SIGHT
色々とありまして、コメントの返答が遅くなったり、更新が滞っているのが続きまして申し訳ありません。、そんな状態でも変わらずに大勢の方が訪れてくれて、ありがたくおもいます。去年のように約週一更新とはいきませんが、ボチボチとやっていきたいと思います。
今回は毎度、コメントを書いてくださっているSS32オートさんから頂いた同人誌「SIGHT」を少しばかり紹介していきます。
まず23号(1991年2月発行)のこの表紙のホーグのナショナルマッチ・カスタムに驚かされます。SIG P210のようにスライドをフレーム側から包み込んでおります。Jumoさんの「ゆも庵」1月4日の記事にあるジム・ボランド作の「FK(エフケイ)」もガバのスライドをこのように加工しておりますが、モデルガンでこれを実現するとは!強度面は大丈夫なのだろうかと興味あるところですが、誌面ではこのカスタムについて振れていないのが残念であるります。
裏表紙は「ミカドロイド」、誌面でも撮影現場レポートが載っています。他には国際産業のルガー22オート、中田のブローニングハイパワー、MGCの金属M16、九六式軽機関銃の電着銃の記事等とかなりマニアックな内容となってます。
こちらは増刊3号(1991年5月発行)、表紙にあるとおり、創刊号(1985年11月発行)から8NO.8(1987年2月発行)までの記事をまとめたものです。
この増刊用にMGCモーゼルHSCの記事が書き下ろされていますが、No.1~8の記事としては、マルゼンカップやMGCのGM6のレポートやスティールチャレンジのレポートとエアーソフトガンが盛り上がっている時代を感じさせる記事が多いです。
裏表紙のイラストもちょっと時代が感じさせます。SIGHT誌のホームページによると、発行はNo.41から止まっているようで、HPの更新も2002年4月からしていません。販売店のリストを見ると同人誌でありながらガンショップ以外でも、書店での取り扱いが思ったより多かったのには驚きました。当時、北関東にいた私には目には入りませんでしたが・・・バックナンバーを見ると読んでみたい記事はあるので、増刊号はまた発行してくれればと思うのですが、せめてHPの更新はしてもらいたいですね。
前回、紹介した「BIG SHOT 日本映画のガンエフェクト」は好評なようで、手に取られた方も多いと思う。発売から日数も経っているので、今更私がどうのこうの書くより、荒鬼さんの「愛銃総進撃」4月3日の記事やTDF MRIさんの「ウンチク野郎の、空と模型とトイガンと」の4月4日の記事を読んでもらったほうが、的確な解説をしてくれてますので、まだ購入を検討中の方はそちらを参考にしてもらったほうが良いですね。
この本を読んでの思わぬ収穫はタニオ・コバの小林代表とKSCの寺田代表が新作モデルガンについて語っていることですかね。様々なモデルガンが発売されたほうが、日本映画においても小道具のバリエーションが増えていきますからね。モデルガンと日本映画は共に歴史を重ねていった物だということが良くわかります。
次回更新は5月中に、モデルガンの紹介を一回位はやりたいと思っているのですが 、、、
ネタが無くなってしまったわけでもないのし、モデルガンに飽きてしまったわけでもないので、ブログの休止はしないですが、ブログに時間をかけられない状態はもうしばらく続きます。
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コメント
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お久しぶりです。
SIGHTは神保町の書店で手にしたのが最初で「こういう同人誌もあるんだ」と感心したものです。
内容的には私個人としては当たり外れが大きく、不定期刊行なので手元には3冊くらいしかありません。
当時神奈川に越してきたばかりであまりトイガンに手を出す機会がなかったのですが、SIGHTのカスタム記事を読んでムズムズしたものでしたw
今となってはちゃんと買っておくんだったと後悔しきりです。
No.23は見たことがありませんでしたが、FKのような構造をモデルガンで再現されているとは!
