Marushin 44AUTOMAG CLINT-1
前回の「マッドマックス」のソウドオフ・ショットガンに続きましては、「ダーティハリー4」のクリント・ワンです(笑)
Gun誌1999年8月号の広告より
マルシンのTDEオートマグの時にも書きましたが、TDEオートマグ購入後すぐにクリント・ワンが発売されまして、散々悩んで、同じモデルの銃身長違いより他のモデルガンを買ったほうが良いだろうということで諦めておりました。
クリント・ワンは木製ケース付の後、写真がプリントされた簡易な箱入りの物を最終生産品とした発売後は、ガスガン化されてしまった。
ガスブローバック・モデルのアルミ・ケース入りは、少しは惹かれるところはありましたが、やっぱりモデルガンじゃないということでスルーしていたところ、古河の文功堂さんには木製ケース入りのモデルガンが残っていたのでした。
文功堂さんに残っていることは確認しつつも、一度は諦めたものなので他の物を優先的に購入してきたのですが、昨年末に在庫一斉で割引もするとのことで、ここで買っておかないと後悔してしまうと思ったわけです。
この2挺はオートマグの銃身長違いとは考えずに、TDEオートマグとクリント・ワンという別物として考えております。
他に違いとしてはクリント・ワンはスライドストップやグリップスクリューもシルバー・メッキされている点や、金メッキの色合い等あります。
6.5inモデルはTDE社、クリント-1はAMT社の刻印になっていて、MODEL180でなくMODEL280となっています。
ちなみにはMGCのオートマグはAM(オートマグ・コーポレーション)社、国際はハイスタンダート社の刻印と全て異なっていて、オートマグを生産したメーカー各社の刻印がそろっています。マルシンは国際のコピーなので、刻印を変えて別物だということをアピールしたかったのかも。
一番上がTDEオートマグのP・F・C(プラグ・ファイヤー・カートリッジ)。
真ん中がクリント・ワンのNew P・F・Cでプライマーが分離式となって、プラグのカタチもガス抜けしやすいよう改良されている。
下がマルベリーフィールドのクリント・ワン用カートでCP方式になっています。
いずれも発火させてないので、どのカートが良いとか書けなくてすみません。大型金属製オートのブローバックを経験してみたという欲求もあるのですけど、絶版モデルなのでもったいないという気持ちが強いですが、撃たないのも、もったいないのかも?
今月のGun誌(2009年12月号)104頁の写真を真似てみましたw
ストレート・ブローバックなのでボルトの形状もストレートです。木製ケース付モデルならばダミーカート仕様で売り出しても良さそうだが、このボルトのままという訳にもいかず、ロータリーボルトの再現となれば、大幅な設計変更というより作り直しが必要なので、それよりカートをNew P・F・Cにするほうが簡単だったのでしょう。
大まかに分解したところ。フレームプレートにハンマー、シアをユニット化したところは、まんま国際のコピーであります。
ダーティハリーと言えば、ということでタナカS&W M29 6.5inとのツーショット。グリップは実銃用ではフレームのラインが合わないので、キャロムの紫檀グリップにしました。
「ダーティハリー4」では、シリンダー部が開いている御馴染みのホルスターでなく、ビアンキのX2100と思えるホルスターを使っています。試し撃ちのシーンでターゲットを設置しているカットは、右腕を通すところを間違ったらしく、ハーネスが複雑なカタチをしている。その後のカットでは直っているのですけどねw
作品としてはやっぱ1作目が好きですが、「ダーティハリー4」は劇場でリアルタイムで観ることが出来た最初のダーティハリーということで、こうしてクリント・ワンを手にできた喜びはまた格別であります。
一歩引いて見れば、水平二連のソウドオフ・ショットガンとか、ロングバレルのオートマグと警察が持つような銃じゃないのですが、そういうのが許される映画が大好きですw
長いのから短いのまで揃った、金属製オートを並べてみましたw
金属製オートを、敬遠していた時期もありましたが、手に取ってみると、金属製オートならではの作動音や質感はABSやHWにないもので、魅力的であります。銃身分離式を排除してしまった52年規制が恨めしい限りです。
最近のコメント