MGC THOMPSON M1921 CHICAGO TYPE
あまり銃に詳しくない人でも、これを見ればギャング映画でよく使っている物だと、お判り頂けると思う。トンプソンM1921シカゴタイプです。発射音がタイプを打つ連続音に似ているため「シカゴ・タイプライター」の異名を持つ、またの愛称は「トミーガン」。
75年のビジエールによるとMGCのトンプソンが販売開始は1970年11月。新日本模型の時代にも再生産され、今現在でもNEW MGC福岡店で最終生産品が購入できる。MGC製品全般に言えるがこれもまた大変息の長いモデルである。
紙火薬使用のオープンデトネータがキャップ火薬になり、そしてCP方式になってからも撃ちがらキャップ使用からOリングと、カートだけでも4種類ある。ビジエールを見ると、銃本体もエキストラクターやレシーバースクリューの位置等、改良されてきている。
1994年東京タワーボウリングセンターでの第11回ジャパン・ビアンキカップと、同時開催された第45回MGCモデルガン&エアガンショーで購入した物。刻印によると1994年2月生産。撃ちがら使用のCP方式のタイプです。当時の定価は¥21,000-、ガンショー価格で¥15,000-。前々から気になっていたので、この価格に飛びつきました。購入時ストックは新聞紙に包まれていました。ちなみに最終モデルの販売価格は¥34,755(税込)。時代に変わったので仕方がありませんな~。これも無くなると中古市場にプレミアが付いてもっと高くなりそうです。
ドラムマガジンの装弾数は39発。モデルガンでは、ハドソンのPPSh41の40発に次ぐ装弾数。実銃用だと50発入る。MGCのこのドラムマガジンは、輸出されていたとの話も聞く。
今回の分解はここまで、正直、フレーム部分はEリングを使用しているので、あまり分解はしたくない。オープンボルトファイヤなので、メカニズムはいたって単純。
「MODEL OF 1921」の刻印は良いのだが、、、
レシーバー後部の凸文字刻印は、結局改良されることはなかった。
良く出来ているリアサイトだが、起き上がるだけで、他はダミーです。
過去に発火させたことがあるが、火薬のせいか不発が多く、39発連続フルオートが楽しめなかったのが残念である。機会があれば又、発火したいけど場所とか時間とか中々、難しいです。
やっぱり、ガンブルーに染まった金属と、木製ストックの組み合わせは良いですね。