MGC COLT MKⅣ/SERIES'70 GOLD CUP NATIONAL MATCH LONG SLIDE SEMI-CUSTOM/SNM COLT M1911A1 WORLD WARⅡCOMMEMORATIVE
MGCニューモデル5の第3弾のM31RSの記事から一ヶ月以上中断してしまいましたが、第4弾のニューガバメントの登場です。
Gun誌1982年7月号ニューガバメントが発売されたMGC後楽園モデルガンショーの記事より、カッタウェイモデルが公開されて、ショートリコイルするリアルなメカニズムをアピールしています。
ニューガバメント発売当時、MGCのGun誌の広告はモノクロなので、手持ちのチラシでスタンダートのS’70のものを載せます。コクサイが開発したメタルフニッシュをマルシンは直ぐに追随したが、MGCは少々遅れて展開していきました。コクサイ・マルシンの茶系でないブルーが強い綺麗なメッキで、ガバ以外にもP08やM59等、メタルブルーを施し発売されたが短命に終わっています。Gun誌の記事にあるGM2のメタルブルーは販売されていた記憶はないが、MGCのことなので少数販売していたかも?
ニューガバメントはGun誌1982年8月号のモデルガン・ダイジェストで紹介させれているが、この時はマルイの造るモデルガンのガバメントがメインでMGCはゲスト扱いだった(これについては後に読者から批判があった)。当時モデルガン購入の決め手としていたMGダイジェストがそんなの記事だったし、MGCの広告もモノクロで、ニューガバメントがどういったものかよくわからなかった。それにショートリコイル・ガバは先にスズキがから発売させてたことで、当初は私の中ではインパクトが弱かったのでした。
イチロー・ナガタ氏がコンバット・マガジンからモデルガン・チャレンジャー誌で、カスタム・ガバメントの記事が花盛りだった頃、GM5発売の一年後のモデルガンショーで、WAがコマンダー・カスタムを発表し、数々のバリェーション展開をしていき、1984年にはMGCでも、クラーク・ボウリング・ピン・カスタムとホーグ・ロング・スライド・カスタムを中心に、カスタム・ガバを販売していきます。
MGCだけでも各種カスタムパーツはこれ以上のものが販売され、WAやJACのも合わせると、どれだけの種類があったのか把握出来ません。現在のマルイガバ以上かも?
そんな状況なので、現在、中古市場にあるMGCのニューガバは、オリジナル状態でない物も多いです。好きなパーツを組み込んだ「俺ガバ」を楽しめた時代がありました。
そのような時代ではありまして、私もカスタムガバには興味があったのですが、カスタムガバを手にしたら、シューターワンにも手を出さなくてはいけない。エースポイントやフロントブレイクのホルスターや予備マガジンとポーチも揃えなくてはいけないと勝手に思い込んでいたのです。GM4キットで満足じゃと思いながらも、雑誌記事や広告を指を銜えて見ておりました。今にして思えば、欲しいと思ったらキットモデル本体だけでも買っておけばと思ってますがね。
しかしながらピンガンとホーグカスタムで違うそれぞれに魅力あるカスタムガバを、どれにしようか絞れないというのもあったので、ニューガバはゴールドカップナショナルマッチ(GCNM)が発売されたら買おうと思っていました。
ニューガバのGCNM(GM9)は1992年に発売され、すぐにブラックミルコートモデルを購入しました。GM4よりは出来が良いというのは十分にわかるのですが、何故かあんまり愛着がわかなかったので、結局手放してしまうわけですが。GCNMについてはGM4の思い入れが強すぎて、GM4以外のGCNMを受け入れなかったかもしれません。
GCNMのロングスライド・セミカスタムはオリジナルのGCNMが販売する前に、カスタムから徐々にオリジナルに戻る途中で発売されました。ニューガバのHWモデル第2弾になります。
ロングスライドガバはGM4からの憧れでありましたが、結局、ホーグカスタムも気になりつつ上に書いた理由でスルーしてしまい。このモデルも中途半端だな~と思って手を出さずにいたのですが、スズキのコマンダーを買ったK市のお店に残っておりまして「中のブリスターが破れているので、半額でいい」と言われれば買うしかないでしょうw
GM4とGM9のツーショットです。オリジナルのGM9は愛着がわかなかったですが、ロングスライドは昔からの憧れもあるので、話は別です。 まぁ、ホントの憧れはGM4のロングスライド・カスタムですが、、、
組み合うことのないGM4セミカスタムのフレームとGM9セミカスタムのスライド。
