今回はMGCのゴールドカップ ナショナルマッチ(GCNM)のキットモデルを紹介します。いわゆるGM4と呼ばれるモデルです。
まずはGM4の完成品の説明書を見てもらいましょう。本物はクリーム色ですがスキャンしたらピンクになってしまいましたが、この説明書はNEW MGCにて確か¥50で購入した物です。御存知の方も多いと思いますが、下の方の「MGC・45オートのあゆみ」を見て下さい。
41年のものがGM1。49年・53年がGM2。51年がGM3。54年が今回のGM4、GM2のGCNMモデルです。
ちなみにそれ以降のMGCガバメントをまとめると
GM5(ABS→HW・モデルガン)ショートリコイルブローバック。最初期オープンデトネータ→CP方式スモールカート
GM6(ABS・ガスガン)ウィルソンLE等
GM7(ABS・ガスガン)S'70 デルタエリート
GM8(ABS・ガスガン)スプリングフィールド系カスタム
GM9(HW・モデルガン)GM5のGCNM、CP方式スモールカート
GM10(HW・モデルガン)GM5のコマンダーモデル、CP方式スモールカート
GM11(スライドHW・モデルガン)スプリングフィールド・38スーパー
GM12(HW・モデルガン)GM5を新設計してリアルサイズカートCP方式
これ以降のTAITO、新日本模型時代になってからは不明であります。
余談でありますが、タニオ・コバからGM7が販売とのことですが、タニコバさんはGM6以降MGCを離れたのでGM7と言っているのでしょうか?
私が一番最初に買ったモデルガンと呼べるのは、ジュニア・ガバメントであるが、昔っからガバが大好きというわけでもなかった。当時観たり、読んでいた物で主人公がガバを使用しているものがなかったし、形状もシンプルの為、子供心に響くものがなく、ガバは普通の自動拳銃としか思ってなかった。
やがてGun誌を読むようになりガバメントの魅力に段々と、とりつかれていくわけであるが、モデルガンでこのガバメントが欲しいとはあまり思っていなかったが、やまもとの広告に小さく載っていたGM4見てから変わっていった。やはりお子様なので、ミリガバよりも、アジャスタブル・リアサイトがついたGCNMから好きになっていきましたね。
当時、MGCとしてはカスタムモデルガンの扱いでハードガンケースに入れられて販売していた。とても気になる存在であったが、定価¥18,500というのは、小・中学生の自分には高嶺の花でありました。
さらにショートスライドスキッパーやロングスライド6インチは、高価すぎて夢のまた夢という感じでありました。
やがて1982年にGM5が販売され、やがてピンガンやホーグ等のカスタムガバが登場。シューターワン・シューティングの時代になってきた。当然興味はあったのだが、銃やホルスターやマガジンさらにシューターワン・ターゲットなどを揃えていくと、とても手が出せなかった。(形から入ろうとしてたのですねw)
そんな中、1985年にGM4のキットモデルが定価¥6,500で販売。GM5系ではホーグカスタムは出てるが、オリジナルのGCNMは販売されてない。これはもう発売後まもなく、WA渋谷店で購入。その時に、リングハンマーと専用グリップセフティやシルバーロングスライドストップ、真鍮板入グリップを購入して、セミカスタムにしていたのだが、中途半端なとこが気に入らず、パーツ類は東京タワーのイベントに個人出店した時に売ってしまった。
GM4の刻印は白文字。というのが頭にあったので、クレヨンを刷り込んでます。後に安っぽいかなと思って落とそうとしたが、完全に落ちなかったので、銀色に変えてみましたが、画像じゃわからないですね。
スライドはサテン仕上げで、フレームはツヤピカ仕上げ。この差が長年、気になっていたのだが、スライドを磨けばいいというのに気が付いたのは、購入してから約20年たった3年前のことでしたw
このGM4、一度落っことして、フロントサイトが少しつぶれ、グリップセフティ等の亜鉛パーツも白く濁ってきてたので、一度はジャンクと化してたのだが、フロントサイトも少し削れば直ることだし、亜鉛パーツも再ブルーニングすれば良いことと思いたって、リペアしました。その時にスライドも磨いてツルピカに。もう手放せない一品となりました。
エキストラクターと一体になったファイアリングプレート方式のモデルガンは、昔のモデルガンに数多くみられるが、GM4(GM2)はダミーであるがファイアリングピンが再現されていて、ハンマーをコックしてもイメージを壊さない。エキストラクターのモールドの再現性もいい。
かなりモデルガンとしてのアレンジがしてあるが、安全性と作動性、おもちゃとしての耐久性とコストを考えられた素晴しいデザインであると思います。私が所有しているモデルガンの中で、GM4が一番分解・組立をしている回数が多く、また楽しいモデルガンであります。
今は無き中野テキサスのベルトスライド・ホルスター
キットモデルの箱ですが、今回は中身もあります!↓
外箱にシミとか出来てますが、中身は未開封・未組立であります。
先程GM4はジャンクとなっていたと書いたが、その時にはキットモデル在庫がまだ店頭にあったので、再購入したもの。その時は、再組立してジャンクをパーツ取り用にしようと考えてたが、なんか組む機会を失ったまま、結局、ジャンクを復活させたので、これはこのまま保存するつもりです。
GM4用のシルバーフレームとメダリオン入り木製グリップは約4年前に蒲田のむげんで購入した物。フレームはサテンシルバーなので、まだスライドを磨く前で、サテン仕上げのスライドとのバランスが良いかと思い、これで復活させようと考えていたのありますが、、、(次回へ続く)