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2008年9月15日 (月)

MGC SIG-SAUER P220

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1980年にMGCのニューモデル5として、M39、M11、M31RS、ニューGM、そしてワルサーP5が発表された訳であるが、結局のところワルサーP5は発売されることはなく、MGCは解散してしまった。

次回はニューモデル5の第5弾ですといったので、マツシロのタニオ・アクションP5を期待した人もいるかのしれませんが、そういう人はJumoさんの「ゆも庵」2007年5月3日の記事を御覧下さいw

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1983年に創刊した「モデルガン・チャレンジャー」、別名「月刊ビジエール」とも言われ、他誌がエアーソフトガンの記事を拡大させるころ、シューターワンの普及につとめながらも、約1年半で休刊してしまった雑誌。これの創刊号、MGCのP220の記事で「ワルサーP5の代わりに開発したのがP220」というのがあったはずなのである。今は手放してしまって、このチラシしか手元にないので確かめられませんが、そういうことなので、ニューモデル5の第5弾はSIG P220ということで進めていきます。

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このP220のパッケージが大好きなんですよ!

ただの白い発泡スチロールでなくスポンジで保持され、透明ビニールの内蓋(?)も心憎いです。高級モデルの特殊なものを除いた、モデルガンのパッケージの中では、これが一番好きです。

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SIG P220自体はこれといった華々しさがあまりないので、MGCから発売といわれても、直ぐに「良し買おう」という気ににはならなかったのであるが、Gun誌1983年8月号のモデルガン・ダイジェストの記事にあったイラスト版 本物対モデルガンで、「たったこれだけしか本物との違いを見せなかったモデルガンがあっただろうか。MGCの新たな意気込みをひしひしと感じる力作」とまで書かれては気になってしまい。ワルサーP5は欲しいなと思っていたのだが、その変わりがP220ならば、それも良かろうと購入に踏み切りました。

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P220は1982年から自衛隊で「9mm拳銃」として採用されたこともあって、地味ながらロングセラーを続け、サテンブラック、ステンレス・シルバー、HW、自衛隊刻印バージョンも発売された。結果的にはワルサーP5を発売するより、セールス的に成功したと思います。

1995年にP226を発売したタナカも、2006年にP220のコマーシャルと自衛隊モデルをいつの間にか発売している。

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私のなかでは、グリップフィーリングはDAオートなかではピカイチ。トリガーやハンマー、デコッキングレバーも無理なく操作できる。見た目ではそんなに惹かれることの無いP220だが、握ってみるとその素晴しさが体感できます。

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スライド上部のプレス加工されたくぼみも再現されているが、型での成型なので、実銃よりはハッキリしている。リアサイトはスライドと別パーツで、アリ溝に収まっており、左右に調整可能です。

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擬似シュートルコイルしますが、バレルは上下しません。しかし、バレル上部のクリアランスは再現されてます。

わかりづらいと思いますが、全体は艶消し仕上げですが、スライド側面のみ光沢があります。これは実銃のコマーシャル・モデルの仕上げと同様です。

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グリップ底部にあるマガジンキャッチも、今となっては時代遅れな感じでありますが、タナカも今更、P220を造るなら、最近の物、例えば「ダイハード4.0」で仕様した45口径のレイルフレームとか出せば良いのにとは思うのですが、自衛隊モデルを出したかったのかな?

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チャレンジャー・ホリゾンタリー・ショルダー・デラックス 定価¥4,800

パラシュートと同じ素材というのが売りではなかったかな?このタイプの皮製のが欲しかったが価格も安いので購入した物。最初はGM4を入れようとしたのだが、似合わないので余らしておいていた。P220ならこのホルスターに合いそうだな、と思ったのも購入した理由の一つです。マガジンも一本¥800と安かったしね。

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MGCは当初、このP220用のCPカートを今後の9mmのスタンダートにしようと思ったかもしれないが、後に発売されたベレッタM9用のは別の物となったので、専用になってしまった。

手による作動ですが、マルベリーの9mmカートでも問題なく作動します。

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モデルガン初のオートマチック・セフティを搭載という宣伝文句で発売したスズキのベレッタM92SBであるが、MGC P220もモデルガン初のオートマチック・セフティ搭載を謳いあげた。スズキM92SBは動きはするもの働かなかったが、MGCP220のはファイヤリング・プレートをロックし、その働きを再現している。後にセンター・ファイヤー化されることもなかったが、発火性能は良く、特にトラブルはなかったです。

購入して20年以上たちますが、ここまで分解したのは初めてですw

でも、シアーピンがどうしても抜けませんでした。抜いたら抜いたで、組むのが面倒そうですが、トリガーピンをはめるのも、ちょっと面倒でした。

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MGC SIG P220は再現性と作動性能が良く、モデルガンとしての完成度がとても高いと思っております。カタチとしてはあまり パッとしないですが、それでも手放したくないものがあります。SIG P220シリーズのモデルガンはこれさえあれば良い。タナカのはいらないと思ってきましたが、垢抜けた感じのするP226Rはちょっと良いかなw どうせなら、シルバースライドとか出してくれないものだろうか。

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MGC/TAITO/SNM」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

当時P220は何の予告もなく発売されましたね~あまりにも突然なのでチラシも覚えていないです。新宿店での告知は手書きポスターだったような気がします。

GFCさんのおっしゃる通り箱(パッケージ)がいいですね。ただし初期のものは箱の内側も黒でビニールにもP220のロゴは無かったです。本体のサイトにホワイトも入っていませんでした。
分解しましたが各パーツがタイトで組立て時にリコイルSPガイドがひっかかってスライドが入らず悪戦苦闘した覚えがあります。子供心にこんなことで徹夜か?と思いました(笑

