MGC MODEL 659
S&M M59は、「刑事スタスキー&ハッチ」のスタスキー刑事(ポール・マイケル・グレーザー)が使用し日本でも知名度が高まり、1979年にMGCがモデルガンとして販売。1マガジン(15発)トラブルなく発火出来たという作動性能。1980年から「太陽にほえろ」のドック刑事(神田正輝)がシルバーフレームモデルを使用し、さらに人気が高まった。
そのような状況ではあったのだが、当時「太陽にほえろ」をそんなに熱心に観ていたのではなく、プロレスとか金八とか観ていたのでドック刑事への憧れもなく、M59のリアサイトの形状があまり好きではなかったので、あまり興味はなかったです。
1981年7月号のGun誌のMGCのM39コンバットカスタムの広告を見てから、S&Wオートはシルバーだと、思うようになってきました。リアサイトはMMCコンバットサイトに取り替えれば良いかな~と色々と思いつつも、なかなかS&Wオートに手は出なかった。
モデルガンも(擬似)ショートリコイル時代。しかしMGCのM39・M59はストレートブローバックのままだったというのが大きな理由。やがてマルシンからM39・M439が発売。M439はとても興味があったのだが、兄がキットモデルを購入したので、自分では手にしなかった。
Gun誌1983年3月号でJack氏がM659をレポート。モデルガンで出してくれないかな~と思いつつも時代はエアーソフトガン全盛に突入し、MGCでガスガンでM659を販売。モデルガンの販売は無いだろうと思っていたが、1994年にスーパーステンレス第3弾として登場した。(ちなみに第1弾はオートマグ、第2弾はS’70)これは発売後、すぐに購入しました。
上記の注意書きの通り、メッキがとても弱いある。
私のも剥げてしまいました(泣)
RODYの中古ラバグリが安く入手出来たので、付けようと試みたが経年劣化のせいか上手くフィットせず外してみたら、メッキが剥がれていた。頭にきたのでラバグリは処分にしてしまった。
セフティレバー で、グルップ上のMGC刻印部分もまた剥げてしまった。スライドのセレーションの一部も剥げてる。
S&Wのマークの入ったZIPPOだが、これもプリントがすぐに剥げてしまって使えない。
刻印は上品に入れられ、メッキの質感もABSのメッキモデルとはまた違って、渋い感じでとても良いだけに、メッキの弱さは残念である。
そんな理由で、分解・組立の時に傷を付けたくないので、ここまで勘弁してください。基本設計はM59と変わらず、MGC独自のメカニズムです。
カートリッジはイングラムMAC11と共通。9ミリパラベラムと比べるとかなり小さい。発火性能はたぶん良いのであろうが、こいつは発火させたくないです。
M659らしい所をクローズアップ。
マガジン底部のS&Wの刻印、ゆがんだ「&」を見事に再現している。
S&WのClassic Comboのナイフと一緒に。
SW1911を除くS&Wのオートは、ガバメント系列とはまた違った魅力をもっているのだが、現在、新品で入手できるモデルガンがないというは悲しい状況である。
KSCのM945を、モデルガンに改造してしまう凄い人もいるが、私にはそんなことは出来ないので、どこかで発売してくれるのを待つばかりである。
M3913とか日本の警察でも採用しているのだから、モデルガンで発売してくれればプロップガン関係者も大喜びだし、売れると思うのだが。。。
来週の更新は、お休みさせていただきます。
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コメント
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このタイプの銃はそんなに興味持っておりませんでしたが、シルバーのボディーがなんとも綺麗でカッコいいです。黒との組み合わせもいいですね。剥げてしまっている部分も使い込んでいる感じがして逆にカッコいいですが、それは素人考えかもしれないです。
それにもかかわらず解体写真を公開してくれるGFCさんのサービス精神に感動です。
ちなみに「刑事スタスキー&ハッチ」って知りませんでした。「噂の刑事トミーとマツ」は見ていたのですが…(笑)
投稿: ゆるり | 2007年12月10日 (月) 00時26分
>ゆるりさん
実銃はステンレスなので、キズが付いたとしても銀色です。
フィールド・ストリップは、サービス画像と言えるようなものではないと思いますが。
「刑事スタスキー&ハッチ」は、バディものの元祖と言えるのではないかな?「トミーとマツ」も、スタハチが元ネタでしょうね。
投稿: GFC | 2007年12月10日 (月) 23時45分