CAW M1851 NAVY 2ND DX. MODEL
モデルガンに興味を持つ以前「銀河鉄道999」が好きで、鉄郎やハーロックが持っている「戦士の銃」ことコスモドラグーンに憧れていたものでした。
銃の名前とカタチを覚え始めて来た頃は、「戦士の銃」はピースメーカーが元ネタであると思っていたのですが、後にM1848ドラグーンの存在を知り、これこそが「戦士の銃」の元ネタということを知ることになるのですが、そういうのを抜きにして、M1848ドラグーンよりもM1851ネービーの方がバレルでオクタゴン(八角形)でカッコイイなと思っていました。しかし、MGCからコルトネービーという名前で発売されていたのを知った時の何年も前に、規制により姿を消しておりました。
マルシンからジュニアガンのピースメーカーをベースにした「戦士の銃」が発売された時には、「銀河鉄道999」にも飽きていて、ジュニアガンでないモデルガンを手にしていたので興味はなかったですね。後に木製ケース入りで、以前の8倍近い価格で復活した時は驚きましたが。
Gun誌1997年7月号の広告より
再びモデルガンでM51が発売されたら欲しいとは漠然と思っていたのですが、実際にCAWから発売された当時としては、ランパントのピースメーカーと同じくロックライト使用というのは引かれるところもありましたが、クラフト・アップルという聞きなれない新規参入メーカーで、ランパントのピースメーカーは六研伝説につられて購入しましたが、グリップまでも真っ黒で、しかも黒い発泡スチロールに入っているCAWのM51を店頭で見ても、欲しいという気持ちが生まれてきませんでした。
やがて、モデルガン自体の興味が薄れる期間を過ごし、出戻ってくるのですが、M51ネービーのスタイルは元々好きなので、そのモデルガンであるCAWはやっぱり気になり、真鍮のトリガーガードとバックストラップ、木製グリップの組み合わせなら真っ黒より見栄えが良いし、これで綺麗にブルーイング出来たら良いのじゃないのと思うようになってきたのですが、この頃には市場から在庫が切れていて、M61ネービーなら有る様な状況でした。またM51が再販されるのがいつになるか判らないからM61で妥協とも一瞬考えても、やっぱりオクタゴンバレルのM51を欲していました。
そう思っていたら意外と早く、2004年末には再販して、2005年の新春ブラックホールのCAWブースで購入しました。
買うのならトリガーガードが角型の2ndと決めていたのは、「戦士の銃」の影響か、ブラックホークなのかわかりませんが、角型のほうが一般的と思っていたのですが、何故か同じく真鍮TG/BS、木グリ付の4thモデルより¥2,000位安かった覚えがあります。こっちの方が人気ないのかな?
シリンダーピンをバレルウェッジで、それと2本のフレームピンでバレルと結合しているのですが、ガタつきがない造りは素晴しいです。
付属の説明書には、パーツリストぐらいしか載っておらず、「詳しい操作方法などはオンラインマニュアルをご覧ください。http://www.caw.co.jp/caw/51navy/」とある。
パソコンソフトじゃないのだからね。
そこには詳しく書かれているけど、購入した人全員がネット環境を持っているとも限らないのだから、冊子としてきちんとした説明書を付属させて欲しいです。
ブリップは前に置いてあるのは、別売りのオールスチール製のT型ツールなのだが、取っ手部品が硬くて差し込めずL型です。しかも、ニップルに差し込めることもサイズが合わず何の役にも立ちませんでした。付属のL型レンチで充分です。
バレル上の刻印、画像では見えませんがシリンダーにも「ENGLAND 16MAY 1843」「COLT PAENT No. 」があり、海軍の帆船が描かれています。
シリンダーギャップはほとんどないところも見事、バレルとシリンダーは僅かに接触しているようだが、作動に問題はないです。
真鍮製のトリガーガードとバックストラップは購入時は、艶消しだったので、スチールウールでちょっと磨けば光沢が出るだろうと軽く思ってやってみたら、その下はガリガリに削られたまま状態が隠されていました。その仕上げを隠す為の艶消しだったのでした。それからリューターを持ってない私は、鉄ヤスリでゴリゴリと約4時間かけて磨きましたよ。頑張って磨いても、真鍮はほっとくと曇ってしまうとつらいところ。
木グリはワンピースタイプですが、2枚を張り合わせています。もうちょっと木目の綺麗なものにして欲しかったです。
ローディングレバーはシリンダーのインサートに当たるこの位置まで可動します。
真鍮のパーカッション・キャップに5mmキャップ火薬を詰めて発火させる筈なのだが、ニップルが太くて火薬を詰めないパーカッション・キャップを差し込むのもかなりキツイ。
Gun誌1997年7月号「Western Paradise 11」で紹介された初期モデルのニップルは一段細くなっているが、再販の当モデルは太いので、発火させる場合は7mmキャップ火薬をそのまま、装着させるしかなさそうだ。
ハンマーを起こすとその上部の切り込みがリアサイトとなります。
私もだが、このM51ネービーを発火させる人もいないだろうととして、ニップルを太くしたのだろうか?それならば、空撃ち用にスプリング内蔵のニップルを出してくれれば、もっとガチャガチャと遊べるのですが。
このM51も買ったらブルーイングするつもりでしたが、真鍮のTG/BS磨きでもう疲れてしまった感じではあります。HWの本体も灰色の地肌でないのでこの状態でも悪くはないのですからね。でもいつかはやりたいと思うのですが、オクタゴンバレルとか、けっこう磨くのが面倒なフォルムをしているのでいつになることやら。
パーカッションリボルバーのモデルガンはCAWもM51とM61。マルシンのカスター将軍モデルのM61もありますね。他にHWSから、レミントンニューモデルアーミーとテキサスパターソンが発売されています。ニューモデルアーミーのリボルバーカービンのトリガーガードは堪りませんな。もう少し値段が安ければ手に入れたいとこですが。テキサスパターソンくらいになると守備範囲外な感じですが、あえてこんな時代に新規設計で発売したという心意気に惹かれてしまいます。
しかし、判りきっていているのですが、パーカッション・リボルバーはカートリッジを装填することが出来ないという当たり前のことが、なんか少し物足りなさを感じてしまうのですよね。