GM4ロングスライドカスタムは一生の憧れのままにしておいたほうが良いかもしれません。今は社会人でそれなりの収入があり、オークション等をまめにチャックすればGM4ロングスライドカスタムを入手することも出来るかもしれません。高い金額を出して昔の憧れの一品を入手しても、当時の想いのままに手にすることは出来ないでしょうから。
GM4の深く太すぎるラージ刻印になれてしまうと、細いスモール刻印はなんだか物足りない。こっちのほうがリアルなんだけどね。MGC時代の製品でありますが、スライドの湯じわはそれなりにあります。
リアサイトはイライアスンでなく、ボーマー。スライド後部には反射防止のチェッカーもあり、ホーグカスタムのままで、フレーム部はノーマルである。普通のGCNMの前になんでこれを発売したのかは謎ですね。
キットモデルであるが、毎度おなじみのガバのメカなので、特に面倒だったのはボーマーサイト位です。ブラックミルコート仕上げなので、表面もそのままですし、内部もやすりがけ不要で組んで問題ないでした。
ニューモデル5の第4弾ならGM9より、GM5だろうと思いのかたも多いでしょうが、私が所有するMGCのニューガバで、スモールカート仕様のものはこれのみで、後はリアルサイズカートだからです。
ニューガバメントは発売当初はGM2同様、オープンカートだったが後に閉鎖式CPカートに変更された。
上からGM-CP-HWカート、いわゆるスモールカート。
2番目はマルベリーフィールドの40S&Wカート。これも45ACPスモールカート共有できるが、最近は店頭で見なくなってきた。
3番目は.45ACP CP-HWカート。フルサイズになり、GM12から採用された。
4番目はマルベリーフィールドの発火用.45ACP。
ブログを一年やってきましたが、最多登場はMGCでもマルシンでもなく、マルベリーフィールドですなw
今回はもう一つ、オリジナルに近い物。そしてNewMGC最後の限定ガバメントと言えるものを紹介します。
Gun誌1979年10月号の広告から、こちらはGM2で販売された太平洋戦線記念モデル。これのGM12版です。
NewMGC上野店 閉店セールで当初20丁限定で発売された第2次世界大戦モデル。
これは買っておかないと駄目だろうと思いつつ、どうせ買うなら上野店での最後の買物はこれにしたいと、他のセール品を優先して買っていたら直ぐに無くなってしまった。私は行けなかったが、上野店の最終日には増産したものを販売していたらしいが、後に新日本模型MGCのカタログをとりよせたら通販で販売、またマルゴーでも販売していた。しかしこれは上野店で買わないと意味ないだろうと思いこんでいたのだが、、、
Gun誌2007年2月号のこの広告を見てしまったら、2006年の大晦日に混雑するアメ横の中へ向かって行きましたよ。
パールハーバーに始まって硫黄島、沖縄、東京と、複雑な思いをしてしまいます。
GM2とのツーショット。MGCの新旧プラガバ。
これが最後のMGCガバとは言えないのは、福岡店やマルゴーに少数、入荷してたりするので、今後、どうなってしまうのでしょうかね~
GM9セミカスタムはプラグリップだが。綺麗な木目がプリントしてあり安っぽくないので、しばらくこれで良いやと思ってました。
WWⅡ記念モデルはスムース木製グリップが付属しているが、木目があまり綺麗なものでないので、記念モデルという感じがあまりない。とりあえずバレルをシルバーにしたが、まだ物足りない感じがする。
ということで、グリップを変えてみました。
WWⅡ記念モデルは、記念モデルっぽく、何かに付けてみたかったホワイトパールグリップを、GM9には、これも何かに付けてみたかったフィンガーチャンネルグリップにしてみました。
上野店閉店セールの時にゴールドカップ6inカスタムにホーグ・フィンガーチャンネルグリップを付けたものを売り出していたが、これも興味はあったが、MGCのグリップは実銃より幅が厚いので、グリップ前面に隙間が出来てるのを見て買わなかったのだが、無数にあるガバのグリップの中で、明らかに違うタイプとしてフィンガーチャンネルの物が付けたかった。これはキャロル製トイガン用なので、隙間は出来ません。木目はもう一つなんだけど、ホーグに比べたら安いので良しとしますか。 思ったよりも握った感じは悪くないです。
別冊Gun PART6 コルトのすべてに、WWⅡ記念モデルの実銃が紹介されています。生産数は11、501丁(1970年)
ホワイトパールグリップで、少しは記念モデルっぽくなったが、実銃通りシルバーにして欲しかったな。GM2の時はちゃんとシルバーなのに、HWの方が売れると思ったのでしょうか?
