KOKUSAI NEW COLT PYTHON .357MAGNUM 6in
今回は久しぶりのリボルバー。ついにというか、やっと登場のパイソンです。
前にも書いてますが、兄が国際の旧M29を買った時に付いてきたカタログ「KOKUSAI GUN」これが私の教科書みたいなもので、当時は暇さえあれば眺めてました。(これは後にブラックホーク入手した時に手に入れたもの)カタログを開くとまず現れるのがこの写真、「コルト パイソン」という銃の名前もこれで覚えましたよ。
メインで写っている6inが一番カッコ良いと思いながらも、近所の模型店で2.5inが半額で売り出されており、それなら小遣いをかき集めればということで買ってしまいました。
パーツリストの頁を見ると、6inフレームにチェックしてあります
6inに換装するつもりだったのですね~、ファイヤーリングピン&スプリングにもチェックがはいっているのは、分解するのが面倒そうと思ってたからです。
Gun誌1981年3月号の広告より、撮影はイチロー・ナガタ氏。この号でパイソン・ハンターを特集しており、その記事にも登場しているパリスアカデミー・インストラクターのハーマン氏をモデルに起用している。MGCより先にコクサイが、イチローに広告用写真を撮らせていました。
コクサイ・パイソンのABSモデルは1979年に発売。ターゲットタイプのフロント・サイトで、リアサイトもイライアスン・タイプだが、フレームと一体で、スクリューはダミーです。後から販売された8inは、リアサイトは別パーツとなっている。
後にABSの6inを同じ近所の模型店で購入したので、金属モデルの6in化の計画は流れてしまってます。
ちょっと飽きてしまった時に、金属2.5inとABS6inは共に友達にあげてしまってます。なんともまぁ、もったいないことを昔は平然とやっていたことか。
Gun誌1981年4月号にパイソン・カスタム新発売の広告が載ります。これはチラシのようだがパーツリストも載っていて、製品にも入っていたのでカスタムの説明書と言っていいのかな?
MGCも同時期にパイソン・カスタムを発売します。MGCのスラブバレルの方に惹かれて、親にも無理をいってみたのだが、コクサイの方が価格が安く、近所の模型店にも売っているということならばと、コクサイの6.5inカスタムを買ってもらうことになりました。今にして思えば、とんだ親不孝息子でホント申し訳ない。より贅沢を言えば、長くて重い8 3/8inが良かったのだが、6.5inしか置いてなかったので仕方が無い。
そんな思いして買って貰ったパイソン・カスタムですが、時が経つと、買った模型店に買い取ってもらうことになるという結末です。。。
Gun誌1986年8月号の広告より
S&Wリボルバーのアクションを完全再現したコクサイは、旧作では省略していたハンマー・ブロック・セフティも再現した、新規設計のパイソンを1986年に発売します。
私はこの年に東京タワー・ボウリング・センターで行なわれた、第6回ミリタリー・コンベンションに個人出店し、その売り上げで同会場にて、ニューパイソン6inを購入しております。しかし、この時に売りに出した物は今にして思えば勿体ないものばかりで、WAセキュリティーシックスやMGCワルサーP38アンクルカービン、GM2用のカスタムパーツと、何をやってるのですかね。この頃のおいらは
在りし日のニューパイソンと、コクサイ金属トルーパー6in。トルーパーは当時、安売りされており、パイソンと並べるのも良かろうと思い購入したもの。トルーパーのトリガーとハンマーは、ABSモデルと同様の真っ黒い仕上げがどうも好きになれなかった。
コクサイ目黒ガンショップがまだあった1995年頃。パイソンカスタム8 3/8inの箱・カート・説明書なしの本体のみが¥5,000で売られており衝動買いをしたのだが、なにか欲しかった物を手にした喜びというのが無かったのですよ。箱とか揃っていて完全な状態だったら少しは違ったのかもしれませんが、この時はもう社会人ですから、モデルガンを買おうとすれば、すぐに買えるわけで、それで不完全な状態のを購入したとしても、昔の想いまで買えないものだと感じたわけです。
ニューパイソンは1995年にリバウンドレバーとボルトを新設計し、24金メッキ仕様で再販した。その頃、手持ちのが金メッキが薄くなってきたのだが、ステンレス・パイソンと脳内補填することが出来ず、メッキが落ちただけにしか見えないので、24金パイソンを購入しようということになります。その時に、初代ニューパイソンやトルーパー、パイソンカスタム、スズキ・ベレッタM92SB、ハドソンDE44等を高田馬場に売りにいくのですが、自分で最低これぐらいで買い取ってくれるだろうと思っていた金額の半分だったのには参りました
そんなふうに手に入れたのが、今回登場するコクサイ・ニューパイソン24kモデルです。私が購入したコクサイのパイソン、6丁目になります
実銃のメカニズムを再現しているのであるが、亜鉛合金を使用したモデルガンだと、パーツの耐久性が低く、シリンダーが回らなくなるという症状が出始まる。コクサイは2003年にも、リバウンドレバーとボルトを改良して、表面をハンドメイド仕上げ1号24Kフルメッキにしたものを販売している。
左側の黒いのが、2003年モデル以降のリバウドレバーとボルト。リバウンドレバーが肉厚になったため、木製ブリップを取り付ける場合、加工が必要となる。
私が所有しているのも、やがてシリンダーが回らなくなって、そのうちモデルガン趣味から遠ざかった時期があり、しばらく放置。復帰後に何とかしようと思ったら、新しいリバウンドレバーとボルトが出てるというので買って組んでみたのだが、グリップを削らないと駄目だな~と思いながら、動くようになったと喜んだのもつかの間、すぐにシリンダーが回らなくなった。しょうがないので思い当たる所を削ってみました。シリンダー・ハンドとか。
結果的には動くようなりましたが、シリンダーがオーバーランしているみたいで、カートのリムがボコボコになってしまってます
ちなみにマルベリーのスーパーカートは、38splのブレット部を外せばシリンダーにはいるが、リムが厚いのでシリンダーが回らないです。
コクサイはニューカートとニューシリンダーで、次々とリニューアルしていき、HWとシルバーメッキのパイソンを発売、コンバットパイソンもバリエーションに追加された。ニューカートの金属モデルはインサートに問題があったらしくて、パイソンが登場前にストップしてしまっている。タナカとの差別化の為にも金属モデルの生産は続けて欲しいです。
木製グリップはコクサイ純正の物。初期の真鍮風メッキの時もコクサイ純正の木製グリップを付けていたが、ニスが厚く塗られており、木製グリップの感触ではなかったが、これは感触は悪くはないです。メダリオンの馬が太り気味でサイドプレートのと比べるとカッコ悪い。反対側のは向きが悪く、上を向いてしまっている。
パイソンのグリップはカタチは良いけど、握りやすいものではないですよね。
ホルスターもコクサイ純正の物です。御徒町のレプリカで¥2000で安売りされていたのを購入。ビアンキのX15Lは持ってないが、X2000と比べるとかなりユルユルで、リブサイトのついたPPCカスタムも入れられます。
かつての少年達が憧れたDAリボルバーといえば、M29とパイソン。今の子供達はDAリボルバーはおろか、テッポーにもそんなに興味ないのだろうな~