Marushin NEW BERETTA M84
今回は久しぶりにマルシン製品を取り上げます。当ブログでは、ベレッタ初登場です。
Gun誌1981年12月号の広告より
Gun誌1982年10月号の広告より
マルシン・ベレッタM84は1981年11月15日に完成品¥5,800 後にキットモデル¥3,900 という低価格で販売さました。当時はまだベレッタM84は日本ではなじみの薄く、(Gun誌1982年3月号でJack氏が特集)そのような銃をモデルガン化されることは珍しいことであった。Gun誌1981年11月号も新製品紹介の記事を見ると「DAである」「ベレッタという、有名メーカー品」「セフティが左利きでも使える」「PPK/Sの後であり、同じようなサイズが受けそうだから」「小型ながら13連発」「なによりもスタイルがバツグンによかった」ということでモデルガン化されたことが書かれています。
装弾数13発、低価格とセールスポイントは多い中、その抜群のスタイルもカッコイイとは思いながらも、私は中々手を出さずにおりました。低価格だと逆にそんなに無理しなくても買えるというのと、発売当時はモデルガンの新製品が次々と販売されていたので、自分の中で欲しい銃のリストからどんどん後回しになり、やがて消えてしまいました。コクサイのM1910を欲しがっていた時期もあるのですが、中型オートというのが中途半端な感じがして、あまり興味がなかったというのもあります。
1983年スズキからベレッタM92SBが発売され、興味はそっちへ移ってしまいます。これはMGCオートマグと同じ時に撮った写真です。古い写真を持ち出したと言うことは、今は手元に無い訳でして・・・
ヘア・ライン仕上げされたスライドやフレームを眺めている分には良いのですが、DAは何とかひっかかって作動しているような感じだったり、トリガ-先端でトリガーガード内を削ってしまうのが嫌だった。発火もあまり調子が良くないのに、カート15発も洗浄するのが納得いかなった覚えがあります。そんな訳で手放してしまいました。
一時期この趣味から離れ、やがて復帰した時にはインターネットの時代になっておりまして、色々モデルガン関係のWebを見ていくとマルシン・ベレッタM84は良いという評判がいくつかあり、興味が出た頃はベレッタのパテント問題で、マルシンのベレッタ製品の再販の望みがあまりない時でもありました。
しかしちょうとその頃に見つけた、茨城県のK市の店には在庫してあったのですね~
1993年にセンターファイヤー化、カートもNewPFFを採用して、NewベレッタM84として発売してます。定価も¥7,400と値上がりしてしまった。後にHWも販売されております。
2004年4月にタイトー・イングラムM11と同時購入しました。
Jumoさんの「ゆも庵」2007年8月3日の記事でM84HWを取り上げていますが、刻印が違っております。最近再販されてものは「PIERCE BULLUT」になってしまっている。
センターファイヤー用に新しくなったプラグ・ファイヤー・カートリッジ。プライマー部が分離できるようになり、プラグ部にもOリングが追加されている。
マルベリー・フィールドの380AUTOリアル・カートリッジはMGCイングラムM11にも共通できます。
初期のモデルにはトリガーガード部にプルーフマーク等の刻印があったのが、無くなってしまった。スライドにも「MFG MARUSHIN」の前に「PB-MOD84-PATENED」と刻印があった。
エキストラクターはライブで、インジケーターの役目もします。スライド側にあるので、セフティは使いやすくアンビ化されています。
マガジン・キャッチを付け替えれば、左利き対応モデルにもあります。これもM84の売りのひとつ。グリップはダブル・カアラム・マガジンの為に太いが9mmショートなので前後幅はあまりないです。
手に持って始めて、M84no大きさのバランス加減の絶妙さに納得しましたよ。なんでこれを見過ごしてきたのか、もっと早く買っておけば良かったよ思いましたよ。
箱の写真でも使われているマルシン純正の中型オート用のホルスター。明和模型で安売りされているの買いました。M84も何とか入りますという感じで、M1910位の方がいいでしょう。
M84発売当初は、左利き用のホルスターも。マルシンから発売されていました。モデルガン・メーカー純正の左利き用ホルスターは、それとCMCのガンベルトぐらいじゃなかろうか?
M84も例外でなく、DAオートは分解も組立も面倒です。一度、やっておけばコツとかわかるのだが、あまり頻繁にやりたくないと言うのも正直なところだし、無理にやる必要もない。でも、バラして組み立てることで、メカニズムは理解しやすくないます。私の場合は何となくの程度ですがねw
同じ日に買った9mmショートのコンビだが、どちらも握ってみて始めて、その小ささを体感することが出来ました。雑誌を見ているだけでは解らないものですね。長年モデルガン・ファンをやってきたつもりですが、この2丁との出会いは遅すぎであり、衝撃的でもありました。