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2008年5月

2008年5月29日 (木)

MGC LUGER P-08

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前回、モーゼルが世界初の実用的自動拳銃と書きましたが、それ以前にボーチャード・ピストルが世界初の自動拳銃として1893年に登場して、その余りにも大きくバランスが悪かったのを土台に、ゲオルグ・ルガーの手により再設計されたM1900はスイス陸軍に採用後、いくつかの改良を重ね1908年にドイツ軍の制式ピストルとして採用されたのがルガーP08ということは、もはや説明不要かも知れません。そしてP08が登場して今年がちょうど100年になります。そういえば荒鬼さんの「愛銃総進撃」今年最初の画像はMGCのルガーP-08でしたね。

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ビジエールMGC創立20年記念号から、MGCルガーP08発売当時の広告です。

ルガーP08は、MGCのABS製オートとしてはSIG SP47/8(P210)、GM2、オートマグに続く4作目の製品として1977年に発売されました。

私は中学生の頃のMGCファイヤーセールで、通販でキャップ式オープンデトネーターモデルを購入して、サイレンサーと板ストックを付けて、その当時、まだ持っていなかった長物気分を味わったりもしていたのですが、当時の自分は生意気にもリアル嗜好だったので、MGCルガーの独自の設計に何か馴染めず、トルグアクションのブローバックを体験したいと思っても、分解・クリーニングが面倒そうということで、未発火のまま、モデルガン愛好家協会に売却してしまいました。

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P08スナイパーとして、セットでも販売されておりました。

歳月がたち、マルシンモーゼルM712購入後しばらくして、次あたりはルガーP08だよという気分が盛り上がって来た頃にマルシンからの決定版といえる金属製のルガーP08が販売されていたのです。これは欲しいと思いながらも、マルシン・モーゼルM712と並べるには黒いABSだよという気持ちと、設計者の志が伝わるMGC独自の設計も好きになってきていた。でも一度手放したのをまた買うのに踏ん切りがつかなく何年かたった頃には、キットモデルの在庫も無くなっており、MGCのルガーP08自体の商品が品薄気味になってきている感じがしたので、マルシン・ルガーP08も欲しいがMGCが優先され再購入となった訳です。

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再購入したのは、CP方式です。MGCの金属製ルガーは4inの他、6in、8in、カービンモデルも販売。ドラム部はダミーであったがスネルマガジンもあった。ABSモデルは4inのみで、シルバーメッキやメタルフィニッシュの仕上げ違いのみ、オプションはウッズマンと共通のサイレンサー、木製ストックと板ストック(金属モデルと共通)、木製グリップはスムーズとチャッカーの2種類があった。再購入時には、ストックやサイレンサーのオプションは既に完売しており、チャッカーの木グリだけがあった。一回売らなければ良かったと思いましたよ。再購入したモデルガンは、今までMGCローマンとか紹介してきましたけど、これからも登場しますw しかしまぁ、学習能力がないといいますか、無駄なことやっているな~とは思っているのですが、、、

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手に取ると、とりあえずトルグを引きたくなるのが、ルガーですね。

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刻印は、キットモデルのパッケージの影響でクレヨンですり込んでます。何年か前に落とそうと思ったが完全に落ちなかったので、白から銀に変えてまたすり込みましたが、大差ないですね。

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説明書にプルーフマークの解説が載っていたので、御覧下さい。

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CPカートはP210、32オートと共通。装弾数は6+1(無理すれば7発入る)で、実銃の8+1より少ないです。マルベリーフィールドのダミーカートと比べると、かなり小さい。画像では見えないですが、マルべリのダミカには「9mm LUGER」の刻印がある。9×19mmカートリッジは「9mmパラベラム(Parabellum)」とも呼ばれるが、P08の元になった1900年モデル「ピストル・パラベラムM1900」の名前からきている。ルガーの銃自体はコレクターアイテムになってしまったが、カートリッジは世界で最もポピュラーなハンドガン・カートリッジとして今も名前が残っている。

