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2010年7月10日 (土)

TAITO DOUBLE ACTION REVOLVER SMYTHON 4in./MGC S&W M-686 .357COMBAT MAGNUM REVOLVER “L”Frame 6inch model

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銃の興味を持ち出した頃はS&Wのリボルバーなら44マグナムのM29しか認めないみたいなところがありましたが、Gun誌を読み始めるようになるとイチローさんの影響で「Kフレ最高!」とか思うようになり。Kフレームでは357マグナムもバカスカ撃つのには適さないというのを知るようになったころにLフレームM586&M686が登場しました。

只のM19とM29の中間モデルにさせなかったのはライバル・パイソンを意識したフルラグ・バレルでした。ベンチレーテッドリブが無い為、見た目の派手さがなく、実用重視な感じもまた悪くないかなと。でもやっぱりベンチレーテッドリブ+フルラグ・バレルのパイソンのバレルはカッコ良過ぎて、S&Wやスタームルガーのフレームにつけてもまた魅力的というまさしくニシキヘビの如く何でも呑み込んでしまうのデザインとも言えるでしょう。

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Gun誌1983年8月号の広告より、まずM586&686のモデルガンは、S&Wリボルバーはお手の物のコクサイから発売しました。

後にHWも発売されましたが、何故か金属モデルは出ず、サンプロ扱いになってから再販もされてません。

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Gun誌1983年12月号の広告より、続いては東京マルイから発売。造るモデルガンシリーズとして最後の製品?まだウッズマン、P-08、ローマン&トルーパーが発売されておりませんがw

マルイ造モデのM29、パイソンは5~6年前まで店頭で見かけましたが、M586は発売当初から売っていたの見た覚えがないです。生産数が少なく、すぐさま売れてしまったのでしょうか?

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Gun誌1984年2月号の広告より

MGCがシューター・ワンに力を注いでいた時に登場しました。

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MGC S&W M586のA4チラシ

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Gun誌1984年3月号の広告より

マルシンではプラ製としては初のダブル・アクション・リボルバーとして発売されました。

この号のモデルガン・ダイジェストで、マルイM586を取り上げています。(コクサイ、マルシンはそれぞれ写真1点のみの登場)それがジャック天野氏の最後のレポートになってしまった。

私は4inのキットモデルを85年頃に購入しました。中々気にいっていたのですが、フレームにクラックが入り始めると愛着も薄れ始め、自主映画の撮影に貸し出してさらにボロボロとなってジャンクとなりました。何年かして再生をしたいと思っても時代はHWとなってきたので、新たに買いなおそうと当時発売されたばかりのHW-IRモデルを購入しました。

鉄粉入りに引かれて購入しましたが、グレーの地肌はあまり好きになれずにS&Wの公認を取る前で、そういうのに気遣い始めた頃なので刻印が歯抜けの状態というものなので、デイビスのラバグリを付けて「アブデカ」を気取ってたりもしましたが、手放してしまってます。

ジャンクとなったキットモデルも、結婚前の引越時にカート以外は捨ててしまいました。 

2008年6月に木グリ付で再販と知った時は、三度購入しようかとも思ったのですが、この木グリがどうにも好きになれない。交換すればいいことだけど、あれを見ると買う気が失せてしまいます。刻印はS&Wの公認を受けて直ったようにみえましたが、サイドプレートのマークは一部欠けたままなのも残念です。

今年のGun誌3月号の広告に
近日新発売!モデルガン完成品
トリガーを引いてぶっ放せ!
M586/686・4インチ/6インチ「ケースレスモデルガン」

というのが載っているのですが、これってシリンダーへ直にキャップ火薬を詰めるのですかね?ハイパーデリジャーというか、¥100均の火薬銃みたく(汗)

その後、続報が出てないので企画が流れたことを祈りたいです。金属モデル出してください。 

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スマイソン(スモルト)を紹介したGun誌1981年8月号の表紙。スマイソンはこれ以前にコンバット誌で紹介されたことがあるらしいです。

M586&686を最初のレポートしたGun誌1982年1月号の表紙 。

話が遡りますがGun誌でスマイソンのことを知り、こういうモデルガンが欲しいと願ってましたが、MGCのM29にパイソンのバレルをくっつけたショップカスタムの広告を見て、メーカーから発売されることはないと思ってました。

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Gun誌1983年7月号の広告より

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Gun誌1983年10月号の広告より
(CMCスマイソンの広告は8月号より登場してますが、こちらの写真のほうが好きなので)

ところが1982年からKフレームリボルバーを製品化していったコクサイがスマイソンを発売。続いてM19を発売してたCMCからも発売されました。硬いイメージのあるCMCからこのようなカスタムガンが発売されるとは思いませんでしたが、イチロー氏がレポートした6inモデルと同様にワイドトリガー・ワイドハンマー。ガンショーで見つけたというカスタムグリップをも再現してである。そういうところは流石、CMCといったところです。

そんなCMCのスマイソンが欲しいとは思いつつも、金銭に余裕のない学生の頃ですから、買うタイミングもないままに製造中止となってしまいましたが、金型を引き継いだHWSから2002年にHWで再販されました。

