KOKUSAI M10 MILITARY&POLICE FBI SPECIAL 3in/M19 COMBAT MAGNUM 4in
29日に更新するつもりでしたのだが、何やかんやで遅くなってしまいました。そしたら荒鬼さんのところでコクサイKフレームM64&M65とだいじそさんのところでコクサイ金属M29AFとコクサイ・リボルバーづいております中、私はコクサイの金属製Kフレーム、M10 ミリタリー&ポリス FBIスペシャルモデル3inとM19コンバットマグナム4inを紹介します。
国際産業時代にもM19には販売されていましたが、M29とグリップが共通な為にバランスが悪い。出来るだけM29と共通パーツで、バリエーション展開したかったという目論見だったのでしょう。
M10は1978年頃にM14・K38マスターピースやニューセンチュリーと共に販売されました。こちらはハンマーブロックを再現しており、サイドプレートの形状も正確であったが、トリガーガードが大きく、見た目のバランスはあまり良いものではなかった。好意的に言えば華奢なKフレームというのは再現されておりました。
1981年のM29カスタム以降完成されたS&WのDAリボルバーのアクションを備えたM19/M66が販売されたのは1982年のことでした。リボルバーとしては始めてのメタルフニュッシュと限定品ではないシルバー仕上げの各2.5in、4in、6inの6種類一斉販売でした。
Gun誌1983年2月号の広告より
Gun誌1983年4月号の広告より
後の1983年にミリタリーポリスモデルもM10 2in old、3in FBIスペシャル、4in。M64 2in。M65 3in、4inと、この広告に載っていませんがM64 4in(テーパーバレル)があります。こちらは全7種と、これにより代表的なKフレームのモデルをカバーしていった。
1985年にはM19の金属製を販売(真鍮風メッキ)。ABS主流のモデルガンの時代を過ぎ、トイガンの主流がエアーソフトガンになってきていたこの時代。モデルガンならではの商品として金属製ハンドガンを本格的に復活を始めていった。
金属製モデルからサイドプレートの形状もやっと実銃通りになり、ロッキングボルトがピン止めとなった。後にニューコンセプト・リボルバーとして販売されたHWモデルも金属製モデルと同様の形になり、グリップフレーム内のウェイトが一体となり、正確な形状となった。
2001年に金属モデルは24金メッキになり、パーティングラインがすべて消えたハンドメイド仕上げ24金フルメッキを売りに販売された物が今回登場するモデルです。
ちなみに今まで所有したコクサイKフレームは
M19 6in(メタル・フニュッシュ)・・・メッキがはがれ汚くなってきたので、友人に格安で売却。
M66 2.5in・・・発火して掃除していないグリップの割れた物を友人から貰った物だと思って、グリップ交換したり掃除して、また自分でも発火も楽しみ、気に入ってたのだが一年位して返してくれといわれ戻しました。
M10 2in・4in(HW)・・・オールドスタイルになら鉄粉入りHWの色も悪くないかと思ったのだが、どうにも愛着がわかず、アンクルに売却。
M65 3in(ニューコンセプト)・・・シルバーメッキの色合いが落ち着いた色になったのだが、昔のシルバーに比べると魅力が乏しく感じられたため、むげんで委託販売。
M19 2.5in・4in(金属・真鍮風メッキ)・・・NewMGC新宿店で半額にて購入。メッキの色が薄くなってきたため、むげんで委託販売。これは買値より高く売れましたw
むげんに委託販売に出したのは買い換える為で、M19 2.5インチはHWSに。M10 3inとM19 4inは24Kメッキモデルにしたかったからです。今回の2丁はブラックホールのビーハイブのブースで4割引という格安で手に入れました。
モデルガン本体は珍しい物ではないが、実銃用のグリップはちょっと自慢できる一品です。特にスクウェアーバットのオーバーサイズのグリップは木目が美しいのでこれに合わせるために24Kメッキモデルにしたかった訳です。2つともNewMGC新宿店で購入。たしか共に¥7,000と、この頃(1993~4年辺り)は新宿店には比較的安い価格で実銃用グリップが各種置かれていた。
全体的なフォルムの再現はHWS(CMC)には敵いません。並べるとコクサイの方が肉厚で、Lフレームのようにも見えてしまう。しかし、アクションのキレにはコクサイに分があります。メッキなしABSのM29の頃はカートのプライマー部分全体にファイヤリングピンの跡がついたのだが、メタルフニッシュはプライマーのセンター部分にしか跡がつかなくなって、シリンダーの回転がより安定したものになった。しかしカートを装填して銃口を上にすると、コッキング出来ないという欠点もありますが。
38splも357magも、カートリッジは箱に押されてるハンコが違うだけで、中身は同じです。右上の357MAGNUMの所に置いてあるのが、メタルフニュッシュの頃のカートリッジ。登場した時はリアルだと持て囃されたのですが、ニューコンセプトが登場の頃から真鍮のカートになり、国際産業の頃のカートと大差なくなってしまった。
マルベリーフィールドのスーパーカートリッジも、弾頭を外せば装填可能です。現在、Newカートとシリンダーになって、また買い換えようかとも思ったのですが、スーパーカートが入るので我慢しております。
シュルダーホルスターはビアンキのX2100、アンクルで中古で¥8,000で購入。硬いので抜くのに気合がいります。プラガンだと下手すると、抜いたときにグリップから先が無くなってそうです。パンケーキのヒップホルスターはAGHの#245¥4000。コクサイの純正ホルスターも良いと思っていたが、4inまで共通だったので、3in専用の物が欲しくが実物には手が出せなく、中野テキサスのお世話になりました。金属の銃に木製グリップ、そして皮のホルスターの組み合わせは良いですな。
タナカがペガサスシリーズのモデルガン化を始めて(まだSAAとM29だけだが)、コクサイの影が薄くなってしまったような気がする。コクサイも少しずつ改良を加えながら、再販も行っているのだが、新鮮味は無くなってしまったかな。今のコクサイ(サンプロジェクト)の現状で、あまり大きなことは出来ないだろうが、ガスガンで販売していたマウンテンリボルバーとか7ショットで、タナカとの個性差は出していって欲しいと思う。
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コメント
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うっ眩しい!