*「パラベラム」は2つのラテン語を一つにしたもので「戦いに備える」という意味です。

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内部は発火性能向上の為、内臓ハンマー式となっておりMGC独自のメカである。分解も最初からドライバーを使用しなくてはならず、Eリンクも使われており、非常にめんどくさく、それに怖い。トルグをレシーバーから取る際(付ける時も)レシーバーの後端を広げるのが折れやしないかと、とても怖い作業である。曲げに強いABSだから出きることで、HWだと折れそうである。設計が古いというのもあるだろうが、HWで販売出来ないというのがタイトーや新日本模型で再販されなかった理由の一つなのかと思う。

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今回は撮影に時間をかけた割には、納得いくものがないので、1979年のカタログとキットモデルの綺麗な写真を御覧下さい。

変に時間が掛かってしまい更新が遅くなりました。次回更新は6月8日を予定しております。

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2008年5月18日 (日)

Marushin MAUSER M712

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USPに続き、ドイツ製のオート・ローディング・ピストルでありますが、ぐっと古いものになります。世界初の実用的自動拳銃1896年に登場したモーゼル・ミリタリー・ピストル。それをマシンピストル化したのは、スペイン製のコピーの方が早かったが、1931年にモーゼル・シュネルホイヤーして登場する。アメリカでの呼び名は「M712」であります。

「モーゼル」より「マウザー」のほうが、実際の発音に近いと言われてますが、私にとって「モーゼル」は「モーゼル」であって、決して「マウザー」ではないので。

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マルシン・モーゼルM712は1983年に完成品¥8,700 キット¥4,900で発売された。1993年には金属製モデルが発売。後に金属キットモデルや「徳国製」の刻印バージョン、HWダミーカートモデルと販売され続け、この25年間に、バリエーションを問わなければ、マルシン・モーゼルM712が新品で入手困難な時期というのは無かったと思う。

そしてつい最近、M712カービンモデル(金属・黒色)が発売された。Gun誌で紹介された時は塗装のような感じであったが、マルゴーのブログをみると「往時の MGC の様な磨き仕上げでピッカピカ。¥^o^」とあって、これまた物欲が沸々と湧いてきてしまうことが書いてあり、困ってしまう。

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私は1989年頃にキットモデルを購入しました。たしか明和模型だったと思う。木製グリップとカートクリップはレプリカで揃えました。モーゼルには木製ストックが欲しいところなのだが、未だに入手しておりません。カービンを買うつもりで木製ストック買おうかとか、ここのところ思っていただが、タナカM29も買ってしまったり、無理して買っても、このブログ用に写真撮ったら、当分は箱の中に眠ることになると思って断念しました。せめて20連マガジンは欲しいのだが、再販しないの?

キットモデルで一番苦労したのが、パーティングラインの処理だった。なんかパーティングラインというより、左右が0コンマ何ミリずれているような段差になっていた。それにマガジンの前面部分は、バリをむしり取ったような跡が大きな傷のようにあり、そこをプラリペイアで修正したりもした。私が購入してから何年も製造続けているのだが、さらに金型が痛み、その後のはもっと酷いことになってるのじゃないかと思ってしまう。それとも私のがたまたまハズレで、金型をちゃんと修正しているのでしょうかね。

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ロングセラーを続けているM712なので、ここを御覧の方々の多くは、モーゼルが嫌いでなければ所有していることでしょう。なので何を書けば良いのかわからないところだが、まだ持っていない人達に向けて、私程度の写真でもモーゼルM712の魅力が伝えればと思う。

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実は大学時代に映画研究部に所属していて、8ミリフィルムで自主制作映画を撮っていたのだが、その時に無国籍アクションの構想があって、主人公にエンフィールド、敵役にモーゼルを持たせようと思って買ったものでした。

結局、頭の中の構想は壮大な物のなってしまい。大学生の自主映画のレベルでは撮れないと思ってあきらめました。他の学生映画のアクション物を観て、ハタチそこそこに銃もたせても似合わないな~とも思ってたので、自分では恋愛映画しか撮ってなかったりするのですがw

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2008年5月13日 (火)

