Marushin ENFIELD No.2 MkⅠ
一週空けてしまいました、前回は2丁紹介ということでお許し下さい。今回もマルシンであります。エンフィールドNo.2 MkⅠのABSキットモデルを紹介します。
マルシン・エンフィールドは、既にエアーソフトガンが主流になっていた1985年末に新規金型で販売された久しぶりのモデルガンだった。後にデホーンド・ハンマー付のスター・モデル、銃身長の短いポリス・モデルのバリェーションを展開。後にHW-IRやEX-HW、HWと材質を変えながら生産され続け、昨年にもNo.2 MkⅠのHWキットが再販、今月中にはポリス・モデルのエクセレントHW、木製グリップ付が再販される。スター・モデル以外は息が長い商品であり、既に何らかバージョンをお持ちの方も多いと思う。
「もってるわい!もっと、レア物見せろや」と声が聞こえそうでありますが、私のところではあまり期待してはいけませんw
これから購入を検討している人もいるでしょうから、少しでもお役に立てればかと思います。
再販されるポリス・モデルEX-HWを購入検討の方は、だいじそさんの元祖「Gun物喪志」(他にNo.2 MkⅠのABS(完成品)と同じくHW-IRを紹介)、またはTakeshiさんの「玩具箱」を御覧になって下さい。
もしかして銃本体よりレアかもしれない、懐かしいキット・モデルの箱の画像で我慢してください。未組立なら、もっとレアですが18~9年前に組んでます。
昔のキット・モデルは箱が大きかったですね。部品をブリスターで固定するという、LSのプラモからの流れが他社のモデルガンキットにも続いてました。今のマルシンキットの箱はだいぶ小さくなりましたし、HWSは完成品と同じ箱になっていて、収納に場所を取らなくて良いです。邪魔かと思いつつ、箱を捨てられないのは貧乏性だからですw
パーティングラインを消す作業の他、機関部の組み込みに関しては、説明書通りにすれば、特に調整もせずに快調に作動します。再販されたHWキットだと、バリとか多くなっているかもしれませんが、問題はあまりないでしょう。
しかし、今回作動させてみて、つっかかるようになったと思ったら、ハンマーキャッチ・ピンが緩んで、ハンマーストップの溝に引っかかるようになっていた。とりあえず、ピンを反対側から差し込んだら、ピンがぐらつかなくなった。
メカニズムはコルトのデティクティヴやパイソン等に似て松葉板のメインスプリングを使用したものである。コルトアクションと違いメインスプリングレバー(リバウンドレバー)がシリンダーストップ(ボルト)と連動していないので、パーツ磨耗で、シルンダーが動かなくなるということはないです。
特徴的なバレルの先にあるフロントサイトもネジ止めで
バレルラッチスプリングはムキ出しという、なんとも無骨なデザイン。それがまた良いのですが。
そして中折れです。これこそがエンフィールドの最大の魅力。
何やら、メカが詰まってそうですが
エキストラクターを押し上げる構造は、いたって単純です。
バレルを勢いよく折ると、カートが舞い散る。ブローバックモデルガン的な楽しさがある。
安っぽいと思われる人もいるようだが、私は光沢あるABSモデルガンが好きです。今はHW全盛、ABSモデルが出ても艶消し仕上げされていたりします。HWもブルーイングしたりすれば綺麗な仕上がりとなりますが、ABSモデルガンの輝きも良いとは思いませんか?