カスタム記事があればぜひ読みたいところですね。
ブログ更新はお時間のあるときで結構ですのでまたGFCさんの記事を拝見できたらと思います。
できればまた積もる話をしたいですね。
投稿: Jumo | 2009年4月20日 (月) 02時47分
>Jumoさん
お久しぶりになってしまいました。すみません。
噂には聞いていた「SIGHT」を始めて手にすることが出来まして、たしかに内容に当たり外れはありますがそれはGun誌でもあることですし、23号を見ますと当時、これだけの内容をまとめた同人誌が出版するのは凄いと労力があったと思います。リアルタイムで入手していたら衝撃的だったでしょうね。
今はブログやHPで私なんかでも手軽に情報発信できますけどね。それでも間が空いたりしてしまいますけど(汗)
投稿: GFC | 2009年4月20日 (月) 23時19分
こんばんは。
当時、サイト誌は東急ハンズでもバックナンバーを揃えていた位でしたが一般誌に比較して高価でしたので殆ど手に取ったことはなかったです。今思えば六研ベルグマンの記事など読んでおけばよかったな~。
たがみよしひさ風のイラストがホント時代を感じさせますね。バイクもRZ-Rだしw
投稿: VanVeen | 2009年4月21日 (火) 23時13分
お久しぶりです。
実はサイト誌、1冊も持っていないんです。
憧れてはいるんですけど、オークションでも高くなりますし、掲載されているイラストの雰囲気も苦手でなんとなく遠い存在になってしまっています。
おっしゃる通り、増刊号が出るのならば、大歓迎で購入するんですけどねー。
BIG SHOTの本、GFCさんのおかげで存在を知る事が出来ました。
すごくいい企画ですよね。
KSC、P230のモデルガン化の噂を大分前に聞いたような気がします。
投稿: およよ | 2009年4月22日 (水) 20時32分
>VanVeenさん
こんばんは
取扱店に東急ハンズがあるのには驚きでした。仮に今でも発行していたら、まだ東急ハンズで販売していたかは疑問ですが。
91年当時のGun誌は¥850と考えると高いですが、広告のない同人誌ということを考えればしかたがないのですかね。
ここでしか読めない内容も多そうなので、他のも読んでみたくはなりますね。
投稿: GFC | 2009年4月22日 (水) 23時19分
>およよさん
おひさしぶりです。
幸運にも頂くことができましたが、サイト誌を目にしたこともない人も多いと思います。
イラストの雰囲気…まぁ、自分の趣向が完璧に一致することはそうはありませんから。。
KSC P230が噂だけではないことに、期待しております。
投稿: GFC | 2009年4月22日 (水) 23時27分
SS32オートです。なんかみなさんの書き込みを見てるとサイト誌って結構知る人ぞ知る存在だったんだな~と驚いてます。(^_^;)いつもお世話になってるGFCさんに送付したサイト誌がそれなりにネタになったりみなさんの興味を引いてる事にちょい嬉しいですね~・・確かあの本は・・東大阪市内の模型屋さんでモデルガンを買ったついでに貰ったか格安で買ったか・・よく覚えてないです・すんません☆彡当時の僕には内容が難し過ぎて継続購入しようとは思いませんでしたね。
投稿: SS32オート | 2009年4月25日 (土) 09時42分
>SS32オートさん
ハイパワーに引き続き、この「SIGHT」誌と良い物を送って頂きありがとうございます。ネタにさせていただきましたw
トイガンという狭い趣味を扱った同人誌で、内容もまたさらにマニアックな物ですから、その存在を知れば興味を持つ人は少なくないでしょうけど、そういったものだと好き嫌いも出来てくるは仕方がないでしょう。
こういう本を読む人は初心者はいないから、内容も難しく物になったのでしょうね。
投稿: GFC | 2009年4月25日 (土) 23時23分
こんばんは。当方の記事をリンクいただき、恐縮です。SIGHT誌って、WEBページでしか知りませんでしたが、とても濃い内容ですね。
個人出版は、今ならDTPを使った書籍化や、pdf化による電子書籍にて、当時より手軽に出来そうですね!