TANAKA H&K USP ~発火編~

連休中へ実家へ行ったので、そこで久しぶりに発火でもしようかと思った。(実家のほうはちょっと田舎なので、あんまり問題ない) でもあまり発火の時間もとれないし、タナカのカートはセットと掃除も面倒なので5発×3回のみです。 1回ごとにカート掃除もせずに、シリコン・スプレーでごまかしてます。 華麗な連射を見せたかったところですが、結果は見ての通り、ジャムしまくってますw まぁ、火薬のバラつきとか、カート掃除してないとか理由はあるでしょうけどね。 迫力ある発火動画を見たかったらK主任さんの「FULL FLASH BLOG」2006年10月29日の記事を見てください。他にUSPの補強のポイントなど紹介されております(2006年5/12、6/23、7/25の記事)。 いつになるかわかりませんが、そのうちマルベリカートの発火も試したいと思います。 (5/13 修正)

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2008年5月12日 (月)

TANAKA H&K USP

M29が発売前のことですが、タナカから出しているP226、グロック、USPと、他社では販売されていない現代オートも一つは抑えておかないといけないかなと思っておりました。
P226は強度的に問題あるとのことだし、グロックはその時、ガスガンに金型転用でモデルガンの再販はないと言われ、中古での価格がつり上がっている時というのもあり、「コラテラル」(2004年)でトム・クルーズが使っていてカッコイイかなと思ったUSPにしました。(映画では45口径モデルを使用してます)
御存知の通り、後にグロックのモデルガンは再販され、最近も2ndフレーム、オールHWの物が発売され、3rdフレームやG18ももうじき販売されるようになりました。
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これは第1回のASGKフェスティバルで購入しました。フレームHWモデルです。
実はタナカからUSPが発売された時は、この趣味から離れてたので、モデルガンのUSPがあるのかと少し驚いたというのもUSP購入の理由です。
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銃口から後ろにかけて、刻印が薄くなっていくのが気になりますが、、、
スライドを少しグレーにして、フレームとの質感を変てある。グロックもそうなんだが、発売当初のはスライドとフレーム色の差がありすぎて、それが嫌で買う気おきなかったが、USP位の色の差なら悪くない。
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チャンバー部に金属のカバーをつけているあたり凝っている。上面の機械加工の跡の再現も良い(上手く写真が撮れなかったの載せておらず、すみません)
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下側も色々と刻印があります。グリップ前面のチェカリングは少し強くにぎっただけでも跡がつき、痛いぐらいです。
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オールプラスチックのマガジンは、エアコキみたく安っぽいな~というのが、最初に見た時の感想。実銃もポリマーだからしかたがないが。
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説明書のは完全分解の方法は載っていなし、見る限り分解・組立がめんどくさそうなメカである。しかも割りピンとか使っているので、今回はパスします。昔は発火・分解・組立した後に、このモデルガンは自分の物になったと感じたものなのだが、、、
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発売直後のP226やグロックに食指が動かなかったのは、半プラスチックのパラカートである。発火させるのも面倒そうだし、させないで使うのもどうかなといったモノである。半使い捨てカートを目指したのだろうけどね。
いつの間にやらメタルカートの変更になっていたわけだが、これもまた面倒そうな物だなと思い、マルベリーのリアルカートリッジカート・セットを買ったのである。デトネーター、リコイルスプリング、カート8発が付いてきます(画像・上)。下がタナカオリジナルの物です。でもまぁタナカのカートでの発火も体験しておこうと思ったわけです。
発火編へ続く。
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2008年5月 3日 (土)

MGC 44MAGNUM PPC HEAVY BARREL CUSTOM

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今回もまたM29でありますが、見ての通り普通のではありません。過去の「PPCカスタム」で来られた方、お待たせしました。MGC44マグナムPPCカスタムでございます。

一応、簡単にPPC(プラティカル・ピストル・コース)について説明しますと、過去にFBIインストラクターが考案した訓練用のコースで、7・25・50ヤードのターゲットをスタンディング(左右バリケード)・ニーニング・プレーンで撃っていくもので、いわゆるコンバットシューティグの元祖みたいなものですが、ブルズアイ競技に近いです。