嬉しい再販の知らせですが、HWナチュラル・フィニッシュなので、ブルーイングは必須であります。初心者ではないですけど、スマイソンとして綺麗に仕上げる腕も自信もありませんし。それなりにブルーイング出来たとしても、あのカスタム木製グリップは再販されていないので、どのグリップを付けたら似合うものかと、悩んでおりました。

そこでまた文功堂さんに、タイトーのスマイソンがあることを思い出しました。

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Lフレームならマルシンと思っていたので、MGCのは買っていなかったが、その出来映えにも興味あるし、シルバーのハンマーとトリガーもカスタムらしくて良いではないかと、HWSはM19 2.5inを買っているので、スマイソンはMGCにしようと。もう新品で購入出来るのものではないというのも理由でありますが。

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一番の理由というのは同じく文功堂さんに在庫していたMGC製のファイティング・グリップを付けたかったというのがあります。このタイプのグリップは昔から好きでしたが、S&W純正品は手が出せるような価格のものにめぐり合えなかったのでMGC製で妥協しようと思いました。購入した時は、仕上げがされてなく削りっぱなし白っぽい物だったのですがアマニ油を塗ったら綺麗な木目が出て、お気に入りとなりました。

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しかしながら、左右のネジ穴の位置がずれているのが残念です。

もともとスマイソンに付ける予定で、付けた感じも悪くなかったのですが、最初から付いていたアンクルマイクス風のグリップが握りやすく、使わないのも勿体ない気がして、ファイティング・グリップをもっと似合う銃へ取り付けようと思うようになり、M686の6inが良いだろうということになりました。

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MGCのM586 6in(ABS)ならば文功堂にも置いてあり、他でもたまに見かけたりしますがM686の6inは見つからず。中古で探すしかなさそうで、友人に頼んでヤフオクでPSP+ソフトを売却してもらった額を預けてあったので、それでこのM686 6inとMGC M645実銃用M629 3inの箱を落札してもらいました。

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イメージとしてはPPC600点マッチ用です。ツルピカのABSが好きなのでM586でも悪くはないのですが6inのシルバーのリボルバーを持っていないというのと、過去のGun誌の記事でJackさんがPPCでM686を使っていたというのがあります。今回、読み返したら8 3/8inだったり、AFサイト付だったりしましたけどね。

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M686 6inはパートリッジタイプのサイトの方が絶対似合うと思います。買った時からパートリッジタイプが付いてたのでコンバットタイプに替えたことがないです。

画像では分かりにくいと思いますが、スマイソンのヨークが収まる所のバレルとシリンダーのつなぎ目が光っているのは接着剤がはみ出しているです(泣)

M686のロッキングボルト・ピンはダミーで下から六角レンチで留めています。
説明書では「スマイソンにロッキング・ボルトは付いていません。」と書いてありながら、ご覧の通りなのですが、これが微妙にずれていまして、ボルトがセンターピンを押しておらず、エキストラクターロッドの先端(センターピン穴の横)を押しています。作動には問題ないのですがね~

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MGCでも、やっと再現したS&WのDAリボルバーのメカニズム。スマイソンは問題ないですがこのM686はDAは良いが、SAのハンマーのひっかかりが悪く、要調整だと思いつつまだやってなかったりします。

このMGCのLフレームのシリーズはSW12と呼んだりはしないのでしょうか?

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このノーマルのパイソン4inはマルイの造るモデルガンで、雑に仕上げてしまっているのでゲスト扱いです。仕上げ直しをしたら、またちゃんと紹介したいですがいつになるかわからないので、ちなみにガスガン用のラバーグリップは、フレーム固定用の小さな突起物を計4箇所ニッパーで切るだけで装着出来ます。(又はフレームにピンデバイスで穴を開けます)。底のガス注入口が気になりますが、木目塗装もしてないプラグリよりは良いかと。

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脳内設定では、M586にバレルを取られてしまったパイソンに、もっと精度の良いバレルとリブ・サイトを付けて PPCカスタムしたということにしてますw

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M586&686は、MGCの完全新作リボルバーとしては1977年のニューポリス・パイソン以来の登場となりました。

バリエーション展開はスマイソン他、M581やPPCカスタムだけに留まることなく、フレームのサイズには目をつぶったFBIスペシャルやビクトリー・モデル等も発売されました。

Gun誌1983年10月号によるとデイビスはK、L&Nフレームをベースにオーダーに応じて製作してくれるとのことで、最近でも製作しているのかどうかわかりませんがM327・ベースの8ショット・スマイソンとか作った人いるのかな?

7月になってもコマンダーとかV10ウルトラ・コンパクトとか出荷している新日本模型MGCでありますが、Lフレームの金型はどこへいったのでしょうか?キャリーコンポとパワーカスタムはシルバーだったら迷わずに買うのにどうしようと思っているうちに買い逃して後悔している物なので、シルバーで再販してくれればと思っていますが、あまり望みはなさそうですね。

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気が付いたら今回が、100回目の記事になります。同時期の始めた荒鬼さんは一年前に迎えているというのに・・・
それに気が付いたのが直前だったので、時に思い入れが強いモデルガンというわけではないのですが、いつもよりボリュームある記事のしようとして時間がかかってしまいました。

100回を迎えて、紹介できる物が少なくなってきました。もうしばらくお付き合い下さい。

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