投稿: TDF MRI | 2009年4月25日 (土) 23時39分
>TDF MRIさん
こんばんは。確かに今ですと個人出版も手軽に出来そうですが、それよりもWEBのほうが手軽ですからね。お金にはなりませんがwその手軽なHPも活動が止まっているSIGHTさんは、復帰する見込みはあるのでしょうかね。
投稿: GFC | 2009年4月26日 (日) 22時49分
いやいや、ごぶさたしています。
こんな雑誌があったとは。
裏表紙のイラストは当時
ミスタ-バイクとかコンバットマガジンに
イタスト投稿していた方ですね。
PNは塩谷さんだったかな?記憶あいまい。
投稿: MARU | 2009年4月29日 (水) 07時55分
>MARUさん
どうも、ごぶさたしています。
SIGHTは同人誌なので、知らないのも当然かと。しかし絵柄を見て、プロでもない雑誌のイラスト投稿の人のだと判るのも凄いですね。よっぽどの常連さんで印象に残ったのでしょうか。
投稿: GFC | 2009年4月30日 (木) 22時52分
当時はサイトみたいな同人誌が他にも存在したのでしょうか?気になるトコですね。いまより情報がなかなか共有できない時代はそういう本も貴重な情報源だったのでしょうね?・
投稿: SS32オート | 2009年5月 4日 (月) 22時59分
>SS32オートさん
コメントが遅くなり申し訳ありません。
トイガンを扱った同人誌が他にもあったかもしれませんが、SIGHT誌しかその存在を知りません。狭い趣味ですからあったとしてもごく少数だったかも。昔の情報源といったらGun誌等しかなく、愛読書の広場等で、一般ユーザーの意見を見ることぐらいしかできませんでしたから。今は情報に関しては良い時代だと思います。今年になって、あまり情報を発信しなくてすみません。
投稿: GFC | 2009年5月 7日 (木) 22時45分
たまたま見つけて懐かしかったのでコメントします。
SIG P210のようなフレームを持つガバは、通称シグガバと呼ばれていたものです。4丁製作した内の1丁で、村山さん
に作ったものではないかと思います。
30年も前のことなので、記憶が確かではありませんが、何かの商品でもらったナショナルマッチを渡された記憶があります。フレームの削り方を見ると私の作ったものに間違いないように思いますが、もし違うのであれば、真似して作ったものではないかと思います。
因みにJBCの時にイチローさんに見せた後にFKが登場しているので、決してパクってはいません。新井さんの話だと、かなり前からFKはあったということですが、私は存在を知りませんでしたので。
これはモデルガンですが、最近のエアガンのマッチカスタムを見ると実銃ではありえない作りになっているものが多く、残念に思います。
シグガバでさえ、実銃で作れることを条件に考えて作っています。
本物でないからこそ、リアリティはすごく重要なのだと思います。
投稿: シューティングマシーンの元メンバー | 2016年5月 6日 (金) 18時04分
>シューティングマシーンの元メンバーさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
まさか、表紙のシグガバの製作者からコメントを頂けるとは思いませんでした。
FKの存在を知る前に作成とは、そのアイデアと、それをカタチに出来る技術は素晴らしいです。他にどのようなカスタムガンを作ってきたのは見てみたいです。
最近のエアガンのマッチカスタムの世界はよく知りませんが、エアガン愛好者は実銃はどうのこうの言うより、BB弾を発射する道具としてトイガンを見る傾向がありますから、同じトイガン愛好者でも、そのような所は相容れないですね。「本物でないからこそ、リアリティはすごく重要」は良い言葉だと思います。
投稿: GFC | 2016年5月 6日 (金) 23時31分
おはようございます、GFC様。
SIGHTのNo.23、御徒町のCMC直営店で買いましたっけ。
マルシンのハイパワーが中田由来のものとは、これで知りました。
同社ワルサーP38についても、言及されていた気もします。
とうの昔に処分したので曖昧ですが、マルシンと国際産業について良くは書かれていなかったような・・・
モデルガン黎明期を知っている人ならばそうなっても仕方が無いと、後から知ったものです。
投稿: 浩々 | 2021年10月 9日 (土) 07時53分
>浩々さん
こんばんは。
当時購入されておりましたか。少し読み返したらマルシンと国際産業については良くは書いてないですね。
本は処分しているのに覚えているといことは、相当印象に残っていたのですね。
モデルガン黎明期を知らない世代からすると、そういう時代の物だったと割り切って欲しいところです。
投稿: GFC | 2021年10月 9日 (土) 22時59分