写真の色調を毎回、出来るだけ合わせようとはしてるのですが、今回は日時、天気も違う時に撮影したのでバラバラになってしまいました。
モデルガンの紹介をしばらくやってなかったのと、Jumoさんの言う「面白くてためになる記事」を目指したら、更新が遅れて申し訳ないです。
次回はニューモデル5の第5弾です!?
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こんばんは。
GFCさんのGMに対する情熱がひしひしと伝わってきました。皆さんGMについては思い入れが強いモデルということもあらためて感じました。
そして後楽園モデルガンショー!
懐かしいですね~ 会場内に数多く下がる特価のポップに心躍りました(笑
お金では買えない思い入れやこだわり、大切にしていきたいですね。
投稿: VanVeen | 2008年9月 9日 (火) 00時48分
まさに「おもしろくてためになる」記事です!
資料性も高く、GFCさんのエピソードも織り込まれて読み応え
たっぷりです!
こういう記事を書かれると私の駄ブログが恥ずかしいですw
GMカスタムに走り始めたMGCの勢いはものすごく、「GM嫌い」
だった私でさえGMカスタムに手を染めてしまうくらいでした。
当時はモデルガンチャレンジャーというカスタムのお手本になる
雑誌もあったのでやりたくなっちゃう環境は万全でしたw
GM4カスタムはWAのM59カスタムと同じく今でも高嶺の花の
イメージが強いです。
確かに無理に手に入れようとせず思い出のままにしておくのも
大事ですね。
投稿: Jumo | 2008年9月 9日 (火) 00時54分
>VanVeenさん
GMは以前から好きなのですが、数はあんまりなかったのですが、NewMGC上野店閉店セールで、増殖してしまいましたね。
MGCニューモデル5の記事を書いてきてますが、ABS時代のものはM31RSだけで、あとは割と最近に購入しているものが多く、発売当時のことは雑誌でしかわかりません。VanVeenさんは昔からMGCモデルガンショーに通われたみたいで、その体験はとても羨ましです。
投稿: GFC | 2008年9月10日 (水) 22時44分
>Jumoさん
そう思えてもらえれば嬉しく思います。
MGCなら比較的資料も多いのですが、それ以外はあんまないので、手抜きと思わないで下さいねw
「ゆも庵」はここと方向性が違うと思いますので、そんなこと無いですよw
モデルガンチャレンジャーを読んでて、GMカスタムに手を出さなかったというか出せなかったのは、私ぐらいでしょうか?
チャレンジャー誌を処分したのは失敗でした。
今でも3万超はキツイですからね~。そう思わないとやっていけないという所もありますw
例えお金があって買っても、何頭か不満が出てきたら、嫌なのでてを出したくないのです。
投稿: GFC | 2008年9月10日 (水) 23時07分
お久しぶりです。やはりGMですね~。そしてMGCですね~。40歳を超えたモデルガンファンにとっては・・なにもかもみな懐かしい・(^-^)/沖田艦長風・ですね。僕はいわゆるスモールカートGM派ですね。発火した時のカートの飛びが元気いいので好きですね。パーツもたくさん持ってますがもうどれがどれやらヾ( ´ー`)。GFCさんの記事を見た後に久しぶりにジャンクパーツ箱を見てたらWAのコマンダーモデルのスライドらしきモノが出てきてビックリしました・・俺?コマンダーなんて持ってたけ?自問自答です・・・でもホントGFCさんのモデルガンに対する思いはスゴいですね~
投稿: SS32オート | 2008年9月14日 (日) 22時53分
>SS32オートさん
発火派の人にはスモールカートが人気ですよね。私としては新規設計のGM5が、旧型のGM2の共通というのも何だかな~と思っていました。どちらかというと鑑賞派なので、ニューガバは、リアルサイズカートの方が良いですね。
私は自分の手持ちのパーツは把握できないほどは、持ってませんよw
SS32オートさんもまた、それだけのモデルガンに対する思いがあるってことですよ。
投稿: GFC | 2008年9月15日 (月) 20時50分