MGC REMINGTON MODEL/31-RS2 EXTRA GRADE
MGCニューモデル5の第3弾は、1981年7月25・26日に行なわれたMGCサマースカイモデルガンショーでデビューしたレミントンM-31RS2ライオット・ショットガンです。
Gun誌1980年11月号の広告より。写真は旧タイプの金属モデル。
M-31RSの広告の数々、HWになって新日本模型からも販売されたので、この広告の他にもさまざまなストックのタイプがあります。中央のビジエール’82の広告にあるエキストラ・グレードが、今回紹介するモデルと同じタイプです。
MGCニューモデル5の紹介をM39、M11とやってきましたが、私のは両方ともHWになってから物でしかも購入してから5年もたってないので、コメントを寄せてくださった人達の方が発売当時に購入してから思いを書いてくれたので、あまり立場がないような感じでありましたが、今回は1987年1月10日に上野のMGC本店で購入した物です。発売から6年半もたっていますけど、この時になってやっと買えた物でした。以前にAR-7を買ってますが、長物らしい長物はこれが始めてでした。箱は21年の間に色々あって汚れてしまいましたけどね。当時としては高額な買物だったので、レシートを残してありました。もう2、3年位前に買っていたような気もしてたのですが20年以上前の記憶なんて曖昧なもんです。
ポンプ・アクションに憧れM31が欲しいとは思ったのだが、とにかく色々なバリェーションがあって悩みました。そして、フォワード・グリップはU字型のハンティング・タイプの方が格好良いと思い、せっかくだから一番高いのを買いたいとエキストラ・グレードを狙い、上野行きの電車へ揺られMGC本店へ向かったわけです。ビジエール’82はこの時には持っていなかったので、エキストラ・グレードはGun誌1982年2月号のモデルガン・ダイジェストにある実銃ストック装備品かと思っていました。お店に行って今販売されているのは、トリガー、セフティーボタン、アンロッキングレバーがシルバーで、実銃用のリコイル・パットが付いると説明されました。M31は発売当初、近所の模型店でメタル・フォールディング・ストック・モデルを見せてもらったのだが、この時は黒い面積が多すぎるな~とも思ったので、シルバーのパーツはアクセントになって嬉しかったです。リコイル・パットも付いている方が格好良いと思って、長い箱を喜んで持ち帰ったものでした。
しかし家に帰って来てからこのリコイルパットを良く見て、唖然としました。ストックが外せない・・・後からメタル・フォールディング・ストックとか、ピストル・グリップを付け変えしたりして楽しもうと思ったのだが、買う時は舞い上がっていて、これだとストックが外せないとは考えもしなかったです。
Gun誌読者からの指摘もあったが、刻印は金属モデルの方が格好がよく、これは少々、安っぽい感じもする。
私のシリアルナンバーは、300-265。モデルガン・ダイジェストのは160-095とある。上三桁が100番台だと実銃ストック付で、300番台だとシルバーパーツのリコイルパット付なのだろうか。200番台は、また違った仕様だったかも知れません。
大迫力の銃口からはインサートがバッチリ見えます。大口径でキャップ火薬2個使用するが、発火音はあまり大きくないです。
ポンプ・アクションはフォワードグリップを前後させ、カートをエジェクトさせるのが醍醐味なのだが、ゆっくり動かしてショットシェルがチューブマガジンから、キャリアーに載せられる様子を見ていくのも面白いです。
緑色のショット・シェルもあるのだが、残念ながら売っているのを見たことがないです。激しいアクションをするとリム部分が外れることがよくあります。
チャンバーレス機構と知っていながらも分解してみて、ブリーチ・ブロックがエジェクションポート・カバーだけなのは驚いたものです。これぞ、MGCが常に求めている100%安全なモデルガン。
ストックの付け替えが出来なくても、これは最上級EXグレード。とにかくこのストックだけで充分じゃないかというのが、やがてポンプアクション・ショットガンはこれで充分じゃないかというのになってきてます。タナカのトレンチガンも発売当初から気になっていて、欲しいとは思うのだがM31があるから我慢しようかと思ってしまう。2年位前に再販した時もさんざん悩んだのですがね。もしM31のメタルフォールディング・ストックを買っていたら、トレンチガンも無理してでも買ったと思う。M31とトレンチガンはまったくの別物だとは判っているのですが、木製ストックのショットガンを無理して、もう1丁買うことはないと、このEXグレードが訴えてくるのですよ。