こんばんは。

私もGFCさんと同じく、P220は発売後すぐには買わなかったですね。しかも、この趣味に復帰した頃、馴染みのショップでタナカのガスP226を勧められ購入w その後226がモデルガン化されたので、ガスガンを売却して手持ち品をモデルガンに更新。しばらくしてSIG SAUER は2丁も要らないだろうと思い、MGCのP220は手放してしまいました

そういえば82~83年頃、自衛隊に入隊した友人が、ウチにP220のモデルガンを見せて欲しいと来訪したことがありましたね。良く出来ていると感動してましたっけ。

ところで、最近の若い方はSAUERをサワーと発音されるみたいですが…もうザウエルとは呼ばなくなったんでしょうか?

お~そうか!ワルサーP5だったのか?!(>_<)恥ずかしながら僕は次はVP70だと思い込んでましたよ!人間の記憶って・・ええかげん・・んでP220と・・僕も射撃部の先輩から中古を貰って寮の部屋で撃ちまくった記憶があります!そんなにメンテしなくてもガンガン撃てる銃でしたね。後にその先輩が自衛官になって実銃のP220を持った時に、いかにMGCのモデルガンがよく出来てたかを実感したと言ってましたよ~。

モデルガンは持っていないので、、、
あ~いかん欲しい。
やはりガスガンじゃだめなんだよ。

>VanVeenさん
私のは85~86年頃に購入しているのですが、初期のものと箱が違うとは知りませんでした。内側の印刷を省いた分、ビニールに印刷追加したということでしょうか。
サイトのホワイトは自分でいれたものです。
子供の頃、組立に苦戦して夜遅くなって、泣きそうになったことは、何度かありますね~

>荒鬼さん
タナカは、発火しなくても自然に壊れるという怖い噂も聞くので、手を出すのに躊躇してしまうところがあります。
雑誌にはSAUER(ザウエルまたはサワーと読む)とか書かれていたような?
なんかゴッチャになってしまって、ザウアーと読んでます

>SS32オートさん
VP70は持ってないのですよ~
MGCのP220は自衛隊の教習用に使われてるとか聞いたのですが、荒鬼さんの友人といい、SS32オートさんの先輩といい実銃を手にした自衛隊員の方からも、出来が良いと言われるMGCのP220は凄いですね。

>MARUさん
ガスガンなら、お持ちなんですね。
モデルガンとは別の楽しみがありますけどね。MGC P220はまだプレミアもついてないでしょうから、今のうちでしょ。タナカだと、ガスガンと変わんないしね。

P5の代わりにP220というのは知りませんでした。
今思えばP5を出して欲しかったようなw
私もP220は地味な印象だったので手に入れたのはかなり
後になってでした。
しかし発火性能は優秀でさしたるトラブルもなく満足のいく
モノでした。
後発のタナカの方が実物に忠実との評判を聞いてこちらも
購入しましたが、とても発火に耐えそうではないですね。
外観と発火性能のバランスではMGCが優れていると思います。

>Jumoさん
P220に不満はないのですが、P5にはP5の魅力があり、発売されれば欲しかったのですが、マツシロはマルゴーの広告の小さな写真しか情報がなかったので、手を出せませんでしたよ。
実物に忠実にすれば良いだけのことではない、モデルガンならではの安全性と強度を踏まえた設計は、MGCは上手かったですよね。

こんばんは。
初期の箱は自体が色画用紙のようなものでした。ちょっと売れて余裕が出てビニールにも印刷かもですw
サイトのホワイトは綺麗に入っているので既成かと思いました。

モデルガン・チャレンジャー!略してガンチャレ!
イチロー氏と契約したはいいけれどモデルガン主体でせっかくのイチロー氏が活かせなかったのが残念でした。

>VanVeenさん
箱なんかは、一番最初にコストダウンの対象になりそうなのに、それに後から手間かけたというのも珍しいですね。
サイトのホワイトはクレヨンをすり込んだだけですw

略して「ガンチャレ」って言うのですかw
イチロー氏がガンチャレに移籍前に、コンバット誌でサバイバルゲームを紹介して、それからエアーソフトガンへ流れが変わってきて、ガンチャレでシューターワンを推しても、イマイチ盛り上がらなかったというが何ともね~

遅ればせながら、失礼致します。

いつもながらジックリと読ませる奥の深い記事に、思わず知らずニンマリとしましたw

私もこの220を発売当時に購入し、軽快な発火を楽しみました。しかし、なんとなくですがABSのピカピカでもなくサンドブラストのような艶消しでもなく中途半端な表麺仕上げであったため、そのうちホかしてしまいました。(かわいそうなことに今はダンボールの奥底に在しております)
各部の動きは、実に気持ちよく動いてくれましたし、作り込みもよかったことを思い出します。
本記事を拝見し、もう一度かわいがってやりたくなりました。
私の220に代わって、感謝申し上げます♪

>だいじそさん
前の記事にもコメントと、毎度の駄文ありますが、お褒め頂ありがとうございます。
本文でも書いてますが、中途半端な仕上げですが、間違いじゃないのですよね。限定でサテンブラックもありましたけど。
この気に、もう一度かわいがってください。だいじさそんは、他にもかわいがらなくてはいけないのが、沢山ありすぎて大変でしょうがw

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