HUDSON NORTH AMERICAN ARMS MINI-DERRINGER
タイミングを外しておりますが、およよさんがNAA倶楽部を立ち上げたり、VanVeenさんが2月15日の記事で取り上げたりしていたので、遅ればせながら便乗致します。旧ABS製やフォールディンググリップ付を持ってないので、インパクトもありませんけど毎度の様に紹介していきます。
ノースアメリカンアームズ(NAA)のミニ・リボルバーを知ったのはGun誌1981年4月号の記事でした。こんな小さいリボルバーあるのか面白いな~とは思いつつ、モデルガン化されるとは思ってもいませんでした。
Gun誌1981年10月号の新製品紹介にはCMCのレミントン・ダブルデリンジャーとハドソンのハイスタンダート・デリンジャーが登場。その後、コクサイからコルト・ポケット、マルシンからコルト.25オート、ハドソンはレミントンダブルデリンジャーと、ベイビーブローニングと立て続けにポケットガンが発売されて、小型化の波はついにNAAのミニ・リボルバーの発売にまで到達しました。
Gun誌1982年11月号の広告より
PPh-41、マドセン、AK-47と、このラインナップこそがハドソンですね。
正しい名前は「ミニ・リボルバー」ですが、「ミニ・デリンジャー」の名称で発売されました。「デリンジャー」はこういう小さい銃の総称になってますね。私もこの記事を書くために色々みていたら「ミニ・リボルバー」が正解と知りましたが、「ミニ・デリンジャー」の方が馴染み深いです。
Gun誌1996年12月号の広告より
ABS製のミニ・デリンジャーも買おうかと思ったこともありますが、欲しかったシルバーメッキ(ホルスター付)¥5.250。決して高くはないですがこの金額でもマルシンのキット他、色々選択肢があって結局買わずじまい所、1996年に完全新規設計で発売というこの広告を見たときには、相変わらずハドソンは面白い物を出すなと思いましたよ。
ABSモデルを買い逃したので欲しいかなと思いつつ、価格が倍以上になったので高い気がしてしまい。まぁ、そのうちにと思って10年以上経ってしまった2008年秋頃には、店頭でも見かけることが無くなってきたので、今のうちにと文功堂さんにて購入しました。
この後、2009年4月には再販されておりますが、ハドソン営業停止の際にはバックル付が¥5,000で安売りされておりました。
22ショート・サイズのダミーカート。底部には「A」の刻印があります。
シルバーのケースは本物の22LRの空薬莢で、ハドソンNAAのシリンダーに収めると、少しゆるいです。
ABSモデルはメカにアレンジがされていたが、作動は芳しくなかったそうですが、この金属モデルはシリンダー・ハンド・スプリングの形状が少し違うぐらいで、実銃のメカニズムを忠実に再現してあり、作動が驚くべきほどにスムーズです。当たり前でなくてはいけないのですが小さいシリンダーが「スルッ」と回るのは気持ちいいです。
上記の広告から「上級者以外は分解しないで下さい」と書かれているので、モデルガン歴は長いつもりでいても、はたして自分は上級者なのかと思って躊躇してしまうのだが、説明書には組立のポイントも書かれているので、問題もなく組立出来、上級者になれましたw
HWSのレミントン、ハドソンのハイスタンダートと比べても小さく、しかも5連発というのは頼もしいですが、こういう実銃は持ち歩きするような生活でなくて、プリンキングで遊びたいです。
どうせならばとバックル付を購入しましたが、バックルを付けられるベルトを持ってないので、お飾り用です。でもベルトに付ければ旅行にも荷物にならず、いつでも一緒というのも楽しいかもしれません。NAA倶楽部のオフ会の目印は、このバックル装着ですかね、およよさんw
このNAAの金型はどこかに引き取られてのでしょうかね?小さすぎて目立ちませんが、他確かにこれは傑作ですので、このまま埋もれていくのは惜しいです。引き継いだメーカーは、グリップ他、レ-ザーサイトやバヨネットのオプションを展開してくれるのと嬉しいのですが。