FBIは後にTRC(タクティカル・リボルバー・コース)と切り替えていくのですが、PPCは、ポリスや一般シューターに広まっていきます。PPCは4種目あり、カスタムされていないノーマルな銃を使用するのが銃身長3in以下、4in以下、6in以下で3種目あり、ヘビーバレルやリブサイトのカスタム使用化のPPCマッチがあります。

そのPPCマッチで使用するカスタムをモデルアップしたわけですが、実銃の世界ではS&WのKフレームをベースのカスタムしたものが殆どなのですが、1980~81年のモデルガンの世界においては、Kフレームのモデルガンが販売されてなく、既に販売されて人気のあった、パイソンやM29といった銃がベースにカスタムされました。

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まずはちょっと、Gun誌1980年9月号の広告から見てもらいましょう。

M29はケイク・デイビスのスラブ・バレル・カスタムと同タイプとなっています。コクサイのデビルもこのタイプですね。

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Gun誌の広告に載っているのは試作らしく、モノクロで判りにくいかも知れませんが、ビジエール’82から、実際に販売されたのはバレルに刻印が入れられ、木製グリップが付いた仕様になります。

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ついでにGun誌1981年9月号の広告から、あと、M29のPPCカスタムはこのラウンドバレルタイプが販売されました。これは西部警察PARTⅡで沖田刑事(三浦友和)が使用していました。

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それで私のに戻りますが、スラブ・バレルタイプでありますが、リブサイトは7・25・50ヤードの切り替えレバーが付いていません。リブサイトの高さからパイソンカスタムと同じ物と思われるのが付いています。

バレルの「MGC CUSTOM GUN WARKS」の刻印もありません。全体に艶消しで塗装されております。

これはNew MGC上野店の閉店セールの末期に、「このケース内の商品は現金払いのみです」と書かれた所に売り出されていた物です。箱・説明書・カートなしの本体のみでありますが¥15,000と、現在のPPCカスタムのプレミア価格に比べたら大バーゲン価格でした。

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買うときは木製ブリップだと思っていたのですが、、、

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渋く木目に塗装された物でした。わかりにくい写真しか撮れなく申し訳ないですが、それっぽい傷も入れてあります。しかも中には重りが接着されて素晴しい出来映えで、下手な木製グリップよりも良いです。

たぶん、これはMGC社員が試作か何かの無刻印バレルに、余っていたリブサイトをつけ、塗装して仕上げた一品ではないかと。それで売る物も少なくなってきたNew MGC上野店に、まわってきたものかと思われます。

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PPCカスタムに市販品同様に木グリを付け、ノーマルなM29HWにこの木目プラグリを付けても良い感じでありますが、製作者の意図に反するみたいなので、普段は元に戻してます。

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この部分の刻印はヘビーマグナム(ハイパト41)が「SW 10」と、M29(PPC・4in・6.5in)が「SW 11」と違いがある。GM2とGM4のみたいなものだと思うのだが、MGCから販売されたS&W製品は1963年のチーフ(1)とハンドエジェクター(2)、1965年のセンチニアル(3)、1968年の357マグナム2.5in(4)、1969年の357マグナム 4in(5)と6in(6)、ニューチーフスペシャル(7)、1971年の44オート(8)、357ハンターカスタム(9)で1972年のハイパト41で10番目で「SW 10」、ハイパト41と同じフレームのヘビーマグナムも「SW 10」。それで1974年の44マグナムは「SW11」ということで合ってますかね?詳しい方がいたら教えてください。

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バレル下のウェイトを外しても、グランドマスターの様で、なかなかカッコイイです。

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8 3/8inはありませんが、ヘビーマグナム(3.5in)、ハイパト44(4in)、M29HW(6.5in)、そしてPPCカスタム(6in)と揃ってしまいました。私のMGCのNフレームコレクションはこれで全部ですが、こうなればやっぱりノーマルとPPCの8 3/8も揃えないと駄目でしょうかね~

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