24金+実物グリップのゴージャス姉妹、堪能させていただきましたw
ご指摘の通りコクサイのKフレームはHWS(CMC)には形では適わないのですが、手を入れればものすごくスムーズになるアクションが魅力で、見慣れれば多少ごついフォルムも気にならなくなってくるものです。
よって未だにS&Wリボルバーはコクサイな私ですが、そろそろ新作を出してくれても良いような気がします。
新規設計が無理ならせめてセンチニアルだけでもお願いです!>コクサイ様
投稿: Jumo | 2008年7月 4日 (金) 00時41分
うん。やっぱリボルバーと言えばやはりコクサイですね~。今回の特集は僕の好きな銃ばかりで楽しく拝見しました。それにしてもGFCさんは古いカタログやチラシなども沢山お持ちなんですね~うらやましいです。・僕も1985年当時の初期ロットのM-19金属6インチを今も所持してます。さんざん使い込んで?~メッキがキレイに手垢で落ちてシルバーモデルになってます笑!('-^*)/
投稿: SS32オート | 2008年7月 4日 (金) 20時57分
>Jumoさん
たしかにキンピカで肉厚的なので、ゴージャス姉妹を彷彿させるかもしれませんw
S&Wのアクションはコクサイの他、CMC、MGC、MKK、タナカも再現してきましたが、やっぱりコクサイが一番と感じてしまいます。
センチネルは私も熱望しているところですが、グリップセフティとか考えると簡単ではないでしょうね。せめてボディガードでも思ってても、あぶデカブームの時のも発売していないのなら、望み薄いかな。
投稿: GFC | 2008年7月 4日 (金) 23時16分
>SS32オートさん
捨てられなかったカタログ・チラシ類が、こういうかたちで役たっておりますw
金メッキが落ちやすいので、24Kメッキより初期のほうが人気あったりしますけどね。
私は「金色の衝撃」の経験があるので、金色のままであってほしいのですよ。(詳しくは8/18のコクサイM29のところ、読んでください)
投稿: GFC | 2008年7月 4日 (金) 23時31分
こんばんは。
52以降パッとしなかった国際産業から「リボルバのコクサイ」への転身時の華やかな時代のカタログ懐かしく拝見いたしました。
当時はイチロー氏の影響でM65 3inは速攻買いに走りました。プラではありましたがファイティンググリップは嬉しかったな~。
投稿: VanVeen | 2008年7月 4日 (金) 23時54分
うっ!きらきらじゃないですか、、、
木グリの美しさにうっとり。
投稿: MARU | 2008年7月 6日 (日) 12時59分
>VanVeenさん
このカタログにオートは、GM2コピーのガバとマルシンがコピーしたオートマグしかありません。「リボルバーのコクサイ」と言われるようになったのは、いつの頃からなんでしょうかね。
FBIスペシャルにファイテンググリップなのは、私もイチローさんの影響ですw
投稿: GFC | 2008年7月 6日 (日) 23時04分
>MARUさん
良い木グリなので、これに合うのはキラキラしてないとあかんな~と思いまして、キレイなブルーイングでキラキラした銃でも良いのですが、そんな技術も頼むお金も無いので、金キラにしたというのも理由の一つです。
投稿: GFC | 2008年7月 6日 (日) 23時09分
GFCさん、こんばんわ♪
ご紹介を賜り、とてもうれしく思います。
相変わらずの秀逸な画面構成、カタログが当時の小生の熱狂を思い起こさせてくれます。
実に素晴らしい木製グリップが、当時そのようなお値段で売られていたとはいささか驚きました。このようなグリップを今探すとなると、意外に苦労するものですし異常に高い値段に尻込みしてしまいますね。
ビアンキのX2100のテンションの高さは小生も経験済みですw
そうです、確かに「バキッ」という音がしましたよ私のMGCハイパトw
それと、長く使用していると背中の部分にあたるゴム状のバンドがビョォ〜ンって延びきってしまいましたw(ワタシ、そのころから太ってたのかしらw)
美しい金色に絶品の木目と一級品の皮革のあやしい色艶がベスとマッチングです!
またしても、いい目の保養となりました。
投稿: だいじそ | 2008年7月 9日 (水) 21時14分
>だいじそさん
15年位前は、なぜか実銃用グリップが安かったのですよ。今では本場物の木製グリップはアルタモントばかりで、なんかちょっと違うよな~と思ってしまいます。
ビアンキX2100お持ちでしたか、そして「バキッ」とやってしまいましたかw
汎用性が高いけど、あんまり使えないのが悩み所ですね。だからあまりつけてもいないので、ゴムはまだ伸びてません。
>いい目の保養となりました。
いつもお褒め頂きありがとうございます。目の保養となれるような名品・珍品はあんまないですが、そうでない物をそう見えるように頑張ります。
投稿: GFC | 2008年7月 9日 (水) 23時19分