Marushin Browning Hi-Power CANADIAN No.2 Mk1*
今回はMGCを予定しておりましたが、3回続けてのマルシン製品であります。
ブローニング ハイパワー カナディアンNo2 Mk1* メタルフィニッシュ・モデル。前回のエンフィールドと同じ中田商店で金属製で販売され、52年規制で消えていったものをABSで再設計したもの。そして「No2 Mk1」つながりでお送りします。
実はこのハイパワーは、MGCのM32オート記事のコメントにS.S 32オートさんから、説明書が欲しいとの依頼あったので、コピーを送付したお礼に頂いたものであります。
説明書のコピー程度で、新品同様のモデルガンを頂いてしまって、かえって申し訳ないような気がしますが、S.S 32オートさん、本当にありがとうございます。
マルシン・ハイパワーは、新開発されたプラグファイヤー・カートリッジを採用した第1弾のABSオートとして、1980年に販売開始されました。
Gun誌1980年11月号のマルシンの広告より
今回取り上げるカナディアンの他、コマーシャルやミリタリー・モデル、メッキパーツ・木製グリップ付のデラックスモデルなど10種類発表と、マルシンのヤル気を感じさせてくれます。
マルシンはハイパワーの歴史とバリエーションを紹介した小冊子もつくりました。これは後にレプリカで安売りされていた時に、資料にと購入した物です。
中身はマルシンハイパワーのカタログも兼ねていて、MGC的な戦略で売り出していた。
実銃のカナディアン・モデルの歴史については、こちらを見てもらった方が早いですね。
分解はいいけど、シアの組み込みには苦労した。慣れが必要ですね。
Gun誌1980年9月号に本物VSモデルガンをみてみても、モデルガンとしてのアレンジはされてマガジンセフティはかなり簡略されているが、本物のメカニズムから大きく異なることはないです。
ハイパワーの特徴的な、スライドを経由したトリガーメカニズム
トリガーレバーからシアレバー、シア、ハンマーの関係はこんな感じです。
マルシンのメラルフニッシュは茶色が強いと記憶していたが、発売から時間が経っているためが色が少し薄くなっている気がしますが、輝き具合はなかなか良いです。Gun誌1983年1月号のマルシンの広告に、P38、M39等当時のマルシン製品が一斉にメタルフニュッシュモデル化させたのが載っているが、ハイパワーは載っていない。歴代の明和模型の広告を見てみると1990年4月号からハイパワーのメタルフニュッシュが載っているので、この頃に製造されたと思います。
台座がついたようなリアサイトがカナディアンの特徴。
マルシン・ハイパワーは、1996年頃にHWになって、センターフャイヤー化とリニューアルされています。2月下旬にもコマーシャルモデルの完成品が再販されます。
1993年頃に当初は限定販売だったチャイニーズが再販された時、購入したのですが、早々と手放してしまった。(中国語刻印も面白いと思ったが、なんかなじめなかった)
やっぱハイパワーもおさえておかないと駄目かな~、再販コマーシャルどうしようかなと思っていた所に、頂いたのでホントに嬉しいです。
ありがとうございました。
« Marushin ENFIELD No.2 MkⅠ | トップページ | MGC COLT'S GOLD CUP NATIONAL MATCH »
「Marushin/SUZUKI」カテゴリの記事
- CAROM SHOT CHEMICAL COLOR(2024.02.23)
- model-s マルシン ルガーP08用木製グリップ・マガジンボトム(2023.12.02)
- B.W.C. Ron Power Cuctom GRAND MASTER DELUXE 1986 UNIVERSAL MODEL(2023.11.11)
- ついに来た!(2023.10.13)
- Murushin LUGER P-08 8inch Lange Lauf(2022.11.26)
コメント
« Marushin ENFIELD No.2 MkⅠ | トップページ | MGC COLT'S GOLD CUP NATIONAL MATCH »
こんにちはー。
リンクご要望ありがとうございます。
こちらも相互リンクさせていただきました。
マルシンのハイパワーも長年のモディファイを受けて
長生きですねぇ。
シルバーパーツや木製グリップの付いたデラックスモデルが
憧れでしたが当時高価で中学生の私には高嶺の花だったのを
思い出します。
マルシンのメタルフィニッシュは同時期のコクサイと同じく茶色で
「なんでブルーじゃないの?」と思いABSモデルを買ってました。
マルシンハイパワーも再販だけでなく現行のMk3なんかを出して
ほしいものです。
投稿: Jumo | 2008年2月 4日 (月) 01時19分
SS32オートです。いやあハイパワーの解析堪能しました!よく調べましたね!写真もキレイでよかったです。長年ビニールに包まれてた私の贈ったハイパワーも喜んでる気がします。笑!また新たなモデルガン解析を楽しみにしてます~・・あっ!32オート復活作戦は進行中です・また経過報告しますね。それでは!
