MGC RAY・X-203/HEAVY MAGUNUM
MARUさんの「いつもの店」にて、発掘したのがこの「RAY・X-203 S&Wヘビー・マグナム ビキナーセット」 である。
初めてその店に行ったのだが、MARUさんがだいたいのレア物を確保した後なので、これと言った物、特にモデルガンは残ってないように見えた。だが、その店には発掘スペース(?)と言えるような場所があり、そこへ潜入して、奥底から埃まみれでパッケージの窓部分は破れた状態で見つけ出しましたよ。おばちゃんは¥12,000で売りつけようとしてたが、¥10,000で購入。定価¥9,800なんだが缶コーヒー、妻の分と2本貰ったので良しとしますか。パッケージの窓は、透明プラ板0.2mmを買ってきて修復した。
「RAY・X-203」というより、「シューター・ワン」といったほうがいいでしょう。「シューター・ワン」という名前は、モデルガン・チャレンジャー誌の一般公募で決まった。確か最高商品は20万円分のMGCのモデルガンだった。
正面から右側に拡張用の端子が付いている。シュ-ター・ワンの末期にタイマーを販売していた。それ以外には進展はなく、姿を消していった。
キャップ火薬の発火時に発生する赤外線に反応すると「カシャ」と一瞬、ターゲットが跳ね上る。(*:撮影の為、テープで止めてあります)今回、ライターのみのテストだが、長期在庫品だが、動作には問題なかったで一安心。
当時シューターワン・ターゲットのみで定価¥7,000という値段だったので、結局手を出さなかった。今の技術で同じような物をつくっても半値以下で販売できそうだけど、、、売れないだろうな~
シュターワン・ターゲットとモデルガンを、¥10,000以下でセット販売する為に生産されたヘビー・マグナム。(後に単体で¥5,000で販売された)
1972年から3~4年程しか生産されなかった「ハイウェイパトロールマン41マグナム」(以下:ハイパト41)の再来である。ハイパト41は、当時のテレビや映画で数多く使用されたので、ファンは多い。10丁以上コレクションしている人もいる。MGCローマン発売後はテレビから、次第に姿を消していった。
ヘビーマグナムは、シリンダーとカートリッジを当時、現行で販売されていたM29と共通にして、生まれ変わったハイパトとも言える。
ヘビーマグナム(ハイパト)の魅力は、この3.5インチ・バレルである。2.5インチとも4インチとも違うこのバランス。そして銃口へ向かって細くなっていくテーパー・バレル。
M27同様のバレルリブ、フレームトップのチェッカリングはハイパト41で再現されており、このヘビーマグナムにも受け継がれている。
メカニズムは、ハンマーブロックの省略、メイン・スプリングが板バネでなくコイルと実銃とは違っている。しかし昭和47年の設計で、確実な作動を約束し、玩具としてのコストをおさえるというアイデア溢れるものである。開発は小林太三氏。
シリンダーサイズ、カートリッジはMGCのM29と同じである。マルベリーフィールドの41マグナム・スーパーカートリッジは、弾頭部分を外せばシリンダーに装填出来る。
これもハイパト41マグナム、と考えていいと思う。
44口径(直径約11mm)ということになっているのに、41口径(直径約10mm)しか装填できないのは、ABS樹脂で、強度を確保する為にシリンダーの肉厚を増やしている為。
シューターワン用MGキャップ。当時、シューターワンを持っていないのにこれを買ったのは、マズル・フラッシュが派手に出るから。でも結局、撃たずじまい。今となってはレアかな?
サービスタイプの木製グリップが欲しいところだが、中々見つかる物でもなさそうだし、プレミアついてそうだ。でも、これはプラ・グリップのままでも良いかなとも思える。
MARUさんの「いつもの店」には、まだこのような商品が眠っていたりする。まだMGCの○○○が、倉庫にあるようだし。場所が私の実家から、車で1時間位のところだったりする。この店も実家にいるころに存在を知っていればな~と。
この記事の作成にあたり「MGCMC BONDCHOP」http://homepage2.nifty.com/mgcmc/
を参考にしました。大変、楽しいサイトなのですが、現在休止中なのが残念です。