺で。
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コメント
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わーベアキャット!だにゃん~
地味なモデルで手にしただけで全く購入意欲がわかなかったモデルですがこの本の中にモデルには実は「ぐっ」と来てました~秘密めいていて~なんだかエージェント的な~ケースだけ欲しい的な~(こらっ!)すみませーん やはりこうして写真を拝見すると欲しいな~と思っちゃいますね~まずはNAAからですが僕は~
投稿: hajime | 2010年10月13日 (水) 00時16分
シリアル番号が通しだった事なんてすっかり忘れてました。
うちのは2304018なのでちゃんと通しだった様ですね(笑)。
僕がGun誌をリアルタイムで買うようになったのが94年3月号からで、その時明和模型さんの広告に値段だけ書いてある名前も知らない、でもやたらと値段の高い謎のモデルガンでした。
その後バックナンバーで広告を見て値段が高い理由を知るのですが現物は結局オークションで手に入れて初めて見る事になりました。
豪華版として出した機種がよりによってコレとは、すごくハドソン的でお気に入りの一つです(個人的にはM1917がこの仕様だったら…と思うのですが)。
ところで六研の浜田式…、いいですねえ(笑)。
投稿: およよ | 2010年10月13日 (水) 21時57分
>hajimeさん
確かに銃本体は、22口径のシングルアクションなので地味ですよね。このケースがあるということでメッキもより輝くというものですよw
本の中に銃を隠し持っていると、エージェントというより悪者っぽい感じもしてしまいます。
NAAも、もう新品を探すのは難しそうですが、頑張って入手してください。
投稿: GFC | 2010年10月13日 (水) 23時03分
>およよさん
シリアル番号は、今回まであまり気にしてなかったのですが、通しみたいですね。300丁で、7桁なのは謎ですがね。
ベアキャットだからこそ良いというのもありますが、M1917の豪華版というのもあったらと想像すると・・・良いですね~。仮にベアキャットがヒットしたら、豪華版第2弾があったのかもしれませんね。
浜田式については、あんまり知らなかったので興味なかったのですよ。六研のチラシがあるので、そのうち公開します。
投稿: GFC | 2010年10月13日 (水) 23時16分
こんばんは。
ベアキャットのスペシャルエディションの中身、初めて見ました~24kメッキにブック型ケースとはハドソンらしからぬゴージャスさ加減ですねw
昔、初めてベアキャットを手に取ったとき、「これってジュニアガン?」と思ってしまいましたw
投稿: VanVeen | 2010年10月15日 (金) 00時11分
>VanVeenさん
こんばんは。
ハドソンらしかぬゴージャス版な訳ですが、それがベアキャットで、ブック型ケースというのがハドソンらしいといったところでしょうか。
う~ん、たしかにカートもちっちゃいですし、サイズ的にもジュニアガンっぽいですねw
ベアキャットは、どこかファルムが崩れたジュニアガンのSAAの様にも見えちゃいますしw
投稿: GFC | 2010年10月15日 (金) 23時14分