投稿: S、S32オート | 2008年2月 4日 (月) 11時47分
>Jumoさん
相互リングさせて頂き、ありがとうございました。Jumoさんとこの私のブログ紹介が褒めすぎなようで、恥ずかしいのですが、、
「ゆも庵」の紹介文はこんなんで、どうでしょうか?
マルシンハイパワーも今年で28年目というのも凄いです。今のマルシン製品も20年選手だらけですがw長生きしてくれてるのは、パーツ供給とか考えると嬉しいのですが、そろそろ新しいのも欲しくなります。何かこればっか言っておりますw
>S.S 32オートさん
ハイパワーありがとうございました!
いゃぁ解析と言える様なものではなく、古いGun誌をひっぱりだしただけなんですけどね。油つけてガチャガチャやっただけなので、まだ調整はしてなかったりします。
32オートの仕上がり、楽しみにしてます。
投稿: GFC | 2008年2月 4日 (月) 23時42分
おおっとぉw
党首の目が光りましたw
このような逸品をいただいたそうで、素晴らしい出来事です!
私もまったく同じ物を所有しておりますが、やはり茶色みが薄くなっており、本画像とほぼ同色になっております。
出来の良い製品とは思いますが、いかんせんあの軽さがたまに傷、とゆうのが私見でございます。
「堂々10機種せいぞろい」の広告を今回初めて拝見し、冷や汗が吹き出ておりますw
投稿: だいじそ | 2008年2月 7日 (木) 23時19分
>だいじそさん
コマーシャルはブログで拝見しましたが、カナディアンもお持ちですか!さすが党首様ですw
今の色合いも、写真に撮るとHP小冊子の表紙の色に近く、まぁ悪くもないかと思ってます。もっと色が剥げてきたら、シルバーにしちゃいましょうかねw
確かに、スカスカに軽いのがたまに傷というのは同意見でございます。フルロードしても何か軽いはグリップが握りやすいというのもあるのかな。
10種類いっちゃいますかW
ターゲットカスタムは、本当に発売されたかは未確認です。出ていたとしても、レプリカで限定発売とかだと思います。
投稿: GFC | 2008年2月 8日 (金) 23時26分
こんにちは。
主任も古くは中田(損失)から始まり
MKKのも何種類か持っていましたが
現在はタナカ改のみです。
HPはHWにしても何故か軽いですね。
機会があればNOVAK-CUSTOMなんか
作ってみたいですがフルチェッカーの木グリ
入手できないので幻で終わりそうです(笑
投稿: K主任 | 2008年2月 9日 (土) 10時59分
SS32オートです。え~GFCさん・MGC32オートのリペア・・苦労してます・(-.-;)やはり古いABSボディはエポキシパテで只今凝固中です!亜鉛合金や鉄製パーツもCRCに漬け込んでサビ取り中です。たぶん無事に組み立てても火薬を使うのは御法度ですね~バラバラになりそうです。とにかくもう少し頑張ってみます。あと塗装系なんですが・なんかお勧めのスプレー塗料とかありますでしょうか?
投稿: SS32オート | 2008年2月 9日 (土) 19時10分
>K主任さん
中田HPもお持ちだったとは!
これも引越の際に損失なのでしょうか、残念ですね~
タナカ改はまだ、ブログに登場しておりませんよね?期待しておりますNOVAK-CUSTOMになって登場するのをw
>SS32オートさん
凄い状態の32オートを入手したみたいで、苦労しておりますね~
32オートはもうパーツが入手できないので、私も発火は出来んですよ。
トイガン用スプレーは数多く試したことがないので詳しくはないですし、色の好みもそれぞれなので、これがお勧めとは言えないですが、キャロムのは乾燥が早いので作業しやすいと思います。
投稿: GFC | 2008年2月10日 (日) 23時31分